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* 例) C9500-40X-2Q は 10G x 40 の通常ポートと、40G x2 のアップリンクポートを持つ
 
* 例) C9500-40X-2Q は 10G x 40 の通常ポートと、40G x2 のアップリンクポートを持つ
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=== ブレークアウト ===
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=== ブレイクアウト ===
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==== ブレークアウト ケーブル ====
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==== ブレイクアウト ケーブル ====
40G や 100G ポートは一部の規格で複数の波長を束ねているため、複数の物理ポートに分解 (=ブレークアウト) して使用することができます。
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40G や 100G ポートは一部の規格で複数の波長を束ねているため、複数の物理ポートに分解 (=ブレイクアウト) して使用することができます。
    
10 / 25G を 48 ポート持つ機器よりも、40 / 100G を 32 ポート持つ機器のほうが、4 x 32 ポート = 128 ポートの 10 / 25G ポートを持てます。
 
10 / 25G を 48 ポート持つ機器よりも、40 / 100G を 32 ポート持つ機器のほうが、4 x 32 ポート = 128 ポートの 10 / 25G ポートを持てます。
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* 実際にはハードウェア制限で、すべてのポートはブレークアウトできないケースが多い
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* 実際にはハードウェア制限で、すべてのポートはブレイクアウトできないケースが多い
* アップリンクやわたりリンクは 40 / 100G で使うことが多いため、全ポートをブレークアウトする必要は少ない
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* アップリンクやわたりリンクは 40 / 100G で使うことが多いため、全ポートをブレイクアウトする必要は少ない
    
[[ファイル:Breakout-cable.jpg|代替文=Breakout-cable|なし|フレーム|Breakout-cable 出典 : fs.com]]
 
[[ファイル:Breakout-cable.jpg|代替文=Breakout-cable|なし|フレーム|Breakout-cable 出典 : fs.com]]
例えば 40G-SR4 は 10G-SR の 2 芯を 4 セット束ねて使う規格であるため、ハードウェアが対応する場合はブレークアウトで 10G x4 として使用できます。
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例えば 40G-SR4 は 10G-SR の 2 芯を同一波長で 4 セット束ねて 8 芯を使う規格であるため、ハードウェアが対応する場合はブレイクアウトで 10G x4 として使用できます。
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==== ブレークアウト パッチパネル ====
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==== ブレイクアウト パッチパネル ====
本数が多い場合は、ブレークアウト パッチパネルを使用するのが推奨です。
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本数が多い場合は、ブレイクアウト パッチパネルを使用するのが推奨です。
 
[[ファイル:Modular-patch-panel.jpg|代替文=Modular-patch-panel|なし|フレーム|Modular-patch-panel 出典 : fs.com]]
 
[[ファイル:Modular-patch-panel.jpg|代替文=Modular-patch-panel|なし|フレーム|Modular-patch-panel 出典 : fs.com]]
 
遠くのラックに配線する場合は、8 芯を配線するよりも MPO-12 で配線したほうが、本数を減らすことが可能です。
 
遠くのラックに配線する場合は、8 芯を配線するよりも MPO-12 で配線したほうが、本数を減らすことが可能です。
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また、10G x N から速度を変更したいときは、そのまま MPO-12 ケーブルで 100G x 1 に変更することができます。2024 年現在、大規模事業者は DC スイッチに 100G-CWDM4 + SMF を使用することが多いため、MPO-12 を使用する事例は少ないかもしれません。
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== ブレイクアウトの制限 ==
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=== 対応機種 ===
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2024 年 IOS-XE 17.12.x の時点で、対応する機種は以下になります。
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==== Switch Models ====
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* C9500-12Q
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* C9500-24Q
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* C9500-40X-2Q
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* C9500-16X-2Q
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* C9500-32C
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* C9500X-28C8D
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* C9500X-60L4D
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==== Network Modules ====
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* C9500-NM-2Q
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参考 : [https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/switches/lan/catalyst9500/software/release/17-12/configuration_guide/int_hw/b_1712_int_and_hw_9500_cg/configuring_interface_characteristics.html#breakout_interfaces Breakout Interfaces]
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=== C9500-32C の制限 ===
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32 ポートの内、24 ポートをブレイクアウトに使用可能です。4 の倍数のポートは使用できません。
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* 使用不可 : 4 , 8 , 12 , 16 , 20 , 24 , 28 , 32
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参考 : [https://www.cisco.com/c/ja_jp/td/docs/switches/lan/catalyst9500/hardware/install/b_catalyst_9500_hig/b_catalyst_9500_hig_chapter_01001.html#id_69801 Cisco Catalyst 9500 シリーズ高性能スイッチのポートマッピング]
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== StackWise Virtual の制限 ==
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StackWise Virtual は SVL ポートに使用する際、制限事項を考慮してポートを割り当てる必要があります。
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[[2024-01-24 Cisco StackWise Virtual まとめ]] を確認してください。
    
== 用語 ==
 
== 用語 ==

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