「2022-09-30 Edge Router-X を VyOS ベアメタルにリプレース」の版間の差分

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== リプレース後のメリット ==
 
== リプレース後のメリット ==

2022年10月9日 (日) 11:23時点における版

Edge Router-X リプレースの背景

ハードウェア

  • 新品が適価で手に入らないため、壊れたら保守できない (=高価ならしたくない)
  • getic (旧 euro dk) で 1 年以上 Out of Stock (在庫なし)
    • 半導体不足の影響だとしても、長期すぎる
  • 2022/09 現在、Amazon.co.jp で \17,000 , Amazon.com で $110 程度
    • 2019/07 に買ったときは、3 台買って 1 台辺り $58
  • メモリ・ストレージが小さい

ソフトウェア

PPPoE Client の動作が不安定

  • 1 ヶ月に 1 回ほどアクセスできなくなってしまう
  • せめて crash して自動復旧してほしい

OSPF の動作が不安定

  • ルーティングテーブルに載った宛先に、転送してくれない場合がある
  • 再起動で復旧するため、コンフィグのミスではなさそう
  • 時間経過で発生するため、トリガがわからない

L3VPN / L2VPN が遅い

  • L3VPN は最大で -30Mbps 程度
  • ipsec offload すると不安定なのでしたくない

ファームウェアのリリース タイミングがおかしい

  • 開発体制が疑問 以前開発者がやめて長期間新 Ver がリリースされないことがあった
  • 以前 v2.1 で NetFlow を正式に実装というアナウンスが出ていたが、全くリリースされない
  • 1 年に 1 回 Hotfix は出ているが・・・
    • もう少し頻繁に更新したい


Edge Router-X の良かった点

コンパクトで 1U に 2 台を無理なく置ける

OSPF / BGP はまずまず動く

CLI が Juniper + Cisco ライクで使いやすい

IPsec VPN が固定グローバル IP <-> NAT された固定グローバルで組める

軽量・コンパクトで OSPF / BGP がまずまず動くので、今後は検証環境を組むときに使い勝手が良さそう


比較表

ハードウェア ソフトウェア
コンパクト 拡張性 速度 安定性 開発体制 拡張性
Edge Router-X
VyOS VM
VyOS ベアメタル

VyOS ベアメタルの構成

Fujitsu Futro S920 シンクライアント
種類 詳細
シャーシ シンクライアント Mini-ITX
CPU AMD G-Series GX-415GA (1.50 GHz, Quad Core, 2 MB)
メモリ DDR3 4GB
ストレージ mSATA 4GB
シリアルポート RS-232C 9pin x2
オンボード NIC RTL8168g/8111g 1000 Base-T
PCIe 3.0 4x LP Intel PT Quad Port NIC 82571EB/82571GB
OS VyOS 1.4-rolling-202203110317

VyOS ベアメタルの費用

BOM
購入先 価格 個数 合計
Fujitsu Futro S920 eBay 10,969 2 21,939
PCIe ライザーカード

SinLoon PCIE 8X Riser Card

Amazon.co.jp 1,299 2 2,598
Intel PT Quad Port NIC 秋葉原処分場 1,000 2 2,000
合計 26,537

リプレース後のメリット

ハードウェア

  • シリアル コンソール接続が可能になる
  • NIC 変更でパフォーマンスアップ可能
    • i350-T4 で XDP 有効化
    • 10G NIC で NTT フレッツ光クロスに対応
  • PCIe 無線 LAN / WWAN カードで AP / LTE 追加可能
  • ストレージ容量を増加可能

ソフトウェア

  • VyOS の Version 変更が可能になる
  • ストレージ容量を気にせず Tailscale を追加可能

リプレース後のデメリット

ハードウェア

  • ぎりぎり 1U で収まらない

ソフトウェア

  • 今のところなし