「2023-10-13 JANOG52.5 参加レポート」の版間の差分
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* 光の波長を加え (Add) たり、削除 (Drop) したりできる技術 | * 光の波長を加え (Add) たり、削除 (Drop) したりできる技術 | ||
** もうちょっと詳しい削除の説明 : 経路上の機器で特定の波長を受信させる (のでその機器以降の経路で波長が削除される) | |||
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2023年10月16日 (月) 07:42時点における版
2023/10/13 に NetOne Systems さんで開催された、JANOG 52.5 のレポートです。
JANOGオープンマイク
会計について
利益が出ても赤字になっても困る。
- 会社間での金銭受け渡しが困難
現在の運営委員が、数年先までスケジュールしてしまうのも・・・
- 運営委員がいつまで継続して関われるかわからない部分もある
ストリーミングについて
やはりお金は重要で、外注なら高くつくし内部では稼働は高いし、地方の協力者にも依存するのが課題。
運営委員から
ストリーミングは JANOG53 で廃止にする方針が出ていたが・・・
今回の 52.5 はストリーミングありに。
JANOG 34 ではセンシティブな内容のときに、配信を途中停止にして、すごい文句がきた。。
昔アーカイブが無い頃は、議事録を公開していたころもあった。
IIJ 松崎さん
マイクの数が多いため、切り替えやミキシングが大変。
- プレゼンタ・会場の質問者 xN・Zoom の質問者のマイクをミックスして、ストリーミングやアーカイブに
会場の意見
NTT-ME : 若い子はストリーミングを見て、現地に参加してくるフローがあります (ので続けてほしい)。
BBT 西野さん : JANOG の広報的な位置づけで良いのでは。両方のセッションに目を通したいときに便利。
mixi : ストリーミング用にスタッフを採用する必要があるため、偏りがあるように思えます。
ストリーミングの会場アンケート
- ストリーミングはあれば良くて、ライトな期待値が大半だった
- マイクのノーマライズ (音量平滑化) がされてないと聞きづらい
- チューニングが大変
IOWN Open APNを(簡単に)紐解いてみよう!
NTT-East 山田 大輔さん「ガンダムとナイトライダーを作りたいので NTT-East に入った。」
IOWN Glboal Forum という場所で議論されている内容がベースになった資料。
- 2023/10/15 現在、資料は公開されていない [1]
NTT の公式見解じゃないので、うんぬん。(おきまりのやつ)
そもそも IOWN って何よ ?
Innovative Optical and Wireless Network の略で、オールフォトニクス・ネットワーク・デジタルツイン・コンピューティング、コグニティブ・ファウンデーションをコンセプトにしたもの。(これだけだとよくわからん)
現状で掲げるわかりやすいコンセプトとしては、「光 <-> 電気の切り替えを無くし、光のみで低遅延・広帯域のオール・フォトニクス・ネットワークを作る」というものがあります。
WDM はメーカー内で垂直統合されているものがほとんどであったため、自作 PC や OCP のように標準化を進め、オープン化していくことを狙っています。
現在の実装状況としては、
- DWDM の光伝送装置を、マルチベンダの機器で接続
- ポイント・ツー・ポイントで拠点間を接続
というもので、既存の光伝送装置の延長上にあります。
将来的には家庭にも範囲を広げることを想定しており、ポイント・ツー・マルチポイントなどのトポロジをサポートしていくことになるようです。
光電融合デバイス
チップ間を光伝送にしたり、チップ内の信号処理を光で行う機器のこと。
2023 年現在の技術では、光をそのままプログラマブルに扱うのは制限があり、電気信号に変換してから扱っている。
キーワード
APN = All Photonics Network
- Electric/Optical , O/E 変換をなくして、光でエンドツーエンド通信を行い、以下を実現する。
- 低遅延
- 低消費電力
- 大容量
WDM = Wavelength Division Multiplexing
- 光信号の多重化
ROADM = Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer
- 発音は「ローダム」
- 光の波長を加え (Add) たり、削除 (Drop) したりできる技術
- もうちょっと詳しい削除の説明 : 経路上の機器で特定の波長を受信させる (のでその機器以降の経路で波長が削除される)
トランスポンダ
- 10G-SR から 10G-ER など、波長変換を行う装置
IMDD
デジタル コヒーレント
WSS = Wavelength Selective Switch [2]
APN を紐解くポイント
機能分離と再配置
- ROADM を TGI : Transceiver , Gateway , Interchange の機能ごとに分離する
- 分離した機能を、別の拠点に配置できるようにする
高度化
電気と光の変換が無いため、以下のメリットがある
- 低遅延
- 低発熱
- 省電力
APN
100km を 0.5 ミリ秒の超低遅延で拠点間接続
APN トランシーバを拠点に置くことで、長距離用の光を直接遠隔地へ飛ばす
- 東販間で E/O , O/E 変換される機器と比較すると、1ms 程度の遅延差が出た
ユースケース
遠隔手術
8K 映像配信
リアルタイム 遠隔演奏
e スポーツ
会場の質問
以下の発言はあまり正確に拾えてなくて、発言者が入れ替わってたりするかも。
SB 川上さん : 中空コアファイバではやらないんですか ?
