「2026-06-26 メーカー横断 プロダクト ポートフォリオ比較」の版間の差分

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(同じ利用者による、間の90版が非表示)
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== ルータ ==
== ルータ ==
ルータは主に 3 つの役割に分かれます。
ルータは主に 3 つの役割に分かれます。初心者は、まず Cisco のブランチルータを把握すると良いでしょう。
[[ファイル:PE.png|サムネイル|PE]]
[[ファイル:PE.png|サムネイル|PE]]
[[ファイル:CE.png|サムネイル|CE]]
[[ファイル:CE.png|サムネイル|CE]]
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* コストを下げるため、ルータを使用せずにスイッチで収容できる回線を選択する場合もあります
* コストを下げるため、ルータを使用せずにスイッチで収容できる回線を選択する場合もあります


エンタープライズ系では、DC など大きい拠点に置く'''センタールータ'''、小さい拠点に置く'''ブランチルータ、'''
という分類もあります。
{| class="wikitable"
{| class="wikitable"
|+ルータ
|+ルータ
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!CE / PE
!CE / PE
!PE / P
!PE / P
!P
|-
|-
!セグメント
!セグメント
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!ミッドレンジ
!ミッドレンジ
!ハイエンド
!ハイエンド
!ウルトラハイエンド
|-
|-
|Cisco  ISR / ME / ASR
|Cisco  ISR / ME / ASR
旧世代
旧世代
|C892J
|C892J
|ISR4200
C891FJ
ISR4300
C921J
 
C1110
|ISR4200 -> C8200L
ISR4300 -> C8200


ISR4400
ISR4400 -> C8300
|ME3400
|ME3400
ME3800
ME3800
|ASR1000
|ASR1000
|ASR9000
|ASR9000
|CRS-1
CRS-3
CRS-X
|-
|-
|Cisco  ISR / NCS / ASR
|Cisco  ISR / NCS / ASR
現世代
現世代
|C891FJ
|C1120
C921J
C8100
|C1100
|C8200G2
C8200
 
C8300G2


C8300
|ASR900
|ASR900
NCS520
NCS540
NCS5500
NCS5500


NCS5700
NCS5700
|ASR1000X
|ASR1000X
C8500
C8500
|ASR9900
|ASR9900
Cisco8000
8100
 
8200
 
8600 (Silicon One)
 
|8800
|-
|Cisco  ISR / NCS / ASR
新世代
|
|'''C8100-G2'''
'''C8200-G2'''
 
'''C8300-G2'''
|'''8400'''
|'''C8400-G2'''
'''C8500-G2'''
 
'''C8650-G2'''
|'''8010'''
'''8700'''
|
|-
|-
|Juniper MX / PTX
|Juniper MX / PTX
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MX10003
MX10003
MX10016
|PTX1000
|PTX1000
PTX3000
PTX3000


PTX5000
PTX5000
 
|MX10016
PTX10008
PTX10008


119行目: 158行目:
ACX5448
ACX5448
|ACX5000
|ACX5000
MX304
MX301
 
'''MX304'''


MX480
MX480
|MX960


MX10004
MX10004
|MX960
 
MX10008


MX2000
MX2000
PTX
|MX2008
MX2010
MX2020


PTX
PTX
|}
|}
ルータは、WAN で使用される機能が充実しています。
* WAN プロトコル : PPPoE / MPLS
* VPN : IPsec / FlexVPN / L2TP
* IP Addressing : NAT
一方でレイヤ 3 スイッチと比較してポート単価が高いため、ポート消費量を抑える設計や
レイヤ 3 スイッチに代替出来ないか、検討する知見が求められます。
* 最近は C9300 スイッチなど IPsec や NAT をサポートしているケースがあります
筆者は初心者のころにブロードバンド ルータを置き換える目的で Catalyst 3560 を買ったのですが、
PPPoE / NAT が動作しないことを知りませんでした。。


=== Cisco ISR / ME / ASR ===
=== Cisco ISR / ME / ASR ===
最新世代のルータは、スイッチのブランド名だった Catalyst を名乗りだしたので要注意です。
最新世代のルータは、スイッチのブランド名だった Catalyst を名乗りだしたので要注意です。
逆に 2025 年の最新機種では、Cisco 8000 Secure Router と改名し、Catalyst の名前はなくなりました。


* Catalyst : C8200 , C8300 , C8500
* Catalyst : C8200 , C8300 , C8500
144行目: 210行目:
* PowerPC , MIPS など組み込み向けの CPU を長らく採用していましたが、C921J はついに x86 CPU を搭載しました
* PowerPC , MIPS など組み込み向けの CPU を長らく採用していましたが、C921J はついに x86 CPU を搭載しました
* J がつくと日本向けの特別バージョンになり、パフォーマンスが増加されています
* J がつくと日本向けの特別バージョンになり、パフォーマンスが増加されています
** C1812J の頃の話 最近の機種は未調査
** C1812J の頃の話 で、当時は Yamaha 対向だった 最近の機種は未調査
 
==== ISR1100 / 1100X / 1121X / 1127X / 1131X / 1161X ====
ちょっと高性能なブランチルータ。
 
* LTE / WiFi 対応モデルあり
 
==== C1121 ====
C921J / C1111 の後継機。


==== ISR4000 ====
==== ISR4000 ====
 
デフォルトではめっちゃ遅いスループットのモデルも存在する、高性能なブランチルータ。
* ASR1000 の QFP を、ソフトウェア実装で動作させるアーキテクチャを持ち、IOS-XE が動作します
* ASR1000 の QFP (Quantum Flow Processor) を、ソフトウェア実装で動作させるアーキテクチャを持ち、IOS-XE が動作します
** CPU コアを、IOS-XE の動作するコントロール プレーンと、QFP エミュレーション用のデータプレーンに振り分けています
** CPU コアを、IOS-XE の動作するコントロール プレーンと、QFP エミュレーション用のデータプレーンに振り分けています
* 他のソフトウェア転送系ルータと異なり、帯域幅が保証されるように動作します
* 他のソフトウェア転送系ルータと異なり、帯域幅が保証されるように (=HW ライクに) 動作します
** 保証帯域幅以上のパフォーマンスを発揮する、ブーストライセンスが途中から追加されました
** 保証帯域幅以上のパフォーマンスを発揮する、ブーストライセンスが途中から追加されました
==== Catalyst 8200L / 8200 / 8300 ====
* IOS-XE で動作する'''ルータ'''で、ISR4000 の後継機
* Intel マルチコア CPU の QAT と DPDK が動作し、ASIC ほどではないがハードウェア転送になったアーキテクチャ <ref>[https://www.cisco.com/c/en/us/products/collateral/routers/catalyst-8200-series-edge-platforms/catalyst-8300-8200-series-edge-platforms-architecture-wp.html#Dataplanearchitecture Data plane architecture]</ref> を持ちます
** Intel QuickAssist Technology (QAT) : 暗号化・復号化を高速に行う IPSec 用の機能
** Data Plane Development Kit (DPDK) : パケット処理にカーネルを挟まず、NIC に CPU コアを割り当ててパケット転送の間隔でポーリングし、転送処理することで高速なパケット転送を行います
*** ポーリング処理に CPU コアを専有するため、8 - 12 コアを搭載しています
==== C8100-G2 (Secure Router) ====
* 2025 年 6 月発表、ISR1110 , 1121 , 1161 の後継機 <ref>[https://www.ciscolive.com/c/dam/r/ciscolive/global-event/docs/2025/pdf/BRKXAR-2027.pdf Lead WAN Refresh with Cisco 8000 Series Secure Router]
Small : ISR1K (C1111/1121/1161 Ethernet SKUs) ----> C8161-G2 C8151-G2 C8140-G2 C8130-G2</ref>
==== C8200-G2 / C8300-G2 (Secure Router) ====
* Catalyst 8200 / 8300 の後継機
==== C8400-G2 (Secure Router) ====
* C8300 と C8500 の間を埋める機種
* C8455-G2 と C8475-G2 はルート数が 5.8M なので、2026 年現在 BGP フルルートを収容可能
==== C8500 ====
* QFP を搭載した、ASR1000 の後継機
* この世代から BOX タイプのみになっています
* ルート数は 8M らしい
==== C8650-G2 (Secure Router) ====
* QFP 搭載で 100G x6
* 2026/06/02 データシート公開


