2024-11-12 Firepower まとめ
提供:hkatou_Lab
ASA と Firepower の違い
ASA
アプライアンス製品で、レイヤ 4 までのフィルタリング、VPN などが動作する
Firepower
仮想基盤を元にした、プラットフォーム製品となった。
FXOS を仮想基盤として、2 つの動作モードが存在する。
- ASA アプライアンス モード
- レイヤ 4 までのフィルタリング、VPN 機能などを備える
- FTD プラットフォーム モード
- レイヤ 7 までを含み、脅威の監査などを行う
機種によっても動作が異なり、両対応の場合はモード変更を行うことが可能。
また、ASA OS から FXOS , FXOS から ASA OS にログインすることもできる。
- Firepower 1000 シリーズ : ASA アプライアンスモード
- Firepower 2100 シリーズ : ASA アプライアンスモード、FTD プラットフォーム モード
- Firepower 3100 シリーズ : ASA アプライアンスモード、FTD プラットフォーム モード
- Firepower 4100 シリーズ : FTD プラットフォーム モード
- Firepower 9300 シリーズ : FTD プラットフォーム モード
詳細は以下のドキュメントが詳しい。
冗長化
Firepower System: FTD HA: FTD冗長構成の組み方とトラブルシューティング (FMC利用時)
注意するべき内容
Portchannel のステータスが ASA OS から確認できない
ASA では Portchannel を管理せず、仮想基盤である FXOS で管理するようになったため。
Firepower2100-ASA: EtherChannelの設定確認方法
ASA for Firepower2100 シリーズでは、主にFXOSのCLIからEtherchannelの設定確認コマンドを実施します。
電源 off / 再起動は明示的に実施する
Firepower は仮想基盤上で FTD or ASA が動作するようになったため、電源 off , 再起動はコマンドや GUI から明示的に実施する必要があります。
Firepower System: FMCと FTDと FirePOWER Moduleの 再起動手順
Caution:
電源ケーブルの抜き差しや、電源ボタンのOFF/ONでの 再起動や システム停止は避けてください。 設定やデータベース情報などの破損やロストの原因に繋がる恐れがあります。
インターフェース モードのパッシブは LACP の passive と異なり、SPAN でキャプチャすることによるモニター モードを意味する
Cisco Firepower Threat Defense コンフィギュレーション ガイド(Firepower Device Manager バージョン 6.4.0 用)
インターフェイス モード
インターフェイスごとに、次のいずれかのモードを設定できます。
ルーテッド
各レイヤ 3 ルーテッド インターフェイスに、固有のサブネット上の IP アドレスが必要です。通常、これらのインターフェイスをスイッチ、別のルータ上のポート、または ISP/WAN ゲートウェイに接続します。
パッシブ
パッシブ インターフェイスは、スイッチ SPAN(スイッチド ポート アナライザ)またはミラー ポートを使用してネットワーク全体を流れるトラフィックをモニタします。
CLI
FTD / ASA を移動する
FXOS: FTD: OSの構造とコマンドプロンプトの移動方法
FTD から ASA に CLI を変更し、ping 試験を行う
system support diagnostic-cli