「Cisco Catalyst 9500 アーキテクチャ ホワイトペーパー」の版間の差分
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=== イントロダクション === | === イントロダクション === | ||
エンタープライズ キャンパス ネットワークは、アクセスレイヤにおいて 802.11ax の導入と、高速に成長するパワフルなエンドポイントにより、かつてないほど大規模な帯域幅の増加要求をサポートするよう、根底からの変化を求められています。アクセスレイヤの帯域幅は、高速側の 25Gbps や 100Gbps に合わせて実際の速度が帯域幅比率を維持できるように、1Gbps から 2.5Gbps , 5Gbps に移行しています。 | エンタープライズ キャンパス ネットワークは、アクセスレイヤにおいて 802.11ax の導入と、高速に成長するパワフルなエンドポイントにより、かつてないほど大規模な帯域幅の増加要求をサポートするよう、根底からの変化を求められています。アクセスレイヤの帯域幅は、高速側の 25Gbps や 100Gbps に合わせて実際の速度が帯域幅比率を維持できるように、1Gbps から 2.5Gbps , 5Gbps に移行しています。 | ||
Cisco Catalyst 9500 シリーズ スイッチは、Cisco 新世代エンタープライズ クラスのバックボーンソリューションの基盤です。これらのスイッチは、市場で最初のエンタープライズ キャンパスをターゲット・目的とした、固定 1RU コア・ディストリビューションレイヤスイッチです。 | Cisco Catalyst 9500 シリーズ スイッチは、Cisco 新世代エンタープライズ クラスのバックボーンソリューションの基盤です。これらのスイッチは、市場で最初のエンタープライズ キャンパスをターゲット・目的とした、固定 1RU コア・ディストリビューションレイヤスイッチです。 | ||
これらのスイッチは、エンタープライズ アプリケーションのためにバッファリング能力と、特別なテープルのスケール (MAC , ルート数 , アクセスリスト) を提供します。このプラットフォームは、6.4Tbps までのスイッチング キャパシティと、20 億 pps の転送パフォーマンスを提供します。このプラットフォームは多様なキャンパス ニーズが求める、粒度の細かいポート密度でノン-ブロッキングの 100Gbps QSFP28 と、40Gbps の QSFP+ に加え、25Gbps SFP28 と 1/10 Gbps の SFP/SFP+ | これらのスイッチは、エンタープライズ アプリケーションのためにバッファリング能力と、特別なテープルのスケール (MAC , ルート数 , アクセスリスト) を提供します。このプラットフォームは、6.4Tbps までのスイッチング キャパシティと、20 億 pps の転送パフォーマンスを提供します。このプラットフォームは多様なキャンパス ニーズが求める、粒度の細かいポート密度でノン-ブロッキングの 100Gbps QSFP28 と、40Gbps の QSFP+ に加え、25Gbps SFP28 と 1/10 Gbps の SFP/SFP+ スイッチを提供します。 | ||
このホワイトペーパーでは、システムデザイン、電源、冷却、ストレージ オプションを含む、新しい Cisco Catalyst 9500 シリーズのアーキテクチャ概要を提供します。 | このホワイトペーパーでは、システムデザイン、電源、冷却、ストレージ オプションを含む、新しい Cisco Catalyst 9500 シリーズのアーキテクチャ概要を提供します。 | ||
=== プラットフォーム概要 === | === プラットフォーム概要 === | ||
Cisco Catalyst 9500 プラットフォームは固定構成から成り立ち、全面から背面のエアフローのスイッチを Cisco ユニファイドアクセス データプレーン 2.0 XL と 3.0 (UADP) アーキテクチャで構成され、これは単に投資保護だけではなく、ラージスケールと高速スループットを持たせています。このプラットフォームは、モダンなオープン Cisco IOS XE オペレーティング システムが動作し、モデル駆動プログラマビリティをサポートし、コンテナをホストするキャパシティを持ち、サードパーティ アプリをネイティブにスイッチで (x86 CPU のアーキテクチャ・ローカルストレージ・大きなメモリにしたおかげで) 動作させます。このプラットフォームはすべてのハードウェアで高可用性能力があり、プラチナ レートの冗長電源とか変速高性能ファンを持っています。Cisco Catalyst 9500 のポートフォリオ (画像 1) は、エンタープライズ | Cisco Catalyst 9500 プラットフォームは固定構成から成り立ち、全面から背面のエアフローのスイッチを Cisco ユニファイドアクセス データプレーン 2.0 XL と 3.0 (UADP) アーキテクチャで構成され、これは単に投資保護だけではなく、ラージスケールと高速スループットを持たせています。このプラットフォームは、モダンなオープン Cisco IOS XE オペレーティング システムが動作し、モデル駆動プログラマビリティをサポートし、コンテナをホストするキャパシティを持ち、サードパーティ アプリをネイティブにスイッチで (x86 CPU のアーキテクチャ・ローカルストレージ・大きなメモリにしたおかげで) 動作させます。このプラットフォームはすべてのハードウェアで高可用性能力があり、プラチナ レートの冗長電源とか変速高性能ファンを持っています。Cisco Catalyst 9500 のポートフォリオ (画像 1) は、エンタープライズ キャンパスの環境で増大するパフォーマンスへの要求に答える、多様なポートスピードとポート密度のスイッチングを提供します。 | ||