==== ASR900 / 920 ====
==== ASR900 / 920 ====


* Cisco 独自 Carrior Ethernet ASIC 搭載 <ref>[https://www.cisco.com/c/en/us/products/collateral/routers/asr-920-series-aggregation-services-router/datasheet-c78-733397.html Cisco ASR 920 Series Aggregation Services Routers: High-Port-Density Models Data Sheet]  
* Cisco 独自 Carrier Ethernet ASIC 搭載 <ref>[https://www.cisco.com/c/en/us/products/collateral/routers/asr-920-series-aggregation-services-router/datasheet-c78-733397.html Cisco ASR 920 Series Aggregation Services Routers: High-Port-Density Models Data Sheet]  


Major Differentiators  
Major Differentiators  
162行目: 270行目:
** MPLS / VPLS などキャリア向け機能が充実し、ISP が回線サービスを外販する箇所などに導入するのがメトロ系ルータとなります
** MPLS / VPLS などキャリア向け機能が充実し、ISP が回線サービスを外販する箇所などに導入するのがメトロ系ルータとなります
** 前世代の ME3400 / ME3800X も、IOS でこの系統の ASIC を搭載していました
** 前世代の ME3400 / ME3800X も、IOS でこの系統の ASIC を搭載していました
*** 当時はメトロ系スイッチで、ルータではありませんでした
*** 当時はメトロ系'''スイッチ'''で、ルータではありませんでした
**小型で奥行きが小さいくせに可用性が重視されるため、ルートスイッチプロセッサ (RSP) が冗長化できます
* 携帯の基地局と拠点をつなぐ、モバイル バックホールなどにも使用されます
* 携帯の基地局と拠点をつなぐ、モバイル バックホールなどにも使用されます
** 無線 LAN でいうと PoE アクセススイッチの位置づけ
** 無線 LAN でいうと PoE アクセススイッチの位置づけ
*** RF : 無線 LAN -> L2SW : PoE SW -> ディストリ・コア : L3SW
*** RF : 無線 LAN -> '''L2SW : PoE SW''' -> ディストリ・コア : L3SW
*** RF : LTE -> モバイル バックホール : ASR920 -> 基地局集約ルータ
*** RF : LTE -> '''モバイル バックホール RT : ASR920''' -> 基地局集約ルータ


==== ASR1000 / -X ====
==== ASR1000 / -X ====
173行目: 282行目:
* エンタープライズでセンターの VPN 装置や、キャリアの NAT 用途などで使用されます
* エンタープライズでセンターの VPN 装置や、キャリアの NAT 用途などで使用されます


==== NCS5500 ====
==== NCS520 , NCS540 ====
 
* マーチャントシリコン搭載、IOS-XE が動作します
* NCS540 は broadcom Qumran 2A (J2 系)
* メトロ (都市間) イーサネット系ルータとして MPLS などをサポート
* ASR9x0 系と被ってます
 
==== NCS5500 / NCS5700 ====


* マーチャントシリコン搭載、IOS-XR が動作します
* マーチャントシリコン搭載、IOS-XR が動作します
* NCS5504 , 5508 , 5516 は Nexus9500 とシャーシを共通化しています
* NCS5504 , 5508 , 5516 は Nexus9500 とシャーシを共通化しています
* ルータにしてはポート数が多いため、ASR9000 よりポート単価は安いはず (グロスで安いとは言っていない)
* ルータにしてはポート数が多いため、ASR9000 よりポート単価は安いはず (グロスで安いとは言っていない)
==== CRS-1 , 3 , X ====
* Cisco Silicon Packet Processor (CRS-1)  Cisco QuantumFlow Array Processor を搭載 (CRS-3) し、IOS-XR を採用
* 日本ではメガキャリアの P ルータで採用例あり
* IOS-XR は Cisco と Fujitsu で共同開発されました


==== ASR9000 ====
==== ASR9000 ====
183行目: 305行目:
* Cisco 独自 Network Processor を搭載し、IOS-XR が動作します
* Cisco 独自 Network Processor を搭載し、IOS-XR が動作します
* 第5世代ラインカードは Lightspeed+ 搭載
* 第5世代ラインカードは Lightspeed+ 搭載
* ラインカードの世代はここ <ref>[https://www.cisco.com/c/en/us/support/docs/routers/asr-9000-series-aggregation-services-routers/116726-qanda-product-00.html Understand ASR 9000 Series Line Card Types]</ref> を参照
* Typhoon, Tomahawk based の場合、FIB は IPv4 4M / IPv6 2M <ref>[https://www.cisco.com/c/en/us/support/docs/routers/asr-9000-series-aggregation-services-routers/213255-asr-9000-ethernet-line-cards-tr-and-se.html ASR 9000 Ethernet Line Cards -TR and -SE Comparison Table and Common Error Messages]</ref> を持つ
* Cisco でフルルート BGP ルータといえばこいつだったが、今は高価な機種ばかりであまり好きじゃないです


==== Cisco8000 ====
==== Cisco8000 ====


* 固定 BOX 型
** Cisco 8010
** Cisco 8010 : Silicon One としては低速よりの SKU
*** 8011-4G24Y4H-I  : RJ-45 1G x 4 + 10/25G x 24 + 40/100G x4 = 1Tbps
** Cisco 8100 , 8200
** Cisco 8133
*** 空冷 or 水冷 Silicon One G300 搭載
*** 1.6T OSFP x 64 ポート
*** [https://businessnetwork.jp/article/33224/ 2026 年下期登場予定]
** Cisco 8400 : ASR900 系の見た目なので、メトロイーサネット向きっぽい
** Cisco 8711 : 800G Box タイプ
** Cisco 8712 : MPA 搭載タイプ (1U / 2U)
* 中央処理 + ポートアダプタ型
** Cisco 8400 : コンパクトシャーシタイプ (ASR920 系と似たタイプ)
** Cisco 8608 : 縦型 MPA シャーシ タイプ
* シャーシ + ラインカード型
** Cisco 8800 : 4 , 8 , 12 , 18 スロット モジュラー シャーシ タイプ
* Cisco Silicon One を搭載し、IOS-XR が動作します
* Cisco Silicon One を搭載し、IOS-XR が動作します
* P4 言語に対応するため別の OS も選択でき、SONiC も動作します
* Juniper の PTX に近いシリーズで、Feature は少なめになりそう ?
* 2022/10/18 8111-32EH が発表、Silicon One G100 を搭載する 800G x 32 ポート 25.6Tbps の化け物
* 2022/10/18 8111-32EH が発表、Silicon One G100 を搭載する 800G x 32 ポート 25.6Tbps の化け物
* シャーシタイプは、おそらく Nexus 9800 とある程度共通化されていると思われる
* シャーシ型は、おそらく Nexus 9800 とほぼ共通化されていると思われる
* Interop2023 で、Cisco 8608 が発表された


=== Juniper ACX / MX / PTX ===
=== Juniper ACX / MX / PTX ===
195行目: 340行目:
* MX5 / MX150 って売れてたんですかね ?? EoS 後の後継機もよくわからないし・・・
* MX5 / MX150 って売れてたんですかね ?? EoS 後の後継機もよくわからないし・・・


代わりに SRX のブランチ系でカバーしている気が。
今までは代わりに SRX のブランチ系でカバーしていた気が。今後は SSR を展開していく模様。
 
あと <s>MX204 /</s> MX10003 は何ですぐ EoS で死んでしまうん・・・


あと MX204 / MX10003 は何ですぐ EoS で死んでしまうん・・・
* MX204 は復活しました。 -> [https://supportportal.juniper.net/s/article/End-of-Life-Announcement-MX204 Revoke End of Life Announcement: MX204]
* その後後継機の MX301 がリリースされ、MX204 は 2026/06/15 に EoS (End of Sales) が改めてアナウンスされ、2027/06/15 に EoS が確定しました <ref>[https://support.juniper.net/support/eol/product/m_series/ M (M, MX) Series Hardware Dates & Milestones]


TSB107750 - End of Life Announcement: MX204 Product


参考になる URL : [https://www.juniper-ne.jp/router/recommend/ お勧めの製品と選び方]
EOL Announced : 06/15/2026
 
Last Order : 06/15/2027</ref>
MX の Trio ASIC と PTX の Express ASIC の違いは、
 
* Trio : 複数のパケット処理エンジンを持つ
* Express : プログラマブル パイプライン <ref>[https://www.servethehome.com/juniper-express-5-28-8tbps-network-routing-asic-at-hc34/hc34-juniper-express-5-packet-forwarding/ HC34 Juniper Express 5 Packet Forwarding]</ref> を持ち、スループットが高いためポート密度を高くできる
 
点が異なります。<ref>[https://www.servethehome.com/juniper-express-5-28-8tbps-network-routing-asic-at-hc34/hc34-juniper-express-5-juniper-routing-asics/ HC34 Juniper Express 5 Juniper Routing ASICs]</ref>
 
基本的に
 
* MX : Feature リッチで要件が不明確な PE ルータに向く (こいつでできなきゃしょうがない)
* PTX : 速度重視でポート単価が MX よりも安い  <ref>[https://www.juniper-ne.jp/common/file/PTX10001-36MR.pdf コアネットワークに最適な性能を提供! 400GEにも対応する最新ルーターは?]
 
