「2023-10-13 JANOG52.5 参加レポート」の版間の差分
37行目: | 37行目: | ||
== IOWN Open APNを(簡単に)紐解いてみよう! == | == IOWN Open APNを(簡単に)紐解いてみよう! == | ||
+ | NTT-East 山田 大輔さん「ガンダムとナイトライダーを作りたいので NTT-East に入った。」 | ||
+ | |||
+ | IOWN Gbloal Forum という場所で議論されている内容がベースになった資料。 | ||
+ | |||
+ | === 光電融合デバイス === | ||
+ | チップ感を光伝送にしたり、チップ内の信号処理を光で行う機器のこと。 | ||
+ | |||
+ | === そもそも IOWN って何よ ? === | ||
+ | '''I'''nnovative '''O'''ptical and '''W'''ireless '''N'''etwork の略で、オールフォトニクス・ネットワーク・デジタルツイン・コンピューティング、コグニティブ・ファウンデーションをコンセプトにしたもの。 | ||
+ | |||
+ | APN = '''A'''ll '''P'''hotonics '''N'''etwork の略で、E/O , O/E 変換をなくして、光でエンドツーエンド通信を行い、以下を実現する。 | ||
+ | |||
+ | * 低遅延 | ||
+ | * 低消費電力 | ||
+ | * 大容量 | ||
+ | |||
+ | === キーワード === | ||
+ | |||
+ | ==== WDM = '''Wave''' Length '''D'''ivision '''M'''ultiplexing ==== | ||
+ | |||
+ | * 光信号の多重化 | ||
+ | |||
+ | ==== ROADM = '''R'''econfigurable '''O'''ptical '''A'''dd/'''D'''rop '''M'''ultiplexer ==== | ||
+ | |||
+ | * 光の波長を加え (Add) たり、削除 (Drop) したりできる技術 | ||
+ | |||
+ | ==== トランスポンダ ==== | ||
+ | |||
+ | ==== IMDD ==== | ||
+ | |||
+ | ==== デジタル コヒーレント ==== | ||
+ | WSS | ||
+ | |||
+ | === APN を紐解くポイント === | ||
+ | |||
+ | ==== 機能分離と再配置 ==== | ||
+ | |||
+ | * TGI : Transceiver , Gateway , Interchange の機能ごとに分散配置する | ||
+ | * ROADM で一体だったものを分離する | ||
+ | |||
+ | ==== 高度化 ==== | ||
+ | 電気と光の変換が無いため、以下のメリットがある | ||
+ | |||
+ | * 低落縁 | ||
+ | * 低発熱・低電力 | ||
+ | |||
+ | === APN === | ||
+ | 100km を 0.5 ミリ秒の超低遅延で拠点間接続 | ||
+ | |||
+ | APN トランシーバを拠点に置くことで、長距離用の光を直接遠隔地へ飛ばす | ||
+ | |||
+ | * 東販間で E/O , O/E 変換される機器と比較すると、1ms 程度の遅延差が出た | ||
+ | |||
+ | === ユースケース === | ||
+ | 遠隔手術 | ||
+ | |||
+ | 8K 映像配信 | ||
== RPKIのROVを試してみた件2 - 実証実験とガイドライン - == | == RPKIのROVを試してみた件2 - 実証実験とガイドライン - == |
2023年10月13日 (金) 15:33時点における版
2023/10/13 に NetOne Systems さんで開催された、JANOG 52.5 のレポートです。
JANOGオープンマイク
会計について
利益が出ても赤字でも困る
- 会社間での金銭受け渡しが困難
現在の運営委員が、数年先までスケジュールしてしまうのも・・・
- 運営委員がいつまで継続して関われるかわからない部分もある
ストリーミングについて
運営委員から
ストリーミングは JANOG53 で廃止にする方針が出ていたが・・・
今回の 52.5 はストリーミングありに。
JANOG 34 ではセンシティブな内容のときに、配信を途中停止にして、すごい文句がきた。。
昔アーカイブが無い頃は、議事録を公開していたころもあった。
会場の意見
NTT-ME : 若い子はストリーミングを見て、現地に参加してくるフローがあります。
BBT 西野さん : JANOG の広報的な位置づけで良いのでは。両方のセッションに目を通したいときに便利。
mixi : ストリーミング用にスタッフを採用する必要があるため、偏りがあるように思えます。
ストリーミングの会場アンケート
- ストリーミングはあれば良くてライトな期待値が大半だった
- マイクのノーマライズ (音量平滑化) がされてないと聞きづらい
- チューニングが大変
IOWN Open APNを(簡単に)紐解いてみよう!
NTT-East 山田 大輔さん「ガンダムとナイトライダーを作りたいので NTT-East に入った。」
IOWN Gbloal Forum という場所で議論されている内容がベースになった資料。
光電融合デバイス
チップ感を光伝送にしたり、チップ内の信号処理を光で行う機器のこと。
そもそも IOWN って何よ ?
Innovative Optical and Wireless Network の略で、オールフォトニクス・ネットワーク・デジタルツイン・コンピューティング、コグニティブ・ファウンデーションをコンセプトにしたもの。
APN = All Photonics Network の略で、E/O , O/E 変換をなくして、光でエンドツーエンド通信を行い、以下を実現する。
- 低遅延
- 低消費電力
- 大容量
キーワード
WDM = Wave Length Division Multiplexing
- 光信号の多重化
ROADM = Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer
- 光の波長を加え (Add) たり、削除 (Drop) したりできる技術
トランスポンダ
IMDD
デジタル コヒーレント
WSS
APN を紐解くポイント
機能分離と再配置
- TGI : Transceiver , Gateway , Interchange の機能ごとに分散配置する
- ROADM で一体だったものを分離する
高度化
電気と光の変換が無いため、以下のメリットがある
- 低落縁
- 低発熱・低電力
APN
100km を 0.5 ミリ秒の超低遅延で拠点間接続
APN トランシーバを拠点に置くことで、長距離用の光を直接遠隔地へ飛ばす
- 東販間で E/O , O/E 変換される機器と比較すると、1ms 程度の遅延差が出た
ユースケース
遠隔手術
8K 映像配信