[[ファイル:C95 arc-01.png|なし|画像 1. Cisco Catalyst 9500 シリーズ スイッチ|代替文=|フレーム]] | [[ファイル:C95 arc-01.png|なし|画像 1. Cisco Catalyst 9500 シリーズ スイッチ|代替文=|フレーム]] | ||
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=== スイッチデザイン === | === スイッチデザイン === | ||
エンタープライズ ネットワークでは 25G と 100Gbps のように高速を目指して移行していますが、レポートによると固定スイッチが密度・コスト・電力に大きなメリットをもたらすため、モジュラー スイッチの出荷は減少しています。このセクションでは、新 Cisoc Catalyst 9500 シリーズ スイッチのハイレベル システム デザインを簡潔にカバーします。画像 2,3,4,5 は異なるボードのレイアウトを表示しています。 | エンタープライズ ネットワークでは 25G と 100Gbps のように高速を目指して移行していますが、レポートによると固定スイッチが密度・コスト・電力に大きなメリットをもたらすため、モジュラー スイッチの出荷は減少しています。このセクションでは、新 Cisoc Catalyst 9500 シリーズ スイッチのハイレベル システム デザインを簡潔にカバーします。画像 2,3,4,5 は異なるボードのレイアウトを表示しています。 | ||
[[ファイル:C95 arc-02.png|なし|フレーム|画像 2. C9500-32C ボードレイアウト]] | |||
[[ファイル:C95 arc-03.png|なし|フレーム|画像 3. C9500-32QC/48Y4C/24Y4C ボードレイアウト]] | |||
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[[ファイル:C95 arc-05.png|なし|フレーム|画像 5. C9500-40X/16X ボードレイアウト]] | |||
Catalyst 9500 スイッチは、フロントパネル ポートに RJ45 コンソールポート、USB ミニ タイプ B コンソールポート、RJ45 管理ポート、フラッシュドライブ用の USB タイプ A 2.0/3.0 ホストポートを持っています。すべてのスイッチは、インベントリ管理用にパッシブな組み込み RFID があり、スイッチの識別用にブルービーコン LED とシステムステータス表示用に 3 色 LED を持っています。 | |||
Catalyst 9500 のリアパネルには、現地交換が可能なパワー・サプライ・ユニット (PSU) スロットと、現地交換が可能な冗長可変速ファン、もしくは 2 のファントレイ ユニット、そして M2 SATA ドライブかストレージ用の USB 3.0 ドライブがあります。 |
2021年3月21日 (日) 08:09時点における版
イントロダクション
エンタープライズ キャンパス ネットワークは、アクセスレイヤにおいて 802.11ax の導入と、高速に成長するパワフルなエンドポイントにより、かつてないほど大規模な帯域幅の増加要求をサポートするよう、根底からの変化を求められています。アクセスレイヤの帯域幅は、高速側の 25Gbps や 100Gbps に合わせて実際の速度が帯域幅比率を維持できるように、1Gbps から 2.5Gbps , 5Gbps に移行しています。
Cisco Catalyst 9500 シリーズ スイッチは、Cisco 新世代エンタープライズ クラスのバックボーンソリューションの基盤です。これらのスイッチは、市場で最初のエンタープライズ キャンパスをターゲット・目的とした、固定 1RU コア・ディストリビューションレイヤスイッチです。
これらのスイッチは、エンタープライズ アプリケーションのためにバッファリング能力と、特別なテープルのスケール (MAC , ルート数 , アクセスリスト) を提供します。このプラットフォームは、6.4Tbps までのスイッチング キャパシティと、20 億 pps の転送パフォーマンスを提供します。このプラットフォームは多様なキャンパス ニーズが求める、粒度の細かいポート密度でノン-ブロッキングの 100Gbps QSFP28 と、40Gbps の QSFP+ に加え、25Gbps SFP28 と 1/10 Gbps の SFP/SFP+ スイッチを提供します。
このホワイトペーパーでは、システムデザイン、電源、冷却、ストレージ オプションを含む、新しい Cisco Catalyst 9500 シリーズのアーキテクチャ概要を提供します。
プラットフォーム概要
Cisco Catalyst 9500 プラットフォームは固定構成から成り立ち、全面から背面のエアフローのスイッチを Cisco ユニファイドアクセス データプレーン 2.0 XL と 3.0 (UADP) アーキテクチャで構成され、これは単に投資保護だけではなく、ラージスケールと高速スループットを持たせています。このプラットフォームは、モダンなオープン Cisco IOS XE オペレーティング システムが動作し、モデル駆動プログラマビリティをサポートし、コンテナをホストするキャパシティを持ち、サードパーティ アプリをネイティブにスイッチで (x86 CPU のアーキテクチャ・ローカルストレージ・大きなメモリにしたおかげで) 動作させます。このプラットフォームはすべてのハードウェアで高可用性能力があり、プラチナ レートの冗長電源とか変速高性能ファンを持っています。Cisco Catalyst 9500 のポートフォリオ (画像 1) は、エンタープライズ キャンパスの環境で増大するパフォーマンスへの要求に答える、多様なポートスピードとポート密度のスイッチングを提供します。