P.16-17</ref>
 
リンク : [https://hc34.hotchips.org/assets/program/conference/day2/Network%20and%20Switches/HC2022.Juniper.ChangHong_Wu.v03.pdf Juniper’s Express 5: A 28.8Tbps Network Routing ASIC and Variations]


==== ACX ====
==== ACX ====


* マーチャントシリコンを使ったルータで、Junos が動作します
* マーチャントシリコン (Broadcom) を使ったルータで、Junos が動作します
** ルータというよりはスイッチのルート スケール版、と言ったほうが正しいと思われます
** ルータというよりはスイッチのルート スケール版、と言ったほうが正しいと思われます
* Cisco NCS / ASR900 の対抗馬か
* Cisco NCS 5500 , 5700 / ASR900 の対抗馬として、メトロ イーサネット用ルータと捉えるのが良さそう
* ACX4000 : MX80 のシャーシを改造したような見た目
* ACX4000 : MX80 のシャーシを改造したような見た目


215行目: 381行目:
* Juniper のルータで、'''最も機能が充実しているのは Trio 搭載の MX''' となります
* Juniper のルータで、'''最も機能が充実しているのは Trio 搭載の MX''' となります
** 豊富な機能で PE ルータに必要な様々な回線を収容できるため、PE / CE ルータに向きます
** 豊富な機能で PE ルータに必要な様々な回線を収容できるため、PE / CE ルータに向きます
** 要件定義や将来使う機能が曖昧なときは、PTX よりも MX を選定します
*** 例) IPsec VPN / BNG / QoS
** 反面ポート密度は、他の機種と比べて低くなります
*** [https://apps.juniper.net/feature-explorer/ Feature Explorer] で機能比較をするとよさげ
* 最新は Trio 6 世代の MX304 , MX10004 , MX10k LC9600 ラインカード <ref>[https://blogs.juniper.net/en-us/service-provider-transformation/juniper-introduces-new-trio-6-based-mx-portfolio Juniper Introduces New Trio 6-based MX Portfolio]</ref>
** 要件定義で将来使う機能が曖昧なときは、PTX よりも MX を選定します
** 反面ポート密度と速度は、他の機種と比べて低くなります
* '''Trio 4 の MX204''' は 100G x 4 を持ち、フルルート収容可能なルータとしては圧倒的なコストパフォーマンスを持っています
* 2024 年時点の最新は Trio 6 世代の MX304 , MX10004 , MX10k LC9600 ラインカード <ref>[https://blogs.juniper.net/en-us/service-provider-transformation/juniper-introduces-new-trio-6-based-mx-portfolio Juniper Introduces New Trio 6-based MX Portfolio]</ref>
* MX204 の後継機として、MX301 が 2025 年に発売予定 400Gbps -> 1.6Tbps に
* MX301 は PAYG でライセンス制限をかけて、購入時の価格を低減することも可能なようです


==== PTX ====
==== PTX ====
224行目: 395行目:
** Express 4 ASIC : Triton 400G x 36 ポート = 9.6 Tbps
** Express 4 ASIC : Triton 400G x 36 ポート = 9.6 Tbps
*** PTX10001-36MR に搭載
*** PTX10001-36MR に搭載
** Express 5 ASIC : ??? 800G x 36 ポート = 28.8Tbps
** Express 5 ASIC : <コードネーム不明> 800G x 36 ポート = 28.8Tbps
* Cisco 8000 , NCS5500 / NCS5700 の対抗馬
* Cisco 8000 の対抗馬
*'''機能の充実よりも速度にフォーカス''' <ref>[https://blogs.juniper.net/ja-jp/japanese-blog/choosing-a-silicon-architecture-its-all-about-finding-the-right-tool-for-the-job-jp シリコンアーキテクチャの選択:業務に適したツールの選定が重要]  
*'''機能の充実よりも速度にフォーカス''' <ref>[https://blogs.juniper.net/ja-jp/japanese-blog/choosing-a-silicon-architecture-its-all-about-finding-the-right-tool-for-the-job-jp シリコンアーキテクチャの選択:業務に適したツールの選定が重要]  


232行目: 403行目:
'''Juniper Express 5''':Juniper Express 5は、8 Tという業界最高のノンブロッキングスループットを1つのパッケージで提供します。
'''Juniper Express 5''':Juniper Express 5は、8 Tという業界最高のノンブロッキングスループットを1つのパッケージで提供します。
</ref> しています
</ref> しています
** 複雑なことをやらせたくない + 速度を重視したい、P ルータに向いています
** 複雑なことをやらせたくない + 速度を重視したい、P ルータ (メガキャリアのコア) に向いています
** MX と比べると、同じ価格で高いポート密度を実現できるのがメリット
** MX と比べると、同じ価格であればより高いポート密度を実現できるのがメリット
 
==== SSR (Session Smart Router) ====
 
* IPsec を使わないトンネルレス VPN な SD-WAN ルータ
* 再暗号化せずオーバーヘッドの少ない VPN
* App-ID でアプリケーションを識別、音声や動画をローカル ブレイクアウト
* 専用アプライアンス以外に、汎用ハードウェア上に VM で展開可能
** Juniper NFX
** 認定ハードウェア メーカー : Lenovo , Lanner , Silicom
** クラウド : AWS , Azure , Google
* QR コードで ZTP


=== リファレンス ===
=== リファレンス ===
[https://www.cisco.com/c/dam/global/ja_jp/products/catalog/pdf/cisco-service-provider-products-catalog.pdf Cisco IOS XR ルータ カタログ]
[https://www.cisco.com/c/dam/global/ja_jp/products/catalog/pdf/cisco-service-provider-products-catalog.pdf Cisco IOS XR ルータ カタログ]
参考になる URL : [https://www.juniper-ne.jp/router/recommend/ お勧めの製品と選び方]
[https://blogs.juniper.net/ja-jp/japanese-blog/choosing-a-silicon-architecture-its-all-about-finding-the-right-tool-for-the-job-jp シリコンアーキテクチャの選択:業務に適したツールの選定が重要]


== キャンパス スイッチ ==
== キャンパス スイッチ ==
245行目: 431行目:


下記の 3 種類で、'''3 層ネットワーク'''と呼ばれ、上位から下位 (North <-> South) への帯域幅を重視したトポロジーを構成します。
下記の 3 種類で、'''3 層ネットワーク'''と呼ばれ、上位から下位 (North <-> South) への帯域幅を重視したトポロジーを構成します。
初心者は Cisco の C9200 / C9300 を覚えていくと良いでしょう。


=== アクセススイッチ - レイヤ 2 スイッチ ===
=== アクセススイッチ - レイヤ 2 スイッチ ===
263行目: 451行目:


* アクセススイッチ or ディストリビューション スイッチを複数収容する、LAN のボスとなるスイッチ
* アクセススイッチ or ディストリビューション スイッチを複数収容する、LAN のボスとなるスイッチ
** 設計中級者の目指す目標としては、コアスイッチのリプレース案件を統括できるか、というのが良い目標になると思います
* コアスイッチの設定を簡素に保つのが、トラブルの範囲を小さくするコツ
* コアスイッチの設定を簡素に保つのが、トラブルの範囲を小さくするコツ
* 規模が大きいネットワークでは、シャーシ型スイッチを導入します
* 規模が大きいネットワークや、小規模でも簡易な運用を求められるネットワークでは、シャーシ型スイッチを導入します
* 小規模ネットワークではコアスイッチが CPE アドレスを持ち、ルーティングでルータへアドレスを広報する場合が多いです
* 小規模ネットワークではコアスイッチが CPE アドレスを持ち、ルーティングでルータへアドレスを広報する場合が多いです
** CPE アドレス = Customer Premises Equipment アドレス
** CPE アドレス = Customer Premises Equipment アドレス
297行目: 486行目:
|WS-C2960X
|WS-C2960X
WS-C2960XR
WS-C2960XR
WS-C3560CX (1G)
|WS-C3650
|WS-C3650
WS-C3850
WS-C3850
|WS-C3850X
|WS-C3850X
WS-C4500-E / -X
WS-C4500-E / -X
C9500 (10G/40G 2024/04 EoS)
|WS-C6500
|WS-C6500
C6800
C6800
307行目: 500行目:
現世代
現世代
|C1000
|C1000
|C9200L
C1200
 
