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# イーグレス・フォワーディング・コントローラ (EFC) による、出力分類、ポリシング、マーキングが動作
 
# イーグレス・フォワーディング・コントローラ (EFC) による、出力分類、ポリシング、マーキングが動作
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画像 12. は 4 つのパートの描写です。それぞれのステップは後のセクションで詳細を記載します。[[ファイル:C90-QoS-12.png|なし|フレーム|画像 12. ASIC ブロックごとの QoS ツール]]The ASIC provides hardware resources to process the packets; its scale numbers are provided in Appendix B.
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画像 12. は 4 つのパートの描写です。それぞれのステップは後のセクションで詳細を記載します。[[ファイル:C90-QoS-12.png|なし|フレーム|画像 12. ASIC ブロックごとの QoS ツール]]ASIC はパケットを処理するための、ハードウェア リソースを提供します。スケールの数は、付録 B で提供します。
 
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ASIC はパケットを処理するための、ハードウェア リソースを提供します。スケールの数は、付録 B で提供します。
      
=== モジュラー・クオリティ・オブ・サービス コマンド-ライン (MQC) モデル ===
 
=== モジュラー・クオリティ・オブ・サービス コマンド-ライン (MQC) モデル ===
The MQC model is a standard way of configuring QoS across different product lines. Cisco Catalyst 9000 family switches use the same MQC model as a structured way to configure the different QoS tools such as policers, shapers, traffic remarking features, etc.
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MQC モデルは、異なる機種を横断して、標準的に QoS を設定する方法です。Cisco Catalyst 9000 ファミリ スイッチは、ポリサー、シェイパー、トラフィック リマーキング機能など、異なる QoS ツールを設定するために、構造化された方法として、同じ MQC モデルを使用します。
 
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Every MQC policy is based on a class map, a policy map, and an interface target where the policy map will be attached. Figure 13 shows an MQC policy structure.
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MQC モデルは、異なる機種を横断して、標準的に QoS を設定する方法です。Cisco Catalyst 9000 ファミリ スイッチは、ポリサー、シェイパー、トラフィック リマーキング機能など、異なる QoS ツールを設定するために、構造化された方法として、同じ MQC モデルを使用します。
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すべての MQC ポリシーは、インターフェースに適用されるポリシー マップ、クラス マップがベースになっています。画像 13. は MQC ポリシー構造を示しています。[[ファイル:C90-QoS-13.png|なし|フレーム|画像 13. MQC ポリシーの仕組み]]画像 14. は、QoS ポリシーのサンプルを示しています。[[ファイル:C90-QoS-14.png|なし|フレーム|画像 14. MQC サンプル ポリシー]]The QoS tools can be categorized as ingress and egress, as shown earlier in Figure 12. In that figure, parts 1 and 2 depict the ingress tools, and parts 3 and 4 depict the egress tools. The two QoS tool sets are discussed in the sections that follow. A combination of these tools can be used to achieve the desired quality of service.
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QoS ツールは前に画像 12. に示したように、入力と出力で分類することが可能です。その画像ではパート 1 と 2 が入力ツールを描写しており、3 と 4 が出力ツールを描写しています。2 つの QoS ツールセットは、後述のセクションで議論します。これらのツールの組み合わせが、望まれるクオリティ・オブ・サービスを目的として、使用することができます。
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すべての MQC ポリシーは、インターフェースに適用されるポリシー マップ、クラス マップがベースになっています。画像 13. は MQC ポリシー構造を示しています。[[ファイル:C90-QoS-13.png|なし|フレーム|画像 13. MQC ポリシーの仕組み]]画像 14. は、QoS ポリシーのサンプルを示しています。[[ファイル:C90-QoS-14.png|なし|フレーム|画像 14. MQC サンプル ポリシー]]QoS ツールは前に画像 12. に示したように、入力と出力で分類することが可能です。その画像ではパート 1 と 2 が入力ツールを描写しており、3 と 4 が出力ツールを描写しています。2 つの QoS ツールセットは、後述のセクションで議論します。これらのツールの組み合わせが、望まれるクオリティ・オブ・サービスを目的として、使用することができます。
    
=== 入力ツールセット ===
 
=== 入力ツールセット ===
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==== 条件付き信頼 ====
 
