2024-10-06 ネットワーク作業の持ち物

提供:hkatou_Lab
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現地作業で構築や切り替えを行う際に、使用する機材についてまとめました。

クルマの使用できない、都市圏のネットワーク エンジニア向けです。

作業 PC

Intel NIC がついている・キーボードが打ちやすい ThinkPad が鉄板の選択肢でした。

  • 最近は RJ-45 ポートがついていないため、他のメーカーが良いかもしれない

ThinkPad は USB -> LAN 変換で妥協するか、有線 LAN のある T14 にする、無線 LAN コンバータといった対処方法があります。

筆者は選べるなら ThinkPad がいいなという程度で、他のメーカーも使用しています。

最近は会社の PC が USB NIC になってしまって、かなしいです。

シリアル コンソール

FTDI 以外は信頼性が低いため、非推奨。

  • Prolific PL2101 : たまに入力位置と表示位置がずれる、本家のドライバが使用できないパチもんが多い
  • NQM CH340 : Windows は使用可能でめちゃくちゃ安いが高ボーレートで不具合の報告あり、Linux では使い物にならない

最近は USB -> D-sub 9pin -> RJ-45 に変換せず、USB -> RJ-45 に直接変換するタイプが多いです。

電源タップ

重たいものが多いため、軽いもので 3-4 個程度のコンセントを備えたものが便利です。

RJ-45 -> D-Sub 9 pin 変換コネクタ

シリアル コンソール ケーブルが RJ-45 の場合に 1 つ持っておくと良いです。

ネットワーク機器側がたまーに D-Sub 9 pin の場合があるので・・・

LAN ケーブル

1-2m のものを複数持っていくと便利で、AWG28 くらいの細径がかさばりません。

  • 足りない場合には JJ で連結して延長します

DC など機器と作業机の距離が遠い場所で作業するときは、別途 15-20m くらいの細径のケーブルを持っていくと良いです。

JJ

LAN ケーブルを延長する部品です。

短いもの数本と JJ を複数持っていくと、多用途に使えて利便性が高いです。

  • LAN ケーブルを 2 本繋げて延長
  • コンソール ケーブルに LAN ケーブルを繋げて延長

ケーブルテスター

LAN ケーブルが正常かどうか確認する機器です。

  • 安価なものはクロスケーブルを検査できないため注意が必要

基本はファシリティ担当の企業で実施 or 出荷メーカーの検査結果表があるため、SE は持っていかないことが多いです。

ネットワーク ハブ

ネットワーク機器に管理接続するために使用します。

USB で給電できると利便性が高いです。

  • 電源ケーブルは地味に重い

ネットワーク スイッチ

トラフィック レートが必要な箇所 + 商用機が足りないところに一時的に使用します。

NetGear の GS-105E など、以下の機能があると便利。

  • ショートフレーム ワイヤレート
  • タグ Vlan
  • QoS

無線 LAN コンバータ

DC で機器と作業場所が遠い場合に使用すると、無線で飛ばせて便利です。

  • 管理 L2SW に無線 LAN コンバータを接続、PC とは 固定で IP を振った無線 LAN で接続

コンバータ自体で DHCP サーバなどは動作させず、ブリッジとして動作させるとお客様の環境に悪影響を及ぼさずにすみます。

電動ドライバー

スイッチを数十台マウントする案件が多い場合は、あったほうが良いです。

Vessel がおすすめ。

静電対策

リストバンドや手袋で、静電気による機器の破損を防ぎます。

乾燥する冬や空調の風が強いところは特に注意が必要です。

筆者はリストバンドよりも手袋を使用しています。

/dev/mount

簡易ラックマウント金具です。

ケージナットの受け皿がつくタイプのラックじゃないと使えないため注意が必要。

Setup.exe

L 字アングルの代わりに仮使用します。1 人で 1U の重量物をマウントするときに便利。

ラックからはみ出るように取り付けると、PC を置くテーブル代わりにもなります。