C1300
|WS-C3560CX(10G)
C9200L
C9200
C9200
C9200CX
|C9300L
|C9300L
C9300LM
C9300
C9300
|C9300B
|C9300B
315行目: 516行目:


C9400
C9400
C9500
|C9500H
|C9500H
C9500X
C9500X
323行目: 522行目:


C9600X
C9600X
|-
|Cisco  Catalyst
新世代
|
|
|
|'''C9350'''
|'''C9550'''
'''C9610'''
|-
|-
|Juniper EX
|Juniper EX
328行目: 536行目:
|  -
|  -
|EX2200
|EX2200
EX2300
|EX3200
EX3300
EX3300
|EX3200
|EX4200
|EX4200
EX4400
EX4500
EX4500


344行目: 551行目:
現世代
現世代
|  -
|  -
|EX2300
|EX4000 (New !)
|EX3400
|EX4100-F
|EX4300
EX3400
|EX4600
|EX4100
EX4300
 
EX4400
|EX4400-24X
EX4600
EX4650
EX4650


360行目: 572行目:
==== Catalyst 旧世代 - Sasquatch / Strider ASIC 系 ====
==== Catalyst 旧世代 - Sasquatch / Strider ASIC 系 ====


===== Catalyst 2960L =====
===== Catalyst 2960 / 2960-Plus =====


* 最廉価モデル
* 100 Base-TX モデル


===== Catalyst 2960 / 2960-Plus =====
===== Catalyst 2960L =====


* 100 Base-TX モデル
* 1000 Base-T 最廉価モデル


===== Catalyst 2960S / 2960X =====
===== Catalyst 2960S / 2960X =====


* 1000 Base-T モデル
* 1000 Base-T モデル
* モジュール追加でスタック対応
* モジュール追加でスタックに対応


===== Catalyst 3560 / 3750 =====
===== Catalyst 3560 / 3750 =====
394行目: 606行目:
* 1000 Base-T ローエンド コンパクト レイヤ 3 スイッチ
* 1000 Base-T ローエンド コンパクト レイヤ 3 スイッチ
* Cisco のコンパクト系にしては珍しく、BGP に対応しない
* Cisco のコンパクト系にしては珍しく、BGP に対応しない
==== Catalyst 1000 ====
* 2960L の後継機
* 一部 SKU で 10G アップリンクが搭載されるようになりました
* スタックは組めず、Single IP Management という Horizontal Stack ライクな機能にデグレードされています
* Cross Stack EtherChannel が組めないのは、特に要注意です
==== Catalyst 3560CX ====
* 最上位機種で 1000 Base-T + 10G-T + 10G-SFP ローエンド コンパクト レイヤ 3 スイッチ
* BGP や UPoE に対応するため、中古で安く手に入れば、自宅ラボにおすすめの一台
==== Catalyst 旧世代 - UADP ASIC 系 ====


===== Catalyst 3650 / 3850 =====
===== Catalyst 3650 / 3850 =====
404行目: 630行目:
===== Catalyst 4500 =====
===== Catalyst 4500 =====


* コンパクト シャーシ型 レイヤ 3 スイッチ
* ミッドレンジ シャーシ型 レイヤ 3 スイッチ


===== Catalyst 4948 / 4500X =====
===== Catalyst 4948 / 4500X =====
415行目: 641行目:


* ハイエンド シャーシ型 レイヤ 3 スイッチ
* ハイエンド シャーシ型 レイヤ 3 スイッチ
==== Catalyst 現世代 - Sasquatch / Strider ASIC 系 ====
===== Catalyst 1000 =====
* 2960L の後継機
* 10G アップリンクが搭載されるようになりました
* スタックは組めず、Single IP Management という Horizontal Stack ライクな機能にデグレードされている
* Cross Stack EtherChannel が組めないのは、特に要注意です
===== Catalyst 3560CX =====
* 1000 Base-T + 10G-T + 10G-SFP ローエンド コンパクト レイヤ 3 スイッチ
* BGP や UPoE に対応するため、中古で安く手に入れば、自宅ラボにおすすめの一台


==== Catalyst 現世代 - UADP ASIC 系 ====
==== Catalyst 現世代 - UADP ASIC 系 ====
435行目: 647行目:


* ローエンド レイヤ 3 スイッチ
* ローエンド レイヤ 3 スイッチ
* ルーティングはまともに動かないため、設計でカバーする必要があります
* Essential ライセンスのルーティングは役割が限定されるため、設計でカバーする必要があります
** EIGRP Stub : 論理 2 台でルーティング冗長構成にできない
** OSPF 1000 ルートまで
* Advantage ライセンスにしても、TCAM のルート数が多く無いため、デフォルトルートのみ受信させるなどの工夫が必要


===== Catalyst 9300 / 9300X =====
===== Catalyst 9300 / 9300L / 9300LM =====


* ローエンド レイヤ 3 スイッチ
* ローエンド レイヤ 3 スイッチ
* 旧世代の 3850 とほぼ変わらないですが、EVPN など機能追加があります
* 9300LM が追加された
** 9300LM : 25G 固定アップリンク + mGig 8 ポート
===== Catalyst 9300X =====
* ミッドレンジ ボックス型 レイヤ 3 スイッチ
* 9300X は StackWise-1T / 100G アップリンクモジュールに対応
* 9300X は StackWise-1T / 100G アップリンクモジュールに対応


446行目: 668行目:
* ミッドレンジ シャーシ型 レイヤ 3 スイッチ
* ミッドレンジ シャーシ型 レイヤ 3 スイッチ


===== Catalyst 9500 / 9500X =====
===== Catalyst 9500 =====
 
* 10G / 40G 対応 ミッドレンジ レイヤ 3 スイッチ
* 価格と速度のバランスが一番良いモデル
 
===== Catalyst 9500H =====
* 25G / 100G 対応 ハイエンド レイヤ 3 スイッチ
* TCAM がかなり大きいため、高集約の環境で使いやすい
 
===== Catalyst 9600 =====
 
* ハイエンド シャーシ型 レイヤ 3 スイッチ
* 9500X のシャーシ版
 
===== Catalyst 新世代 - Silicon One ASIC 系 =====
 
===== C9350 =====
 
* ミッドレンジ ボックス型 レイヤ 3 スイッチ
* UADP ASIC から Silicon One に変更になった
* Catalyst ブランドが外れて、スマートスイッチに
** Meraki と IOS-XE の両対応
* 詳細は [[C9350 スマートスイッチ 移行設計]] を参照
 
===== Catalyst 9500X =====
* 100G / 400G 対応 ハイエンド レイヤ 3 スイッチ
* 9500 , 9600 の X 系は ASIC が異なり、Silicon One を搭載している
* 動作する機能は UADP よりも少なく、これから実装される機能も
* 最近 StackWise Virtual に対応しました  17.12.x が Extended Maintenance Release になれば、商用導入できそう
** C9500X-28C8D : 17.10.x-
** C9500X-60L4D : 17.11.x-
 
===== Catalyst 9550 =====


* ハイエンド レイヤ 3 スイッチ
* 9500X とほとんど一緒のポート構成の SKU を持つ新シリーズ
* 価格と速度とサイズのバランスが一番良いモデル
* 2026/06 の登場時点では、400G x 4 アップリンク + 1RU 24 or 48 ポート 2RU 96 ポートのモデルがラインナップ
* 画像からすると、400G x 32 or 64 ポートのモデルも登場予定


===== Catalyst 9600 / 9600X =====
===== Catalyst 9600X =====


* ハイエンド シャーシ型 レイヤ 3 スイッチ
* ハイエンド シャーシ型 レイヤ 3 スイッチ
* 9500X のシャーシ版
* 2025/06 に C9610R は発表になった
===== C9610R =====
* Silicon One + 新型ラインカード対応 10 スロットシャーシ
* Catalyst 9600 の旧型ラインカードは、アダプタを使うと使用可能
* エンタープライズ市場初の'''パッシブ ケーブル バックプレーンを持つ、中央モジュラー アーキテクチャ'''<ref>[https://www.cisco.com/c/en/us/products/collateral/networking/switches/c9610-series-smart-switches/c9610-series-smart-switches-architecture-wp.html Cisco C9610 Series Smart Switches Architecture]
Centralized modular architecture with a passive cable backplane.</ref>を採用
==== Catalyst 現世代 - Linux カスタマイズ OS ====
===== Catalyst 1200 / 1300 =====
* IOS すら動かないスイッチですが、LAG , RSTP , dot1x auth , QoS などそれなりの機能はある模様
** OS が IOS から '''Customized Linux''' になりました
* Catalyst 1000 の後継機
* スモール , ミディアムサイズ ビジネス向け <ref>[https://www.cisco.com/c/en/us/products/collateral/switches/catalyst-1200-series-switches/nb-06-cat1200-1300-ser-upgrade-cte-en.html The Cisco<sup>®</sup> Catalyst<sup>®</sup> 1200 and 1300 Series switches provide simplicity, flexibility, and security for small and medium-sized businesses.]</ref>、とあることからラージ エンタープライズ市場向けとしては対象外と思われます
* C1300 10G アップリンク搭載モデルでスタック対応です
** クロススタック EtherChannel にも対応します
* CLI と GUI があるらしいですが・・・GUI でも 100% コンフィグできる模様
* 3rd パーティ トランシーバにも対応しています
* あと、ライセンス購入が必要ないです
* Gigabit 8 ポートの SKU に PoE 受電モデルがあって、ちょっとおもしろい
* 新人さんに Catalyst 9200 との機能差分レポートを書いてもらうと、トレーニングにちょうど良いかも


