Catalyst 目的別コマンド

提供: hkatou_Lab
2023年7月27日 (木) 12:17時点におけるHkatou (トーク | 投稿記録)による版
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Catalyst で調査するとき、役に立つコマンドをまとめました。

レイヤ 1

リンクダウン・シャットダウンポートをリストアップ

show interfaces status | include notconnect|disabled

移行設計を行う際、空きポートを調べたい状況があります。

| include で表示を絞ることで、未使用のリンクダウン・シャットダウンのポートをリストアップできます。

レイヤ 2

未使用 Vlan か調査し、削除できるか調べたい

show mac address-table dynamic Vlan <Vlan-ID>
show running-config Vlan<Vlan-ID>

複数のポートから受信していない + SVI が無い Vlan は、L2SW として動作していないため、

no vlan で削除できます。

ただしこの判断基準は、常時通信する機器ばかりであること or MAC エージングタイムが長い場合に限ります。

trunk ポートに大量に allowed された Vlan を少なくしたい

configure terminal
vlan <Vlan-ID>
 shutdown
end

vlan は 2-1001 の範囲なら、L2 レベルでシャットダウンすることが可能です。

vlan をシャットダウンすることで、trunk ポートの allowed vlan から

削除したのと同様の効果を得られ、かつ切り戻しが簡単に行なえます。


MAC アドレスが学習されていないが、削除するのが怖い Vlan で使用します。

レイヤ 3

vrf を毎回打つのが面倒なので、ログインしているセッションの vrf 自体を切り替えたい

routing-context vrf <vrf_name>

ping vrf <vrf_name> <dest_ip> などの、vrf <vrf_name> を毎回指定したくないときに使用します。

デフォルト vrf に戻るときは exit で戻ります。

WS-C3560CX 15.2(7)E7 で動作を確認、WS-C3750G 15.0(2)SE11 で未実装を確認しました。

システム

保存されていないコンフィグを調べたい・変更したコンフィグの差分を表示したい

show archive config differences nvram:startup-config system:running-config

startup-config と running-config の差分を表示できます。

出力された場合、設定変更したが保存を忘れている可能性があります。

Cisco IOS / IOS-XE は即時反映のため、Juniper Junos の show | comapre のように

候補コンフィグとの差分表示ではありません。

コンフィグを任意のコンフィグで置換したい・特定のコンフィグに切り戻したい

copy running-config flash:<yymmdd>_<hostname>.cfg
configure replace flash:<yymmdd>_<hostname>.cfg

事前にコンフィグを copy で保存しておき、configure replace で

コンフィグを置換することができます。


Cisco IOS CLI では no コマンドで設定を削除する必要があり、

切り戻しに手間がかかりますが、これを自動で行ってくれます。

CPU を使用しているプロセスを確認したい

Switch#show processes cpu sorted | exclude 0.00%
CPU utilization for five seconds: 0%/0%; one minute: 0%; five minutes: 0%
 PID Runtime(ms)     Invoked      uSecs   5Sec   1Min   5Min TTY Process
 131         218       25084          8  0.15%  0.05%  0.03%   0 SIS Punt Process
 202         118         421        280  0.07%  0.03%  0.01%   0 Exec
 273         139       12529         11  0.07%  0.04%  0.01%   0 IPAM Manager

exclude で 0% のプロセスを除外すると、かなり見やすいです。

vrf に関連するコマンドだけ抜き出したい

show running-config vrf で関連するコンフィグのみを抜き出して表示させることが可能です。

IOS-XE 16.12.09 で確認。

#show running-config vrf

Building configuration...

Current configuration : 415 bytes
vrf definition Mgmt-vrf
 !
 address-family ipv4
 exit-address-family
 !
 address-family ipv6
 exit-address-family
!
!
interface GigabitEthernet0/0
 vrf forwarding Mgmt-vrf
 ip address 10.10.252.16 255.255.255.0
 negotiation auto
!
ip route vrf Mgmt-vrf 0.0.0.0 0.0.0.0 GigabitEthernet0/0 10.10.252.254 name OutOfBand_Management_GW
ip route vrf Mgmt-vrf 10.10.0.0 255.255.0.0 GigabitEthernet0/0 10.10.252.253
!
end