Catalyst 9500 ポートフォリオは、新世代ハードウェア機能とスケーラビリティによる、構造上の基礎を提供します。これらのハイ パフォーマンススイッチは UADP 3.0 ASIC がベースとなっており、ASIC ごとに最大 3.2Tbps の転送キャパシティをサポートし、無印の C9500 が持つ UADP 2.0XL と比べて、大きなテーブルを持っています。両方の Catalyst 9500 スイッチは、類似のハードウェアアーキテクチャを持ち、実績のあるオペレーティング システム ソフトウェアで安定性を提供します。
100-GE スイッチ :
- C9500-32C - Cisco Catalyst 9500 ハイパフォーマンス シリーズ 2xUADP 3.0 ASIC と 32x 100GE QSFP28 ポート
- C9500-32QC - Cisco Catalyst 9500 ハイパフォーマンス シリーズ UADP 3.0 ASIC と 32x 40GE or 16x 100GE QSFP28 ポート
40GE スイッチ :
- C9500-24Q - Cisco Catalyst 9500 シリーズ 4xUADP 2.0 XL ASIC と 24x 40GE QSFP+ ポート
- C9500-12Q - Cisco Catalyst 9500 シリーズ 2xUADP 2.0 XL ASIC と 12x 40GE QSFP+ ポート
25GE スイッチ :
- C9500-48Y4C - Cisco Catalyst 9500 ハイパフォーマンス シリーズ UADP 3.0 ASIC と 48x 25GE SFP28 と 4x100/40GE QSFP28 ポート
- C9500-24Y4C - Cisco Catalyst 9500 ハイパフォーマンス シリーズ UADP 3.0 ASIC と 24x 25GE SFP28 と 4x100/40GE QSFP28 ポート
10GE スイッチ:
- C9500-40X - Cisco Catalyst 9500 シリーズ 2xUADP 2.0 XL ASIC と 40x10GE SFP+ + 2x40/8x10GE ポート
- C9500-16X - Cisco Catalyst 9500 シリーズ UADP 2.0 XL ASIC と16x10GE SFP+ + 2x40/8x10GE ポート
ノート : Cisco Catalyst 9500 シリーズの型式ネーミング ルールは、サポートするポートのスピードを含んでいます
C9500 - Catalyst スイッチ ファミリーであることを示す
- X: Native 10-GE フロントパネル ポート
- Y: Native 25-GE フロントパネル ポート
- Q: Native 40-GE フロントパネル ポート
- C: Native 100-GE フロントパネル ポート
スイッチの概要
このセクションでは、Catalyst 9500 シリーズスイッチの高レベルな見どころを説明します。Catalyst 9500 スイッチは、以下をサポートします:
- 8 個の SKU オプション : システムに最適なポートスピード・ポート密度・ネットワーク スケールを選択してください。
- 2 個までのプラチナ レート PSU : 1.6KW AC/DC か 950W/930W AC/DC 電源は、1:1 の電源冗長
- 新世代高効率可変速ファン : N+1 か 1+1 ファン/ファントレイ 冗長と、最大 24000 RPM のファンスピード
- マルチレート オプティクス : すべての QSFP28 ポートが異なるスピードの 100/40/25/10/1G をサポートし、すべての QSFP+ ポートが異なるスピードの 4010/1G をサポート
- 120G USB3.0 か、960G M2 SATA 外部 SSD ストレージ : 主にサードパーティ アプリケーションのホスティング用
スイッチデザイン
エンタープライズ ネットワークでは 25G と 100Gbps のように高速を目指して移行していますが、レポートによると固定スイッチが密度・コスト・電力に大きなメリットをもたらすため、モジュラー スイッチの出荷は減少しています。このセクションでは、新 Cisoc Catalyst 9500 シリーズ スイッチのハイレベル システム デザインを簡潔にカバーします。画像 2,3,4,5 は異なるボードのレイアウトを表示しています。
Catalyst 9500 スイッチは、フロントパネル ポートに RJ45 コンソールポート、USB ミニ タイプ B コンソールポート、RJ45 管理ポート、フラッシュドライブ用の USB タイプ A 2.0/3.0 ホストポートを持っています。すべてのスイッチは、インベントリ管理用にパッシブな組み込み RFID があり、スイッチの識別用にブルービーコン LED とシステムステータス表示用に 3 色 LED を持っています。
Catalyst 9500 のリアパネルには、現地交換が可能なパワー・サプライ・ユニット (PSU) スロットと、現地交換が可能な冗長可変速ファン、もしくは 2 のファントレイ ユニット、そして M2 SATA ドライブかストレージ用の USB 3.0 ドライブがあります。