=== Juniper EX ===
=== Juniper EX ===
460行目: 740行目:
数字でどれが旧製品なのか見分けづらい・・・
数字でどれが旧製品なのか見分けづらい・・・


EX では L2 / L3 でプロダクトの作り分けをせず、ライセンスで分けています。
EX では L2 / L3 でプロダクトの物理的な作り分けをせず、ライセンスで分けています。


L3 機能を使っても commit で warning が出るだけなので、自宅ラボ用ではなかなか良いです。
L3 機能を使っても commit で warning が出るだけなので、自宅ラボ用ではなかなか良いです。


* EX2200-C で確認
* EX2200-C で確認
===== EX4000 =====
* 2025/02 発表のアクセス層に位置するスイッチ
* OSPF / BGP も動作可能
** ARP やルート数は慎ましい値なため、規模が大きい NW では使えない
* コンパクト スイッチ モデルあり
===== EX4100-F =====
* 2022/07 発表のアクセス・アグリゲーション層に位置するスイッチ
* EVPN VXLAN に対応
* アップリンクは 10G のみ
* コンパクトスイッチ EX2300-C の後継として、10G x4 のアップリンクを持つ EX4100-F-12P/T があります
** EX4000 が発売になったため、こちらのコンパクト スイッチは上位版の位置づけに変更
===== EX4100 =====
* 2022/07 発表の mGig アクセス・アグリゲーション層に位置するスイッチ
* EVPN VXLAN に対応
* アップリンクは 10G / 25G を備えます


== データセンター スイッチ ==
== データセンター スイッチ ==
475行目: 776行目:


また、SAN を使用できるストレージ スイッチも存在しますが、筆者に知見が無く、用途が全く異なるため割愛します。
また、SAN を使用できるストレージ スイッチも存在しますが、筆者に知見が無く、用途が全く異なるため割愛します。
初心者は Nexus9300-FX を覚えていくと良いでしょう。
参考 :  [[2023-10-05 Broadcom ASIC まとめ]]


=== ToR ===
=== ToR ===


* Top of Rack スイッチ
* Top of Rack スイッチ
* ラックの最上部 or 最下部にマウントし、サーバへネットワーク接続を提供します
* ラックの最上部 or 中央部 or 最下部にマウントし、サーバへネットワーク接続を提供します


[[ファイル:Leaf.png|サムネイル|Leaf]]
[[ファイル:Leaf.png|サムネイル|Leaf]]
496行目: 802行目:
* Leaf <-> Leaf 間で帯域幅が必要な場合、かなり高速なスイッチが選定されます
* Leaf <-> Leaf 間で帯域幅が必要な場合、かなり高速なスイッチが選定されます
** 例) Leaf に 25G x 48 + 100G x 8 ポートの機種、Spine に 100G x 32 ポートの機種
** 例) Leaf に 25G x 48 + 100G x 8 ポートの機種、Spine に 100G x 32 ポートの機種
* Spine 間を接続したいときには、更に上位に Super Spine や Spine of Spine を構成する場合があります
* Spine 間を接続したいときには、更に上位に Super Spine や Spine of Spine (名称違いなだけで役割は一緒)を構成する場合があります


[[ファイル:DCI.png|サムネイル|DCI]]
[[ファイル:DCI.png|サムネイル|DCI]]


=== DCI / OTV ===
=== DCI / OTV / Boarder Leaf ===


* データセンター間を接続するスイッチ
* データセンター間を接続するスイッチ
* OTV 対応のルータ・スイッチは高価なため、別の機種で行えないか要件を検討したほうが良いです
* 2023 年においては、OTV 対応のルータ・スイッチが高価なため、別の機種で行えないか要件を検討したほうが良いです
* 最近は DCI でも BGP EVPN + Boarder Leaf が流行りだと思います


{| class="wikitable"
{| class="wikitable"
510行目: 817行目:
!ToR
!ToR
! colspan="2" |Leaf
! colspan="2" |Leaf
! colspan="3" |Spine
! colspan="5" |Spine
!Super Spine
!Super Spine /
!DCI / OTV
ルータ
|-
|-
!速度
!速度
!1G / 25G / 100G
!1G / 25G / 100G
!10G / 40G
!10G / 40G  
超低遅延
!25G / 100G
!25G / 100G
!100G
!100G
!特殊シャーシ型
!特殊シャーシ型
!400G
!400G
!シャーシ型
!800G
!シャーシ型
!1.6T
!BOX /
シャーシ型
|-
|-
|Cisco  Nexus
|Cisco  Nexus
旧世代
旧世代
|Nexus2000 (FEX モード)
|Nexus3500
Nexus5000
|Nexus3100
Nexus3200
Nexus9300-EX
|
|
|
|Nexus5000
|Nexus3400-S
|Nexus9300-EX
|
|
|
|
|<nowiki>-</nowiki>
|Nexus7000
|Nexus7000
|Nexus7000
Nexus7700
|-
|-
|Cisco  Nexus
|Cisco  Nexus
現世代
現世代
|Nexus2000
|Nexus9200
Nexus9200
Nexus9300 (FEX モード)
| -
| Nexus3500
|Nexus9300-FX
|Nexus9300-FX
|Nexus9332C
|Nexus3600 (Jericho+)
Nexus9332C
 
Nexus9336C
Nexus9336C
|Nexus9400
|Nexus9400
|Nexus9300-GX
|Nexus9300-GX
|N9300-SP2R(S1)
|N9300-SG3(S1)
|Nexus9500
|Nexus9500
Nexus9800
Nexus9800
|Nexus7700
|-
|-
|Juniper QFX
|Juniper QFX
554行目: 873行目:
|  -
|  -
| colspan="2" |QFX5120
| colspan="2" |QFX5120
QFX5130
|QFX5700
|QFX5700
|QFX5130
|QFX5220
QFX5220
QFX5230
|QFX10000
 
|??
QFX5700
|QFX5140
QFX5240
|QFX5250
|QFX10002
QFX10008
 
QFX10016
|-
|-
|Arista DCS
|Arista DCS
573行目: 900行目:


DCS-7060X5
DCS-7060X5
|7280R3
|DCS-7060X5
|
|7300X3
7280R3
 
7280R3A
 
7500R3
7500R3


7800R3
7800R3
|??
|}
|}


587行目: 919行目:
===== Nexus2000 =====
===== Nexus2000 =====


* Fabric Extender として動作する、特殊なスイッチ
* FEX モード : Fabric Extender として'''のみ'''動作する、特殊なスイッチ
* 単体では動作せず、Nexus5000 や 9000 を親 (ペアレント スイッチ) として接続すると使用できます
* 単体では動作せず、Nexus5000 や 9000 を親 (ペアレント スイッチ) として接続すると使用できます
** NX-OS・コンフィグは、親スイッチで管理します
** NX-OS・コンフィグは、親スイッチで管理します
595行目: 927行目:
The Cisco Nexus 2000 Series Fabric Extender does not perform any local switching. </ref> ため、親スイッチを経由して通信します
The Cisco Nexus 2000 Series Fabric Extender does not perform any local switching. </ref> ため、親スイッチを経由して通信します
** このため同一スイッチ内のトラフィックが多いサーバには向きません
** このため同一スイッチ内のトラフィックが多いサーバには向きません
==== Nexus3500 ====
* HFT (高頻度取引 / 高速度取引) 用、超低遅延スイッチ
==== Nexus3600 ====
* ディープバッファのルータライクスイッチ


