「2024-11-12 Firepower まとめ」の版間の差分

提供:hkatou_Lab
ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
編集の要約なし
165行目: 165行目:
== リファレンス ==
== リファレンス ==
[https://www.ciscolive.com/c/dam/r/ciscolive/emea/docs/2020/pdf/R6BGArNQ/TECSEC-3004.pdf TECSEC-3004 - Troubleshooting Firepower Threat Defense like a TAC Engineer]
[https://www.ciscolive.com/c/dam/r/ciscolive/emea/docs/2020/pdf/R6BGArNQ/TECSEC-3004.pdf TECSEC-3004 - Troubleshooting Firepower Threat Defense like a TAC Engineer]
== 脆弱性・不具合情報 ==
[https://community.cisco.com/t5/tkb-%E3%82%BB%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3-%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88/%E6%B3%A8%E6%84%8F%E5%96%9A%E8%B5%B7-asa-9-16-ftd-7-0%E7%B3%BB%E3%81%AE-fpr2100-%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%8C%E8%B5%B7%E5%8B%95%E5%BE%8C-125%E6%97%A5%E5%89%8D%E5%BE%8C%E3%81%A7%E5%86%8D%E8%B5%B7%E5%8B%95%E3%81%99%E3%82%8B%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/ta-p/4999005 【注意喚起】ASA 9.16/FTD 7.0系の FPR2100 シリーズが起動後 125日前後で再起動する問題について]
* [https://bst.cloudapps.cisco.com/bugsearch/bug/CSCwh04730 CSCwh04730 ASA/FTD HA checkheaps crash where memory buffers are corrupted]
* [https://bst.cloudapps.cisco.com/bugsearch/bug/CSCvy81493 CSCvy81493 traceback and reload with 'CHECKHEAPS HAS DETECTED A MEMORY CORRUPTION']
[https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-asa-icmpv6-t5TzqwNd Cisco Adaptive Security Appliance Software and Firepower Threat Defense Software ICMPv6 Message Processing Denial of Service Vulnerability]
* CVE-2023-20086
* CSCwd77581


= 引用 =
= 引用 =
[[カテゴリ:Firepower]]
[[カテゴリ:Firepower]]

2024年6月11日 (火) 18:24時点における版

Cisco の Adaptive Secure Appliance (ASA) の後継として、Firepower がリリースされています。

このページでは Firepower の動作についてまとめています。

Cisco コミュニティのまとめページ

Firepower System and FTDトラブルシューティング

Firepower のアーキテクチャ

FPR2100 以外の製品でソフトウェア転送となっており、基本的に ASIC を使用しません。

Firepowerデータパスのトラブルシューティング:概要

2100シリーズのデバイスは他のデバイスと大きく異なり、特定用途向け集積回路(ASIC)が存在します。 
従来のASA機能(Lina)はすべてASIC上で実行され、次世代ファイアウォール(NGFW)機能(Snort、
URLフィルタリングなど)はすべて従来のx86アーキテクチャ上で実行されます。

ASA と Firepower の違い

ASA

以前販売されていたアプライアンス製品で、レイヤ 4 までのフィルタリング、VPN などが動作する。

Firepower 上でも ASA OS として動作させることが可能な製品が存在する。

Firepower

仮想基盤を元にした、プラットフォーム (サーバ) 製品となった。

Firepower eXtensible Operating System (FXOS) を仮想基盤として、2 つの動作モードが存在する。

  • ASA アプライアンス モード
    • レイヤ 4 までのフィルタリング、VPN 機能などを備える
  • FTD プラットフォーム モード
    • レイヤ 7 までを含み、脅威の監査などを行う
    • IPS / NGFW / FTD

FXOS は上記 ASA / FTD を、qemu / libvirt により VM もしくはコンテナとして動作させている。

動作モード

機種によっても動作可能なモードが異なり、両対応の場合はモード変更を行うことが可能。

また、ASA OS から FXOS , FXOS から ASA OS にログインすることもできる。

  • Firepower 1000 シリーズ : ASA アプライアンスモード
  • Firepower 2100 シリーズ : ASA アプライアンスモード、FTD プラットフォーム モード
  • Firepower 3100 シリーズ : ASA アプライアンスモード、FTD プラットフォーム モード
  • Firepower 4100 シリーズ : FTD プラットフォーム モード
  • Firepower 9300 シリーズ : FTD プラットフォーム モード

機能によってはどちらかの OS でのみ対応する場合があるため、切り替えて確認が必要な状況がある。

Firepower Management Center (FMC)

Cisco Defense Orchestrator (CDO)

詳細は以下のドキュメントが詳しい。

Firepower1000/2100/3100シリーズ: ASA アプライアンスモードの概要紹介

冗長化

Firepower System: FTD HA: FTD冗長構成の組み方とトラブルシューティング (FMC利用時)


