差分

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編集の要約なし
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=== テスト項目を書きましょう ===
 
=== テスト項目を書きましょう ===
設定した機能が、設計したとおりに動作するかテストします
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設定した機能が、設計したとおりに動作するかテストします。
    
=== エビデンスを取得しましょう ===
 
=== エビデンスを取得しましょう ===
作成したコンフィグについて、動作確認に使う show コマンドを調べましょう
+
作成したコンフィグについて、動作確認に使う show コマンドを調べましょう。
    
== コンフィグ投入 ==
 
== コンフィグ投入 ==
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=== 追加 ===
 
=== 追加 ===
意図した箇所に追加されるか
+
意図した箇所に追加されるか。
   −
既存の設定を書き換え (変更され) ないか
+
既存の設定を書き換え (変更され) ないか。
    
=== 削除 ===
 
=== 削除 ===
意図した行・オプションが削除されるか
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意図した行・オプションが削除されるか。
    
=== 変更 ===
 
=== 変更 ===
変更時にトラフィックへ影響がないか
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変更時にトラフィックへ影響がないか。
    
== コンフィグ変更の例 ==
 
== コンフィグ変更の例 ==
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== show running-config に現れない設定 ==
 
== show running-config に現れない設定 ==
保守交換、コンフィグ流用時など、よく確認する必要があります。
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show running-config を同じにすれば基本的に同じ動作になるのが Cisco の良いところですが、show running-config に出てこない設定が存在します。
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保守交換、コンフィグ流用時などには、よく確認する必要があります。
    
キャパシティ変更系・Stack 系・VSS 系のコマンドは、ROMMON に書き込まれるため、show running-config に出てこない場合が多いです。
 
キャパシティ変更系・Stack 系・VSS 系のコマンドは、ROMMON に書き込まれるため、show running-config に出てこない場合が多いです。
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=== Stack / VSS ===
 
=== Stack / VSS ===
スイッチ番号は ROMMON の環境変数に書き込まれる
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スイッチ番号は ROMMON の環境変数に書き込まれます。
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VSS は VSL のポート番号が ROMMON に書き込まれており、起動時に接続した Active 機へコンフィグを読み込みに行きます。
    
=== ルータ & スイッチ ===
 
=== ルータ & スイッチ ===
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HSEC など PAK 系ライセンスのインストール
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SSH 接続用 RSA キー : crypto key generate rsa
 
SSH 接続用 RSA キー : crypto key generate rsa
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=== 検証で作成 ===
 
=== 検証で作成 ===
実機で実際にコンフィグを投入して作成
+
実機で実際にコンフィグを投入して作成。
   −
仮想環境でコンフィグを投入して作成
+
仮想環境でコンフィグを投入して作成。
    
=== 机上で作成 ===
 
=== 机上で作成 ===
ドキュメントで確認
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ドキュメントで確認。
    
* '''コンフィギュレーションガイド'''
 
* '''コンフィギュレーションガイド'''
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* リリースノート
 
* リリースノート
   −
Google で検索して見つかったコンフィグを、'''そのまま流用しない'''こと
+
Google で検索して見つかったコンフィグを、'''そのまま流用しない'''こと。
    
* 障害になった時に、お客様へ説明できません
 
* 障害になった時に、お客様へ説明できません
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* 「コンフィギュレーションガイドの通りに設定しましたが、S/W 不具合でトラフィックが失われました」 -> S/W 不具合の責任
 
* 「コンフィギュレーションガイドの通りに設定しましたが、S/W 不具合でトラフィックが失われました」 -> S/W 不具合の責任
   −
Google の検索結果はあくまで参考に、コンフィギュレーション ガイドを尊重します
+
Google の検索結果はあくまで参考に、コンフィギュレーション ガイドを尊重します。
    
== コピー & ペースト ==
 
== コピー & ペースト ==
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show running-config で表示されないデフォルトコンフィグは、show running-config all で表示可能です。
 
show running-config で表示されないデフォルトコンフィグは、show running-config all で表示可能です。
   −
ただし表示されないコンフィグも存在します。
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ただし all でも表示されないコンフィグは存在します。
    
== プラットフォーム依存・非依存 ==
 
== プラットフォーム依存・非依存 ==
コンフィグは大きくわけて 2 種類の違いがあります
+
コンフィグは大きくわけて 2 種類の違いがあります。
    
=== 機種 (プラットフォーム) によってコンフィグの書き方が異なるコンフィグ ===
 
=== 機種 (プラットフォーム) によってコンフィグの書き方が異なるコンフィグ ===
主にハードウェアに依存する機能
+
主にハードウェアに依存する機能。
    
=== 機種が変わっても書き方が一緒のコンフィグ ===
 
=== 機種が変わっても書き方が一緒のコンフィグ ===
主にソフトウェアに依存する機能
+
主にソフトウェアに依存する機能。
    
=== プラットフォーム依存の例 ===
 
=== プラットフォーム依存の例 ===
Stack / VSS
+
基本的には ASIC などハードウェアに依存する機能が該当します。
 
  −
QoS (Router・Cat4k/3k(IOS-XE) : MQC / Cat2k  : MLS QoS)
     −
インターフェース ID
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* Stack / VSS
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* QoS (Router・Cat4k/3k(IOS-XE) : MQC / Cat2k  : MLS QoS)
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* インターフェース ID
    
=== プラットフォーム非依存の例 ===
 
=== プラットフォーム非依存の例 ===
ルーティング プロトコル (RIP / OSPF / BGP)
     −
管理系 (syslog / SNMP / NTP)
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* ソフトウェアで実装される機能が主に該当します。
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* ルーティング プロトコル (RIP / OSPF / BGP)
 +
* 管理系 (syslog / SNMP / NTP)
    
=== IOS 共通のコード ===
 
=== IOS 共通のコード ===
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== 比較チェック ==
 
== 比較チェック ==
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Winmerge で差分比較を行い、コンフィグの妥当性を確認、有識者を交えてレビューを行います。
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医者で言う症例カンファレンスですね。
    
=== 実績のある、類似案件のコンフィグと比較 ===
 
=== 実績のある、類似案件のコンフィグと比較 ===
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=== Stack / VSS で 1 号機と 2 号機のポートを比較 ===
 
=== Stack / VSS で 1 号機と 2 号機のポートを比較 ===
 +
差分が出ないのが正解なのか、差分が出るのが正解なのか、判断できなければなりません。
    
==== VSS 1 号機 ====
 
==== VSS 1 号機 ====
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   <<< 2 号機で shutdown 忘れ
 
   <<< 2 号機で shutdown 忘れ
 
!
 
!
</syntaxhighlight>
+
</syntaxhighlight>上記の例では Port-Channel 番号は同一なのが正しく、description は異なるのが正しいです。
    
== 文字列のバッドプラクティス ==
 
== 文字列のバッドプラクティス ==

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