==== 条件付き信頼 ====
      
Cisco Catalyst 9000 ファミリ スイッチは条件付き信頼をサポートし、特定のタイプ・オブ・サービス (ToS) を信頼します。ポート レベルで設定できる信頼デバイス コマンドは、この機能を容易にします。信頼デバイスコマンドがポートに適用されると、ポートは信頼されたデバイスのみ信頼するようになります。他のデバイスから送信されたパケットは、信頼されず、DSCP , IP プレシデンス , CoS は 0 にリマーキングされます。<syntaxhighlight lang="c">
 
Cisco Catalyst 9000 ファミリ スイッチは条件付き信頼をサポートし、特定のタイプ・オブ・サービス (ToS) を信頼します。ポート レベルで設定できる信頼デバイス コマンドは、この機能を容易にします。信頼デバイスコマンドがポートに適用されると、ポートは信頼されたデバイスのみ信頼するようになります。他のデバイスから送信されたパケットは、信頼されず、DSCP , IP プレシデンス , CoS は 0 にリマーキングされます。<syntaxhighlight lang="c">
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* リライト : 着信パケットは設定されたテーブル マップに応じて書き換えられます
 
* リライト : 着信パケットは設定されたテーブル マップに応じて書き換えられます
 
* マッピング : セットされたポリシーの代わりに、テーブル マップ ベースのポリシーが使用可能です
 
* マッピング : セットされたポリシーの代わりに、テーブル マップ ベースのポリシーが使用可能です
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To summarize, trust, classification, policing, and marking are tools that are applied on the ingress forwarding path, as defined in step 1 of Figure 12, “QoS tools per ASIC block.” These tools define the ingress QoS tool set. This section has provided MQC policy examples of how to use the tools.
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The next section discusses step 2 of Figure 12, queuing to the stack interface.
      
まとめると、信頼、クラシフィケーション、ポリシング、マーキングは入力転送パスで適用されるツールで、画像 12. のステップ 1 から定義された、"ASICを ブロックごとの QoS ツール" です。これらのツールは入力 QoS ツール セットを定義します。このセクションでは、ツールの使用方法として、MQC ポリシーの例を提供します。
 
まとめると、信頼、クラシフィケーション、ポリシング、マーキングは入力転送パスで適用されるツールで、画像 12. のステップ 1 から定義された、"ASICを ブロックごとの QoS ツール" です。これらのツールは入力 QoS ツール セットを定義します。このセクションでは、ツールの使用方法として、MQC ポリシーの例を提供します。
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==== 出力キューイングとスケジューリング ====
 
==== 出力キューイングとスケジューリング ====
The egress port scheduler is another QoS tool that provides multiple port queues and buffer and queue thresholds. The scheduler is used to prioritize the sequence in which packets leave the interface. Every packet is placed in a queue with a different priority. The queue system works very similarly to a local grocery store that has a general queue as well as an “express” queue for people with only a few items. Figure 19 illustrates express/priority and regular queues.
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出力ポート スケジューラは、複数ポートのキューとバッファとキューしきい値を提供するもう一つの QoS ツールです。スケジューラはインターフェースからパケットが離れる時、優先順位をつけるために使用されます。すべてのパケットは、異なる優先度によってキューへ振り分けられます。キュー システムは、一般のキューと、アイテムが少ない人のための "特急" キューを持った、地元の食料品店とよく似ています。画像 19. に通常キューと、特急・優先キューのイラストを示します。[[ファイル:C90-QoS-19.png|なし|フレーム|画像 19. 食料品店における行列のタイプの違い]]キュー構造を提供するために、UADP ASIC はイーグレス・キュー・システム (EQS) ブロックを使用します。主要な EQS のコンポーネントは、以下になります。
 
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出力ポート スケジューラは、複数ポートのキューとバッファとキューしきい値を提供するもう一つの QoS ツールです。スケジューラはインターフェースからパケットが離れる時、優先順位をつけるために使用されます。すべてのパケットは、異なる優先度によってキューへ振り分けられます。キュー システムは、一般のキューと、アイテムが少ない人のための "特急" キューを持った、地元の食料品店とよく似ています。画像 19. に一般のキューと、特急・優先キューのイラストを示します。[[ファイル:C90-QoS-19.png|なし|フレーム|画像 19. 食料品店における行列のタイプの違い]]キュー構造を提供するために、UADP ASIC はイーグレス・キュー・システム (EQS) ブロックを使用します。主要な EQS のコンポーネントは、以下になります。
      