===== Nexus5000 / 7000 =====
===== Nexus5000 / 7000 =====
600行目: 940行目:
* 旧世代の Nexus BOX 型とシャーシ型
* 旧世代の Nexus BOX 型とシャーシ型
* 7000 は特殊で、F ラインカードと機能が豊富な M ラインカードが存在します
* 7000 は特殊で、F ラインカードと機能が豊富な M ラインカードが存在します
===== Nexus9200 =====
* Nexus9300 の機能を削ったモデルで、VxLAN が使えなかったりする機種がある
** その分お安い
===== Nexus9232E =====
* Silicon One 搭載期の Nexus で、箱が Cisco 8200 と一緒


===== Nexus9300 =====
===== Nexus9300 =====
605行目: 954行目:
* '''9300-FX が 2022 年現在一番メジャー'''な機種  まずこれを覚えます
* '''9300-FX が 2022 年現在一番メジャー'''な機種  まずこれを覚えます
* Cisco LSE (Leaf Spine Engine) ASIC 搭載
* Cisco LSE (Leaf Spine Engine) ASIC 搭載
* 一番売れ筋の型式は以下
** N9K-C93180YC-EX -> N9K-C93180YC-FX -> N9K-C93180YC-FX3
*** YC-EX は 2022/08 に End of Sale
==== Nexus9400 ====
* 縦型ラインカードのシャーシ型
* Cloud Scale ASIC (GX2A) 搭載 <ref>[https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/dcn/whitepapers/acl-tcam-in-cisco-cloud-scale-asics-for-nexus-9000-series-switches-white-paper.html Classification TCAM with Cisco CloudScale ASICs for Nexus 9000 Series Switches White Paper]
'''CloudScale ASIC'''
LS 25600 GX2A
LS 12800 GX2B
'''Nexus 9000 Family'''
9300-GX2A, 9300-GX2B, 9408</ref>


===== Nexus9500 =====
===== Nexus9500 =====
*9300 のシャーシ版
*9300 のシャーシ版
*Cloud Scale ASIC 系


===== Nexus7700 =====
===== Nexus7700 =====
615行目: 983行目:
** 例) OTV 機能で DC 間<span class="caret"></span>を接続 (DCI = Data Center Interconnect) する
** 例) OTV 機能で DC 間<span class="caret"></span>を接続 (DCI = Data Center Interconnect) する
** 例) VDC でラインカードを<span class="caret"></span>論理分割して、複数のシャーシとして扱う
** 例) VDC でラインカードを<span class="caret"></span>論理分割して、複数のシャーシとして扱う
* 近年は EVPN Border<span class="caret"></span> Leaf で DCI するため、お役御免気味


===== Nexus 400G 800G Family =====
===== Nexus 400G 800G Family =====
624行目: 993行目:
* Cisco 8000 ルータと共通と思われるシャーシを持つ
* Cisco 8000 ルータと共通と思われるシャーシを持つ
* 400G / 800G 世代のシャーシ型スイッチ
* 400G / 800G 世代のシャーシ型スイッチ
* Cisco Silicon One Q200 搭載 (2023 年の情報)
===== Cisco N9300 =====
* AI 対応 空冷 or 水冷 1.6Tbps OSFP x 64 ポート 10.2Tbps スイッチ
* 2026 年下期登場予定
* [https://businessnetwork.jp/article/33224/ Silicon One G300 搭載]


=== Juniper QFX ===
=== Juniper QFX ===
636行目: 1,012行目:
* Apstra で管理したい
* Apstra で管理したい
* Junos の知見を持つエンジニアが、導入する企業に多く在籍する
* Junos の知見を持つエンジニアが、導入する企業に多く在籍する
VC は不具合が起こるとトラシューが難しい + トラフィック片寄せの Verup が困難なため、[https://www.janog.gr.jp/meeting/janog47/wp-content/uploads/2020/11/JANOG47_FHRP_kawakami_4.pdf 大規模では避けるケース]があります。
VC / VCF は不具合が起こるとトラシューが難しい + トラフィック片寄せの Verup が困難なため、[https://www.janog.gr.jp/meeting/janog47/wp-content/uploads/2020/11/JANOG47_FHRP_kawakami_4.pdf 大規模では避けるケース]があります。
 
QFX51xx が Leaf (Trident) 向け、QFX52xx が Spine (Tomahawk) 向け、という理解で良さそうです。
 
Apstra で自動化したり、AI 基盤で機械学習させて自動チューニングとかやらせると良さそうなスイッチです。


===== QFX5000 =====
===== QFX5000 =====
644行目: 1,024行目:
===== QFX5100 =====
===== QFX5100 =====
* QFX5120-48Y は Trident3 搭載で、Arista DCS-7050SX3-48YC8 とほぼ一緒です
* QFX5120-48Y は Trident3 搭載で、Arista DCS-7050SX3-48YC8 とほぼ一緒です
* Leaf 向け


===== QFX5200 =====
===== QFX5200 =====


* Broadcom Tomahawk ASIC 搭載
* Broadcom Tomahawk ASIC 搭載
* Spine 向け
===== QFX5230 =====
* 5200 の 400G 版
* Spine 向け
===== QFX5240 =====
* 5200 の 800G 版
* Spine 向け
===== QFX5250 =====
* 5200 の 1.6T 版
* Tomahawk 6 ASIC 搭載
* Spine 向け


===== QFX10000 =====
===== QFX10000 =====
654行目: 1,052行目:


=== Arista ===
=== Arista ===
Arista のスイッチはだいたい Broadcom の ASIC で作られています。
Arista のスイッチはだいたい Broadcom の ASIC で作られています。他には Intel / Cavium が少し。
 
スイッチの SX 系とルータよりの R 系がありますが、TCAM のルート数は多くても 5M 程度。


スイッチの SX 系とルータよりの R 系がありますが、TCAM のルート数は多くても 2.5M 程度まで。
==== スイッチ系 ====


===== DCS-7050SX3 =====
===== DCS-7050SX3 =====
662行目: 1,062行目:
* Nexus9300 の対抗馬  まずはこいつを覚えると良いです
* Nexus9300 の対抗馬  まずはこいつを覚えると良いです
* Broadcom Trident 3 ASIC を搭載
* Broadcom Trident 3 ASIC を搭載
===== DCS-7060X4 =====
* Broadcom Tomahawk 3 ASIC を搭載
==== ルータ系 ====
===== DCS-7280R3 =====
* Broadcom Jericho2 ASIC を搭載
* FIB は最大 2M 程度 <ref>[https://www.arista.com/assets/data/pdf/Datasheets/7280R3-Data-Sheet_jp.pdf 7280R3 シリーズ データセンター・スイッチ・ルーター データシート]
'''FlexRoute'''
IPv4 と IPv6 の 両方のルート・スケールを 140 万ルート以上に拡張するための十分な余裕を備えています。</ref>
===== DCS-7280R3K =====
* Broadcom Jericho2C ASIC を搭載
* FIB は最大 5M 程度 <ref>[https://www.arista.com/assets/data/pdf/Datasheets/7280R3-Data-Sheet_jp.pdf 7280R3 シリーズ データセンター・スイッチ・ルーター データシート]
'''FlexRoute'''
大規模な 7280R3K シリーズは、FlexRouteサポー トを 500 万以上のルートに拡張します。</ref> (K 付きだとハイスケール)
===== DCS-7280R3AK =====
* Broadcom Jericho2C+ ASIC を搭載
* FIB は最大 5M 程度 <ref>[https://www.arista.com/assets/data/pdf/Datasheets/7280R3A-Modular-Datasheet.pdf 7280R3A Modular Data Center Switch Router Data Sheet]
'''Routing Table Scale and FlexRoute'''
Scaling to more than 5 million routes in 7280R3AK</ref> (K 付きだとハイスケール)
* 縦型ラインカード シャーシ型
==== DCS-7800R4 , DCS-7700R4 ====
* Broadcom Jericho3-AI ASIC を搭載  <ref>[https://www.arista.com/en/company/news/press-release/19493-arista-unveils-etherlink-ai-networking-platforms Arista Unveils Etherlink AI Networking Platforms]
'''The 7700R4 AI Distributed Etherlink Switch (DES)''' supports the largest AI clusters, offering customers massively parallel distributed scheduling and congestion-free traffic spraying based on the Jericho3-AI architecture</ref>
* AI Networking 用
* 7800 は巨大シャーシ、7700 は分散スケールアウト用


