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=== 入力ツールセット ===
 
=== 入力ツールセット ===
信頼
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==== 信頼 ====
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Cisco Catalyst 9000 ファミリ スイッチでは、すべての入力パケットの DSCP は、デフォルトで信頼されます。ポリシーでマーキングが変更されない限り、パケット着信時のマーキングは変更されません。これは古い世代のプラットフォームでは望ましくなく、Cisco Catalyst 3750 シリーズの用に、MPLS QoS を有効にすると、すべての入力トラフィックが非信頼と (ToS / EXP などが) 0 にマークダウンされてしまいます。Cisco Catalyst 9000 プラットフォームでは、ポリシーで変更しない限り、すべてのマーキングは保持されます。
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==== 条件付き信頼 ====
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Cisco Catalyst 9000 ファミリ スイッチは条件付き信頼をサポートし、特定のタイプ・オブ・サービス (ToS) を信頼します。ポート レベルで設定できる信頼デバイス コマンドは、この機能を容易にします。信頼デバイスコマンドがポートに適用されると、ポートは信頼されたデバイスのみ信頼するようになります。他のデバイスから送信されたパケットは、信頼されず、DSCP , IP プレシデンス , CoS は 0 にリマーキングされます。<syntaxhighlight lang="c">
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interface <interface name>
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description IP Phone
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switchport access vlan 99
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switchport mode access
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trust device cisco-phone
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</syntaxhighlight>条件付き信頼は、1 つのタイプのみポートで有効化できます。しかし、複数のデバイスが 1 つのポートに接続する可能性があるため、その場合は同時に複数のデバイスについて、条件付き信頼を有効にすることはできません。
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例えば、IP 電話がスイッチに接続され PC が電話に接続される場合があります。IP 電話は信頼デバイスとして設定されますが、PC はそうではありません。これはモバイル環境で信頼をプロビジョニングする際に問題となる可能性があります。次の例を考えてみましょう。:
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* ポート A は接続された機器を信頼に設定され、初期は IP 電話です。
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* ポート B は接続された機器を非信頼に設定され、初期は PC です。
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移動するため、反対のポートに機器を接続しなおします。この移動によって IP 電話 (現在は非信頼のポート B に接続されている) から発信されたボイス・オーバー・IP (VoIP) の品質が損なわれてしまい、PC (現在は信頼のポート A に接続されている) によって、意図的・計画的な QoS の悪用にネットワークが利用されてしまいます。[[ファイル:C90-QoS-15.png|なし|フレーム|画像 15. ポリサーの動作]]
 
[[ファイル:C90-QoS-16.png|なし|フレーム|画像 16. ポリサー トークンが満ちる間隔]]
 
[[ファイル:C90-QoS-16.png|なし|フレーム|画像 16. ポリサー トークンが満ちる間隔]]
 
[[ファイル:C90-QoS-17.png|なし|フレーム|画像 17. UADP ASIC のポリサーのタイプ]]
 
[[ファイル:C90-QoS-17.png|なし|フレーム|画像 17. UADP ASIC のポリサーのタイプ]]

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