* ポート キュー
 
* ポート キュー
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* Q1 の SoftMax は GlobalSoftMin (GblSMin) の 4 倍です
 
* Q1 の SoftMax は GlobalSoftMin (GblSMin) の 4 倍です
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To read the port queue settings, use the command show platform hardware fed [switch] [active] qos queue config interface to display the DTS parameters in buffer units, which were discussed earlier, directly from the switch.
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ポート キュー設定を読みとるには、"'''show platform hardware fed [switch] [active] qos queue config interface"''' コマンドを使用し、前述のバッファの DTS パラメータをスイッチから直接表示させます。[[ファイル:C90-QoS-29.png|なし|フレーム|画像 29. DTS パラメータと CLI の設定を読むためのマッピング]]
 
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ポート キュー設定を読みとるには、"'''show platform hardware fed [switch] [active] qos queue config interface"''' コマンドを使用し、前述のバッファの DTS パラメータをスイッチから直接表示させます。
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[[ファイル:C90-QoS-29.png|なし|フレーム|画像 29. DTS パラメータと CLI の設定を読むためのマッピング]]
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共有プールからポートへバッファの割当を増やすためには、SoftMax しきい値を増やすコマンド "qos queue-softmax-multiplier" を使用します。その最大値は 1200 で、マイクロ バーストを吸収する単一のポート キューの能力が、12 倍になります。このコマンドはポート キューしきい値を向上させ、ポート キューが共有プールから追加バッファを消費できます。共有プールはリースが限られており、それは物理メモリの消費を意味します。従ってすべてのポートがすべてのマイクロ バーストを処理するために、必要なバッファを共有プールから消費できるわけではありません。バッファ共有自体は、同時にスイッチのすべてのポートでマイクロ バーストが発生するわけではないことを、前提としています。もしマイクロ バーストがランダムな瞬間に発生すると、共有バッファはそれらを吸収するために専用の追加バッファを割り当てることができるでしょう。このようにで DTS を使用することによって、UADP ASIC は非常に効率的に PBC を利用できます。
 
共有プールからポートへバッファの割当を増やすためには、SoftMax しきい値を増やすコマンド "qos queue-softmax-multiplier" を使用します。その最大値は 1200 で、マイクロ バーストを吸収する単一のポート キューの能力が、12 倍になります。このコマンドはポート キューしきい値を向上させ、ポート キューが共有プールから追加バッファを消費できます。共有プールはリースが限られており、それは物理メモリの消費を意味します。従ってすべてのポートがすべてのマイクロ バーストを処理するために、必要なバッファを共有プールから消費できるわけではありません。バッファ共有自体は、同時にスイッチのすべてのポートでマイクロ バーストが発生するわけではないことを、前提としています。もしマイクロ バーストがランダムな瞬間に発生すると、共有バッファはそれらを吸収するために専用の追加バッファを割り当てることができるでしょう。このようにで DTS を使用することによって、UADP ASIC は非常に効率的に PBC を利用できます。
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もしキュー使用率が TH0 を超えたとき、キューの使用率を TH0 を下回るまで、このしきい値に該当するように設定された、すべての新しいトラフィックはドロップされます。TH1 も同じように動作しますが、トラフィックのグループが異なる (=優先度が高いため、ドロップが遅らせる) ため、TH0 より大きな値を持っています。明示的に定義されていない QoS 優先度を持つトラフィックは、TH2 と一致するため、キューのテール エンドは自動的に縮小します。
 
もしキュー使用率が TH0 を超えたとき、キューの使用率を TH0 を下回るまで、このしきい値に該当するように設定された、すべての新しいトラフィックはドロップされます。TH1 も同じように動作しますが、トラフィックのグループが異なる (=優先度が高いため、ドロップが遅らせる) ため、TH0 より大きな値を持っています。明示的に定義されていない QoS 優先度を持つトラフィックは、TH2 と一致するため、キューのテール エンドは自動的に縮小します。
 
[[ファイル:C90-QoS-30.png|なし|フレーム|画像 30. 1 つのポートの WTD しきい値]]
 
[[ファイル:C90-QoS-30.png|なし|フレーム|画像 30. 1 つのポートの WTD しきい値]]
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