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# 高い MAC アドレスのを持つスイッチ
 
# 高い MAC アドレスのを持つスイッチ
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この質問の例では既設のほうがスイッチ優先度が低い or 高い MAC アドレスを持っていたと考えられます。
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この質問の例では以下の条件に当てはまったと考えられます。
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* 既設のほうがスイッチ優先度が低い
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* スイッチ優先度は同じだが、新しいスイッチが高い MAC アドレスを持っていた
    
Active が複数台ある場合、電源 On の状態でスタックケーブルをつなぐのは、非推奨です。
 
Active が複数台ある場合、電源 On の状態でスタックケーブルをつなぐのは、非推奨です。
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電源 Off 状態でスタックケーブルを接続、電源 On するのが推奨です。
 
電源 Off 状態でスタックケーブルを接続、電源 On するのが推奨です。
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* 起動時にスタックケーブル経由で Active スイッチを探して、Standby や Member で起動します。
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* 起動時にスタックケーブル経由で Active スイッチを探し (SDP : Stack Discovery Protocol) て、Standby や Member で起動します。
    
=== リファレンス ===
 
=== リファレンス ===
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スイッチによくあるポートミラーリングです。ASIC でパケットをミラーリングする機能で、destination ポートに PC を接続し、PC の Wireshark でキャプチャします。
 
スイッチによくあるポートミラーリングです。ASIC でパケットをミラーリングする機能で、destination ポートに PC を接続し、PC の Wireshark でキャプチャします。
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Catalyst 9000 では ACL SPAN が実装されており、ACL でフィルタリングしたパケットのみキャプチャすることが可能です。PC は通常 1G のため、10G 以上はフィルタしてキャプチャします。
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Catalyst 9000 では ACL SPAN が実装されており、ACL でフィルタリングしたパケットのみキャプチャすることが可能です。PC は通常 1G のため、10G 以上は 1G の PC でキャプチャしきれないため、ACL でフィルタしてキャプチャします。
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* フィルタリングで重要なパケットを取得対象から外してしまう可能性があります
    
深刻なトラブルの場合は、専用機ですべてキャプチャさせます。
 
深刻なトラブルの場合は、専用機ですべてキャプチャさせます。
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基本的にはスイッチで使用できる機能のため、ルータではサポートされません。
 
基本的にはスイッチで使用できる機能のため、ルータではサポートされません。
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* Unknown Unicast を Flood やブロードキャストするのと一緒で、パケットコピーする機能が ASIC に存在する
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* Unknown Unicast を Flood やブロードキャストするのと一緒で、パケットを別ポートにコピーする機能が ASIC に存在する
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* ルータは通常 ASIC を搭載せず、あってもスイッチとは異なる実装を持つ
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destination interface を指定したポートは、他のポートと通信できなくなるため、注意が必要。<syntaxhighlight lang="diff">
 
destination interface を指定したポートは、他のポートと通信できなくなるため、注意が必要。<syntaxhighlight lang="diff">
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  Install will reload the system now!]</code> </ref>
 
  Install will reload the system now!]</code> </ref>
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* そもそも install コマンドの最後に commit をつけてバージョンアップする
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* そもそも install コマンドの最後に commit をつけて確定バージョンアップする
 
* バージョンアップ後に show install summary で Uncommitted になっていないか確認する
 
* バージョンアップ後に show install summary で Uncommitted になっていないか確認する
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SFP-10G-T-X supports 100Mbps/1G/10G speeds based on auto negotiation with the peer device. You cannot force speed settings from the transceiver.</ref>
 
SFP-10G-T-X supports 100Mbps/1G/10G speeds based on auto negotiation with the peer device. You cannot force speed settings from the transceiver.</ref>
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* C9300 はアップリンク モジュールを含め、2024/04 現在サポートされていません
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** 最新情報は [https://tmgmatrix.cisco.com/ Cisco Optics-to-Device Compatibility Matrix] を参照してください
    
=== ブレークアウト ===
 
=== ブレークアウト ===
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=== GLC-T 関係 ===
 
=== GLC-T 関係 ===
10G ポートに GLC-T を挿した場合、1 Gbps で動作するため、10/100 Mbps では基本的に動作しません。
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1 or 10G ポートに GLC-T を挿した場合、1 Gbps で動作するため、10/100 Mbps では基本的に動作しません。
    
10/100 Mbps に対応しているか、リリースノートで確認する必要があります。
 
10/100 Mbps に対応しているか、リリースノートで確認する必要があります。
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* 参考 : [[イーサネット トランシーバ TIPS]]
 
* 参考 : [[イーサネット トランシーバ TIPS]]
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この件についての Optics Compatibility Matrix は情報が間違っているため、エビデンスになりません。
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この件についての [https://tmgmatrix.cisco.com/ Optics Compatibility Matrix] は情報が間違っているため、エビデンスになりません。
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また、Silicon One ASIC (9500X , 9600X) の場合、10G 以降のみ対応します。1G 以前はリンクアップしません。
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また、Silicon One ASIC (9500X , 9600X) の場合、10G 以降のみ対応します。5G 以前はリンクアップしません。
    
== FAQ ==
 
== FAQ ==
    
=== Q1 : Catalyst 3850 / 9000 で QoS の統計情報を取得すると、カウンターの増え方が大きいのはなぜですか ? ===
 
=== Q1 : Catalyst 3850 / 9000 で QoS の統計情報を取得すると、カウンターの増え方が大きいのはなぜですか ? ===
A1 : バイト数をカウントするため、値が大きいからです。他のプラットフォームではパケット数のため、比較すると大きい値がカウントされます。
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A1 : バイト数をカウントするため、値が大きいからです。他のプラットフォームではフレーム数のため、比較すると大きい値がカウントされます。
    
MTU 1500 の場合 1 フレームは最大 1522 バイトとなるため、フレーム数カウントと比較して 64 - 1500 倍の比率で大きくなります。
 
MTU 1500 の場合 1 フレームは最大 1522 バイトとなるため、フレーム数カウントと比較して 64 - 1500 倍の比率で大きくなります。
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他のプラットフォームと動作を合わせたい場合など、IOS-XE 16.6.3- 以降では CSCve59640 の変更により、qos queue-stats-frame-count コマンドでフレーム単位のカウンターに変更できます。 <ref>Catalyst 3650 / Catalyst 3850 / Catalyst 9000 :「qos queue-stats-frame-count」コマンドについて https://community.cisco.com/t5/%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A3-%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88/catalyst-3650-catalyst-3850-catalyst-9000-qos-queue-stats-frame/ta-p/4270480</ref>
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他のプラットフォームと動作を合わせたい場合は、CSCve59640 の変更により IOS-XE 16.6.3- 以降で、qos queue-stats-frame-count コマンドでフレーム単位のカウンターに変更できます。 <ref>Catalyst 3650 / Catalyst 3850 / Catalyst 9000 :「qos queue-stats-frame-count」コマンドについて https://community.cisco.com/t5/%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A3-%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88/catalyst-3650-catalyst-3850-catalyst-9000-qos-queue-stats-frame/ta-p/4270480</ref>
    
=== Q2 : ip default-gateway と ip route 0.0.0.0 はどちらを使うのが正しいですか ? ===
 
=== Q2 : ip default-gateway と ip route 0.0.0.0 はどちらを使うのが正しいですか ? ===

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