=== リファレンス ===
=== リファレンス ===
*[https://www.cisco.com/c/en/us/products/switches/nexus-9000-series-switches/models-comparison.html#~nexus-9300-series Cisco Nexus 9000 Series Switches]<span class="caret"></span> [https://www.cisco.com/c/en/us/products/switches/nexus-9000-series-switches/models-comparison.html#~nexus-9300-series Compare Models]
*[https://www.cisco.com/c/en/us/products/switches/nexus-9000-series-switches/models-comparison.html#~nexus-9300-series Cisco Nexus 9000 Series Switches]<span class="caret"></span> [https://www.cisco.com/c/en/us/products/switches/nexus-9000-series-switches/models-comparison.html#~nexus-9300-series Compare Models]
*[https://community.cisco.com/t5/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC-%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88/nexus-9000-nexus-3000-%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AE-asic-%E5%90%8D%E3%81%A8%E8%A9%B2%E5%BD%93%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%80%E3%82%AF%E3%83%88/ta-p/3165023 Nexus 9000 / Nexus 3000 シリーズの AS]<span class="caret"></span>[https://community.cisco.com/t5/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC-%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88/nexus-9000-nexus-3000-%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AE-asic-%E5%90%8D%E3%81%A8%E8%A9%B2%E5%BD%93%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%80%E3%82%AF%E3%83%88/ta-p/3165023 IC 名と該当するプロダクト]
*[https://community.cisco.com/t5/tkb-%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC-%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88/nexus-9000-nexus-3000-%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AE-asic-%E5%90%8D%E3%81%A8%E8%A9%B2%E5%BD%93%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%80%E3%82%AF%E3%83%88/ta-p/3165023 Nexus 9000 Nexus 3000 シリーズの ASIC]<span class="caret"></span> [https://community.cisco.com/t5/tkb-%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC-%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88/nexus-9000-nexus-3000-%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AE-asic-%E5%90%8D%E3%81%A8%E8%A9%B2%E5%BD%93%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%80%E3%82%AF%E3%83%88/ta-p/3165023 名と該当するプロダクト]
*[https://isp-tech.ru/en/switch-asic/ Network switch comparison Table,]<span class="caret"></span> [https://isp-tech.ru/en/switch-asic/ including ASIC and packet buffer.]
*[https://isp-tech.ru/en/switch-asic/ Network switch comparison Table] <span class="caret"></span>[https://isp-tech.ru/en/switch-asic/ including ASIC and packet buffer]
*[https://www.juniper-ne.jp/common/file/2021ProductGuide_val18.pdf ジュニパーネットワークス 製品カタログ]
*[https://www.juniper-ne.jp/common/file/2021ProductGuide_val18.pdf ジュニパーネットワークス 製品カタログ]
*[https://mpls.jp/2024/presentations/mpls2024-shtsuchi.pdf 分散イーサネットリンクとAIセンター]




676行目: 1,119行目:
=== Classic Firewall ===
=== Classic Firewall ===


* 主にサーバを防御します
* 送信元 / 送信先 IP , TCP / UDP ポート番号でフィルタする、昔ながらのファイアウォールです
* 送信元 / 送信先 IP , TCP / UDP ポート番号でフィルタする、昔ながらのファイアウォールです
* レイヤ 3 / 4 ヘッダのルックアップで良いため高速です
* レイヤ 3 / 4 ヘッダをルックアップして転送すれば良いため高速です
* 最近は様々なアプリが TCP 443 で動作するため、きめ細かい制御には向かなくなってきています
* 最近は様々なアプリが TCP 443 で動作するため、きめ細かい制御には向かなくなってきています


=== Next Generation Firewall (NGFW) ===
=== Next Generation Firewall (NGFW) ===


* 主にクライアントのアクセス先を見える化・制御します
* アプリケーション層もコントロールできる、次世代のファイアウォール
* アプリケーション層もコントロールできる、次世代のファイアウォール
* TCP 443 であってもアプリごとに通信可否や帯域幅を制御できたりします
* TCP 443 であってもアプリごとに通信可否や帯域幅を制御できたりします
687行目: 1,132行目:
* 細かくなった分、設計や構築の費用が増大します
* 細かくなった分、設計や構築の費用が増大します


UTM や IPS という役割もありますが、今回は割愛します。
UTM や IPS , VPN という役割もありますが、今回は割愛します。
{| class="wikitable"
{| class="wikitable"
|+ファイアウォール
|+ファイアウォール
747行目: 1,192行目:
SRX380
SRX380
|SRX550
|SRX550
|SRX5600
|SRX4300
SRX4700
SRX5600
SRX5800
SRX5800
|-
|-
770行目: 1,217行目:
** プラットフォーム モード : FX-OS / FTD で IPS エンジンの Snort をメインに使用します
** プラットフォーム モード : FX-OS / FTD で IPS エンジンの Snort をメインに使用します
** アプライアンス モード : 旧来の ASA を OS として使うモード  ほとんど ASA と同じように使えます
** アプライアンス モード : 旧来の ASA を OS として使うモード  ほとんど ASA と同じように使えます
* CPU で動作し、ASIC は搭載しません
* FPR2100 を除いて CPU で動作し、ASIC は搭載しません <ref>[https://www.cisco.com/c/en/us/support/docs/security/firepower-ngfw/214572-firepower-data-path-troubleshooting-ove.html Firepower Data Path Troubleshooting: Overview]
 
'''Firepower 2100 Appliances'''
 
However, there is a major difference in the 2100 series devices compared to the other devices, and that is the presence of the Application-specific integrated circuit (ASIC).</ref>
** FPR2100 は ASA の機能を持つ、Lina ASIC を搭載
*最近はパケットが RFC に準拠しているか、パケット インスペクションで適合性チェックを行えたり、脅威検出によってホストを自動で隔離できたりします <s>余計なことしやがって</s>
**デフォルトで動作してサーバが自動で隔離されたりするので、切替や Verup など再送が多く発生するときには要注意


===== Juniper SRX =====
===== Juniper SRX =====


* NetScreen の Screen OS を搭載していた NS / ISG の後継で、Junos で動作します
* NetScreen の Screen OS を搭載していた NS / ISG の後継で、Junos で動作します
* 2025/06 の Interop で SRX4700 が発表に Trio ASIC を積んで 1.4Tbps を叩き出す化け物


===== Fortigate =====
===== Fortinet Fortigate =====


* ハードウェア処理を行う、SPU を搭載します
* ハードウェア処理を行う、プロセッサを搭載します
** Security Processing Unit 5 (SP5)
** Networking Processing Unit 7 (NP7)
** Content Processing Unit 9 (CP9)
* 複数の機能を使用すると、逐次処理を行いパフォーマンスが劣化するため、必要な帯域幅と相談する必要があります
* 複数の機能を使用すると、逐次処理を行いパフォーマンスが劣化するため、必要な帯域幅と相談する必要があります


===== Paloalto =====
===== Paloalto Networks PA =====


* ハードウェア処理を行う、[https://media.paloaltonetworks.com/documents/Single_Pass_Parallel_Processing_Architecture.pdf 複数のプロセッサを搭載]します
* 並列ハードウェア処理を行うため、[https://media.paloaltonetworks.com/documents/Single_Pass_Parallel_Processing_Architecture.pdf 複数のプロセッサを搭載]します
** シグネチャーマッチ ハードウェア エンジン
** シグネチャーマッチ ハードウェア エンジン
** マルチコア セキュリティ プロセッサ
** マルチコア セキュリティ プロセッサ
** ネットワーク プロセッサ
** ネットワーク プロセッサ
* 各種機能を 1 度に処理するため、パフォーマンスの劣化が起こりにくいアーキテクチャになっています
* 各種機能を 1 度に処理するため、パフォーマンスの劣化が起こりにくいアーキテクチャになっています
== CGN ==
{| class="wikitable"
|-
!
!ローエンド
-100Gbps
!ミッドレンジ
-200 Gbps
!ハイエンド
200Gbps-
!備考
|-
|[https://www.a10networks.co.jp/download/files/A10_Thunder_Placemat.pdf?20260407103240 A10]
[https://www.a10networks.co.jp/download/files/A10_Thunder_Placemat.pdf?20260407103240 旧世代]
|TH3030S
TH3040S
TH4440
|TH5440
TH5840
TH5840-11
TH5840
TH5840-11
TH5845
|TH7440
TH7440-11
TH7445
|
|-
|[https://www.a10networks.co.jp/download/files/A10_Thunder_Placemat.pdf?20260407103240 A10]
[https://www.a10networks.co.jp/download/files/A10_Thunder_Placemat.pdf?20260407103240 現世代]
|TH3350
TH3350-E
TH3350S
|
|TH7460S
TH7465
TH7468
TH7650
TH7655S
TH8665S
TH14045
|機種により、モジュラーライセンスでスループットを制限することで価格調整が可能
|-
|Juniper SRX
旧世代
|
|
|
|SRX 旧世代機 (筐体色がグレー) は、(少なくともリリース時の Junos では) CGN の Fullcone NAT (EIM/EIF) に対応していない模様
|-
|Juniper SRX
現世代
|
|SRX4300
|SRX4700
|SRX4700 は Trio ASIC 搭載で、0.7Tbps or 1.4Tbps と非常に高速
|-
|Fortigate
|
|
|
|
|-
|F5
|
|
|
|
|}
== 更新履歴 ==
2023/05/18 : 初版
2023/07/31 : Catalyst 1200 を追加
2023/09/30 : Catalyst 1300 を追加
2025/07/03 : Cisco 8000 Secure Router / MX301 , C9350 / C9610R , SRX4700 を追加
2025/08/13 : C921J , C1110 を前世代に移動、C1121 を追加
2026/02/05 : 全体的に追記
2026/04/14 : Arista AI 向け製品を追記
2026/06/04 : CGN を追加
2026/06/24 : Nexus 800G , 1.6T を追加
2026/06/26 : MX204 の EoS 情報を追加