NTT-East 山田さん : 今あるファイバを生かさないといけないので。。
BBT 西野さん : 末端のインターフェースってどうなりますか ?
NTT-East 山田さん : 光の波を UNI にする方向で考えていますが、現実としてはまだメタルかなと。
BTT 西野さん : 波長だとアップグレードしやすいので、嬉しいです。
?? : 早い CPE をつければ速度も速くなる理解で良いですか ? また、標準化団体は ?
NTT-East 山田さん : その理解であっています。標準化は詳しくないですが、Global Forum でやっていると思います。
山口さん : 動的に接続先を変えられるんでしょうか ?
NTT-East 山田さん : 現在検討中の段階で、実装方式やシステム化するときの課題を検討しています。
IIJ 松崎さん : インターネットとどう関わっていきますか ?
NTT-East 山田さん : IX さんで光 IX とかできたら面白いですね。
SB 川上さん・BTT 西野さん : これ回線交換じゃない ? コンシューマとバックボーンの話が混ざってしまっている
NTT-East 山田さん : 確かに混じってしまっている部分がある。
IIJ 松崎さん : 専用線サービスを置き換えていきそう。マルチポイントな VPN も置き換えられるかも。
RPKIのROVを試してみた件2 - 実証実験とガイドライン -
ルート ハイジャックの広報間違いは、2023 年現在「インターネット村八分」にするのが一般的だが、ルートの検証を公開鍵で行う仕組みが、RPKI となる。
キーワード
RPKI = Resource Public Key Infrastructure
ROA = Route Origin Authorization
- レジストラが割り当てた IP アドレスを、経路情報の生成を認可した署名付きのデータ
ROV = Route Origin Validation
- 異なる AS が Origin AS とされている経路情報を、mis-origination として検出する
MANRS = Mutually Agreed Norms for Routing Security
- ISP や IX 事業者が守るべき行動を推進する活動
- 発音は "マナーズ"
会場マイク
大学の卒論が BGP や RPKI ばかりになって困った。。
トランジットの提供条件としては、RPKI を含んでいないのではないか。
draft-agt-rtgwg-dragonfly-routingを試してみた
Dragonfly+ : Spine と Spine を接続するトポロジ
ルーティングで不等コストルーティングは難しい。
- default vrf と Core vrf でなんとかする !
LT のみで理解するのは難しい内容でした。
- ISP 系の SE 3 人の感想
Direct Connect 印西 使ってみた
安価・電力・スケーラビリティを満たす拠点 !
モンスターストライクの要件で、コスト・RTT からオンプレミスがメインになっている。
- RTT 1ms 以上だと遅すぎる !
ENA enable にする。
- ENA = Elastic Network Adapter
AWS は az4 だと 0.3ms 程度でめっちゃ近い。az1,az2 は遅延がそれなりにあるため、マルチ AZ の冗長化と遅延の要件を両方満たすのは難しい。
OTDR機能を搭載する光トランシーバーを検証してみた!
OTDR = Optical Time Domain Refrectometor
光トランシーバが搭載する機能に、OTDR という機能が存在する。
資料を見る限り、WDM の GUI で確認できる模様。
- 光ファイバの敷設工事や補修工事のときに使用される
対応トランシーバはリンク断や接続に失敗すると、TxOTDR モードに切り替わる。
デメリット
光ファイバーの切断検出と、そこまでの距離しかわからない
- 損失・反射減衰量、曲げの箇所はわからない
JANOG Webの未来 ?現状の課題とこれからどう改善するか考えてみた?
スマフォで見づらいため、レスポンシブ Web デザインにしたい。
次回・次次回あたりの JANOG で見られるようにする予定。
日本からipv4only.arpaへの名前解決が大量に送られてるっぽい
ipv4only.arpa の名前解決が 56 位で日本から 85.6% の割合になっている。
学生さんにしては相当レベルの高い調査内容。
Blog : 日本からipv4only.arpaへの名前解決が大量に送られてるっぽい
NETCON
疑似インターネットを作って壊したい !
参加したい人の意見「JANOG と被せないで !」
- JANOG 前の 月・火で参加できるようにします !
3 日 100 人参加で、大体 50 万円くらいのコストがかかっている。
JANOG53
博多国際展示場が会場で、似た会場名があるので注意 !
ホストは LINE. ライブストリーミング無し、アーカイブ公開はあり。
wakamonog12
若者・学生が主体になって活動しているコミュニティ。
JANOG の前段として、敷居が低いコミュニティにしていきたい。
InternetWeek2023
11/15-22 に開催。
引用
- ↑ https://janog.connpass.com/event/296475/
- ↑ IOWN構想特集─ ネットワーク─ 空間多重−波長選択光 スイッチ(SDM-WSS: SDM-Wavelength Selective Switch)