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(12 万円で収まったとは言ってない)
 
(12 万円で収まったとは言ってない)
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[[ファイル:Tky-epyc01-01-front.jpg|サムネイル|400x400ピクセル|tky-epyc01-01-front]]
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[[ファイル:Tky-epyc01-02-left-side.jpg|サムネイル|400x400ピクセル|tky-epyc01-02-left-side]]
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[[ファイル:Tky-epyc01-03-right-side.jpg|サムネイル|300x300ピクセル|tky-epyc01-03-right-side]]
    
== 現状のユースケース ==
 
== 現状のユースケース ==
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筆者はブラウザのタブも多くて 20 くらいしか開かないし、正直デスクトップ向けとして EPYC は微妙だと思う。
 
筆者はブラウザのタブも多くて 20 くらいしか開かないし、正直デスクトップ向けとして EPYC は微妙だと思う。
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== Ryzen 7000 と EPYC 7002 のブロック ダイアグラムの比較 ==
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PCIe レーン数が多いとなぜ良いのか、ブロック ダイアグラムを比較。
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=== H13SAE-MF ブロック ダイアグラム ===
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[[ファイル:H13SAE-MF-block-diagram.png|なし|サムネイル|900x900ピクセル|H13SAE-MF-block-diagram]]
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チップセットに多く接続されるため、高 I/O は不安。25G や 100G NIC を挿すには、PCIe x8 まで or GPU の x16 接続を諦めるのが現実的。
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PC 用途なら特に困らない。主要な部品のみ抜き出すと、以下の構成となる。
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==== H13SAE-MF ブロック ダイアグラム 簡易版 ====
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<syntaxhighlight lang="diff">
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Ryzen 7000
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X670
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- PCIe 5.0 Lanes 24 + 4
 +
8 ----------- x16
 +
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 +
        +-------+
 +
        |
 +
8 --- MUX --- x 8
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4 M.2
 +
4 M.2
 +
4
 +
|
 +
B650 Chipset
 +
1 : LAN1
 +
1 : LAN2
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4 : 1 PCIe 4.0 x4
 +
1 : BMC AST2600
 +
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</syntaxhighlight>
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=== H11SSL ブロック ダイアグラム ===
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[[ファイル:H11SSL-Block-Diagram.png|なし|サムネイル|900x900ピクセル|H11SSL-Block-Diagram]]
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EPYC はチップセットが存在しない (=IOD で内蔵されている) ため、ほぼすべての機器が CPU 直結となっている。
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 +
==== H11-SSL ブロック ダイアグラム 簡易版 ====
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<syntaxhighlight lang="diff">
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EPYC 2nd gen + H11
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- PCIe 3.0 Lanes 96
 +
IOD
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48 : 3 PCIe x16
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24 : 3 PCIe x8
 +
4 : M.2
 +
1 : BMC AST2500
 +
1 : LAN1
 +
2 : LAN1
 +
1 : USB2.0 Header
 +
1 : USB3.0 Rear
 +
1 : USB3.0 Type A
 +
1 : TUSB7340 USB Contoller
 +
8 : SAS
 +
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</syntaxhighlight>PCIe レーン数多すぎ。。
    
== 他のハードウェアを選定しなかった理由 ==
 
== 他のハードウェアを選定しなかった理由 ==
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** 多い VRM フェーズ数で高クロック狙うわけでは無いし・・・
 
** 多い VRM フェーズ数で高クロック狙うわけでは無いし・・・
 
* Socket AM5 の DDR5 でコスト・帯域幅のメリットを享受できるのは、まだまだ先
 
* Socket AM5 の DDR5 でコスト・帯域幅のメリットを享受できるのは、まだまだ先
* PCIe のレーン数が 24 と少ない
+
* PCIe のレーン数が 24 + 4 と少ない
 
* 8 コアより多いと CPU が高すぎる
 
* 8 コアより多いと CPU が高すぎる
 
** 中古ならありだったかも
 
** 中古ならありだったかも
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=== 16 コア + 64GB メモリ搭載機として安価 ===
 
=== 16 コア + 64GB メモリ搭載機として安価 ===
CPU / MB / メモリ / NVMe / ケース / 電源の最小構成で 10 万円程度から。
+
CPU / MB / メモリ / NVMe / ケース / 電源の最小構成で 12 万円程度から。
   −
OS / GPU を足しても 12 万円程度。
+
OS / 格安 GPU を足しても 14 万円程度。
    
=== 8 スロットで大容量のメモリ + オクタ チャネル (8ch) の高帯域幅 ===
 
=== 8 スロットで大容量のメモリ + オクタ チャネル (8ch) の高帯域幅 ===
312行目: 370行目:     
新品で DDR5 8 枚挿しマザーは価格が高すぎるため、大容量を積みたい場合はコスト面で DDR4 が優位。
 
新品で DDR5 8 枚挿しマザーは価格が高すぎるため、大容量を積みたい場合はコスト面で DDR4 が優位。
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 +
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ただし EPYC の SKU によってはメモリと直結されないコアがあるため、レイテンシが不利になる。
    
=== 豊富な PCIe 帯域幅 ===
 
=== 豊富な PCIe 帯域幅 ===
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Registered は Buffer の分レイテンシは落ちる。
 
Registered は Buffer の分レイテンシは落ちる。
   −
=== PCIe 4.0 に非対応 ===
+
=== PCIe 4.0 , 5.0 に非対応 ===
CPU は対応しているが、マザーボードは非対応品を選択した。(価格が 4 万円高くなる)
+
CPU は 4.0 に対応しているが、マザーボードは 4.0 非対応品を選択した。(4.0 対応は価格が 4 万円高くなる)
    
SSD と NVMe で 500MB/s と 3,500MB/s の差があるが、体感はあまり変わらないため、PCIe 3.0 -> 4.0 も体感は難しいと判断。
 
SSD と NVMe で 500MB/s と 3,500MB/s の差があるが、体感はあまり変わらないため、PCIe 3.0 -> 4.0 も体感は難しいと判断。
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H12 は PCIe 4.0 だが、6 -> 10 万円程度に上がるため、投資コストを回収できないと判断してやめた
 
H12 は PCIe 4.0 だが、6 -> 10 万円程度に上がるため、投資コストを回収できないと判断してやめた
 
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|マザー
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|マザー ボード (MB)
 
|SuperMicro
 
|SuperMicro
 
|[https://www.supermicro.com/en/products/motherboard/H11SSL-C MBD-H11SSL-C]
 
|[https://www.supermicro.com/en/products/motherboard/H11SSL-C MBD-H11SSL-C]
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|39,191
 
|39,191
 
|Stable Diffusion は RTX3060 + 12GB が入門用に向いているらしい
 
|Stable Diffusion は RTX3060 + 12GB が入門用に向いているらしい
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長さがケースに収まるか、確認して購入した
 
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|GPUサポート
 
|GPUサポート
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|12,980
 
|12,980
 
|グリス・L.N.A・追加ファン用クリップなどが付属
 
|グリス・L.N.A・追加ファン用クリップなどが付属
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高さがケースに収まるか、確認して購入した
 
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|CPU グリス
 
|CPU グリス
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|ケース Q500L に付属
 
|ケース Q500L に付属
L.N.A. で回転数低下
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L.N.A. で回転数低下させた
 
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|ファン関係
 
|ファン関係

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