バックアップ・リストア

FMC で複数の FTD 統合管理している場合、コンフィグのバックアップを FMC に保存するか、FTD に保存するか検討する必要があります。

また、機能によってはリストアに対応しない機能もあります。

Firepower System 6.3以降: FTDのバックアップとリストア方法 (FMC管理時)

・FPR4100/9300利用時は、シャーシ管理用のOSであるFXOSの、バックアップとリストアが別途必要です。
・Flexconfigや、VPN、Certificate設定はリストアに対応しておらず、FTDリストア後の再設定が必要です

注意するべき内容

Portchannel のステータスが ASA OS から確認できない

ASA では Portchannel を管理せず、仮想基盤である FXOS で管理するようになったため。

Firepower2100-ASA: EtherChannelの設定確認方法

ASA for Firepower2100 シリーズでは、主にFXOSのCLIからEtherchannelの設定確認コマンドを実施します。

ASA から FXOS にコンソールを切り替えて、コマンドを実施します。

show portchannel summary (上記 URL から引用)

firepower-2110# connect local-mgmt
firepower-2110(local-mgmt)#
firepower-2110(local-mgmt)# show portchannel summary
Flags:  D - Down        P - Up in port-channel (members)
I - Individual  H - Hot-standby (LACP only)
s - Suspended   r - Module-removed
S - Switched    R - Routed
U - Up (port-channel)
M - Not in use. Min-links not met
--------------------------------------------------------------------------------

Group Port-       Type     Protocol  Member Ports
      Channel
--------------------------------------------------------------------------------

1     Po1(U)      Eth      LACP      Eth1/3(P)    Eth1/4(P)

その他のコマンドは上述の外部リンクの内容を参照してください。

電源 off / 再起動は明示的に実施する

Firepower は仮想基盤上で FTD or ASA が動作するようになったため、電源 off , 再起動はコマンドや GUI から明示的に実施する必要があります。

Firepower System: FMCと FTDと FirePOWER Moduleの 再起動手順

Caution:

電源ケーブルの抜き差しや、電源ボタンのOFF/ONでの 再起動や システム停止は避けてください。 設定やデータベース情報などの破損やロストの原因に繋がる恐れがあります。

ちなみに ASA アプライアンス モード中に電源スイッチで off にした場合、シャットダウン スクリプトが動作する Graceful Shutdown である [1] ため、安全に切れるようになっています。

データベース破損による差インストールが発生しかねない危険な作業は、電源ケーブルの直接抜去です。


FXOS: シャーシ再起動と停止方法 (FPR1000/FPR2100/FPR3100/FPR4100/FPR9300)

FPR1000/2100/3100シリーズでFTDを利用時の再起動や停止方法を教えてください
再起動や停止をCLIから実施する場合は、再起動はFTDのCLIプロンプトから reboot コマンドで可能です。FXOSも自動で再起動が行われます。

firepower# connect ftd
>
>
> reboot
シャットダウンは、FTDのCLIプロンプトから shutdownコマンドで可能です。

> shutdown
This command will shutdown the system. Continue?
Please enter 'YES' or 'NO': YES

インターフェース モードのパッシブは LACP の passive と異なり、キャプチャ (SPAN) によるモニター モードを意味する

Cisco Firepower Threat Defense コンフィギュレーション ガイド(Firepower Device Manager バージョン 6.4.0 用)

インターフェイス モード

インターフェイスごとに、次のいずれかのモードを設定できます。

ルーテッド

各レイヤ 3 ルーテッド インターフェイスに、固有のサブネット上の IP アドレスが必要です。通常、これらのインターフェイスをスイッチ、別のルータ上のポート、または ISP/WAN ゲートウェイに接続します。

パッシブ

パッシブ インターフェイスは、スイッチ SPAN(スイッチド ポート アナライザ)またはミラー ポートを使用してネットワーク全体を流れるトラフィックをモニタします。

FMC から FTD が削除できない

FTD がオフラインの場合、FMC で当該ホストの削除はやめておいたほうが良いらしいです。

Firepower System: FMCからのデバイス登録の強制削除方法

CLI

FTD / ASA を移動する

FXOS: FTD: OSの構造とコマンドプロンプトの移動方法

FTD から ASA に CLI を変更し、ping 試験を行う

FTD: CLIからのPING試験について

system support diagnostic-cli

推奨バージョン

Cisco Secure Firewall ASA Compatibility

リファレンス

TECSEC-3004 - Troubleshooting Firepower Threat Defense like a TAC Engineer

脆弱性・不具合情報

【注意喚起】ASA 9.16/FTD 7.0系の FPR2100 シリーズが起動後 125日前後で再起動する問題について

Cisco Adaptive Security Appliance Software and Firepower Threat Defense Software ICMPv6 Message Processing Denial of Service Vulnerability

  • CVE-2023-20086
  • CSCwd77581

引用