== 引用 ==
== 引用 ==
<references />
[[カテゴリ:その他]]

2026年10月9日 (金) 11:12時点における最新版

ネットワーク機器メーカーの製品が、全体からどこに位置するのか書き出してみました。

全部書き出すと煩雑なので、メジャーな機種だけ。End of Sale が確定した機器を旧世代としています。

現状ではルータ・スイッチ・ファイアウォールのみを記載。

ネットワーク機器の使用位置

目的

  • メーカー横断で対抗となる機種を調べられるようにしたい。
    • 各メーカーごとのプロダクト マッピング (下位機種・上位機種 / 種類) はカタログを読めばわかりますが、メーカー横断の資料は公開されていない
  • ビギナー エンジニアが機種全体から見て、自分が対応する機種の位置づけを知ることができる。

想定する読者

エンタープライズ / ISP 市場の、SIer / NIer ビギナー エンジニア

ルータ

ルータは主に 3 つの役割に分かれます。初心者は、まず Cisco のブランチルータを把握すると良いでしょう。

PE
CE

P = Provider Router

  • インターネット サービス プロバイダ (ISP) が内部で使用するルータ
  • 大型で高価なものが使用されます
  • メガキャリアの場合は、あまり複雑なことをやらせないように設計する模様
  • 右図からは省略している

PE = Provider Edge Router

  • ISP が外部ネットワークや法人顧客と接する位置に置かれるルータ
  • 用途によって導入する機種が選定されます
    • L2VPN / L3VPN を提供 -> メトロ系
    • 固定 IP インターネット接続を提供 -> ミッドレンジ・ハイエンド系
    • BGP フルルート インターネット接続を提供 -> ハイエンド系
  • P ルータと比べ、法人顧客の多様な要求に答えるため、複雑な機能を実装します

CE = Customer Edge Router

  • ユーザが外部ネットワークと接する位置に置かれるルータ
  • L3SW が持っていない機能を使って、インターネットや多拠点への接続を提供します
    • WAN 機能 : PPPoE
    • アドレス変換 : NAT , PAT
    • VPN : IPsec VPN
  • コストを下げるため、ルータを使用せずにスイッチで収容できる回線を選択する場合もあります


エンタープライズ系では、DC など大きい拠点に置くセンタールータ、小さい拠点に置くブランチルータ、

という分類もあります。

ルータ
役割 CE PE CE / PE PE / P P
セグメント ブランチ ローエンド メトロ ミッドレンジ ハイエンド ウルトラハイエンド
Cisco ISR / ME / ASR

旧世代

C892J

C891FJ C921J

C1110

ISR4200 -> C8200L

ISR4300 -> C8200

ISR4400 -> C8300

ME3400

ME3800

ASR1000 ASR9000 CRS-1

CRS-3

CRS-X

Cisco ISR / NCS / ASR

現世代

C1120

C8100

C8200G2

C8300G2

ASR900

NCS520

NCS540 NCS5500

NCS5700

ASR1000X

C8500

ASR9900

8100

8200

8600 (Silicon One)

8800
Cisco ISR / NCS / ASR

新世代

C8100-G2

C8200-G2

C8300-G2

8400 C8400-G2

C8500-G2

C8650-G2

8010

8700

Juniper MX / PTX

旧世代

- MX5

MX10

ACX5048

ACX5096

MX40

MX80

MX204

MX10003

PTX1000

PTX3000

PTX5000

MX10016

PTX10008

PTX10016

Juniper ACX / MX / PTX

現世代

- - ACX4000

ACX5448

ACX5000

MX301

MX304

MX480

MX960

MX10004

MX10008

MX2000

PTX

MX2008

MX2010

MX2020

PTX

ルータは、WAN で使用される機能が充実しています。

  • WAN プロトコル : PPPoE / MPLS
  • VPN : IPsec / FlexVPN / L2TP
  • IP Addressing : NAT

一方でレイヤ 3 スイッチと比較してポート単価が高いため、ポート消費量を抑える設計や

レイヤ 3 スイッチに代替出来ないか、検討する知見が求められます。

  • 最近は C9300 スイッチなど IPsec や NAT をサポートしているケースがあります

筆者は初心者のころにブロードバンド ルータを置き換える目的で Catalyst 3560 を買ったのですが、

PPPoE / NAT が動作しないことを知りませんでした。。

Cisco ISR / ME / ASR

最新世代のルータは、スイッチのブランド名だった Catalyst を名乗りだしたので要注意です。

逆に 2025 年の最新機種では、Cisco 8000 Secure Router と改名し、Catalyst の名前はなくなりました。

  • Catalyst : C8200 , C8300 , C8500
  • Cisco 8000 と数字がカブるだろ ! いい加減にしろ ! (biim 兄貴風に)

ISR800 / 900 (C892J , C921J)

  • パケット転送用に特別なハードウェアを搭載せず、Classic IOS が動作します
    • VPN は暗号化・復号化モジュールを搭載している場合があります
  • Cisco のブランチ (拠点) 向けルータ
  • PowerPC , MIPS など組み込み向けの CPU を長らく採用していましたが、C921J はついに x86 CPU を搭載しました
  • J がつくと日本向けの特別バージョンになり、パフォーマンスが増加されています
    • C1812J の頃の話 で、当時は Yamaha 対向だった 最近の機種は未調査

ISR1100 / 1100X / 1121X / 1127X / 1131X / 1161X

ちょっと高性能なブランチルータ。

  • LTE / WiFi 対応モデルあり

C1121

C921J / C1111 の後継機。

ISR4000

デフォルトではめっちゃ遅いスループットのモデルも存在する、高性能なブランチルータ。

  • ASR1000 の QFP (Quantum Flow Processor) を、ソフトウェア実装で動作させるアーキテクチャを持ち、IOS-XE が動作します
    • CPU コアを、IOS-XE の動作するコントロール プレーンと、QFP エミュレーション用のデータプレーンに振り分けています
  • 他のソフトウェア転送系ルータと異なり、帯域幅が保証されるように (=HW ライクに) 動作します
    • 保証帯域幅以上のパフォーマンスを発揮する、ブーストライセンスが途中から追加されました

Catalyst 8200L / 8200 / 8300

  • IOS-XE で動作するルータで、ISR4000 の後継機
  • Intel マルチコア CPU の QAT と DPDK が動作し、ASIC ほどではないがハードウェア転送になったアーキテクチャ [1] を持ちます
    • Intel QuickAssist Technology (QAT) : 暗号化・復号化を高速に行う IPSec 用の機能
    • Data Plane Development Kit (DPDK) : パケット処理にカーネルを挟まず、NIC に CPU コアを割り当ててパケット転送の間隔でポーリングし、転送処理することで高速なパケット転送を行います
      • ポーリング処理に CPU コアを専有するため、8 - 12 コアを搭載しています

C8100-G2 (Secure Router)

  • 2025 年 6 月発表、ISR1110 , 1121 , 1161 の後継機 [2]

C8200-G2 / C8300-G2 (Secure Router)

  • Catalyst 8200 / 8300 の後継機

C8400-G2 (Secure Router)

  • C8300 と C8500 の間を埋める機種
  • C8455-G2 と C8475-G2 はルート数が 5.8M なので、2026 年現在 BGP フルルートを収容可能

C8500

  • QFP を搭載した、ASR1000 の後継機
  • この世代から BOX タイプのみになっています
  • ルート数は 8M らしい

C8650-G2 (Secure Router)

  • QFP 搭載で 100G x6
  • 2026/06/02 データシート公開

ASR900 / 920

  • Cisco 独自 Carrier Ethernet ASIC 搭載 [3] で、IOS-XE が動作します
    • MPLS / VPLS などキャリア向け機能が充実し、ISP が回線サービスを外販する箇所などに導入するのがメトロ系ルータとなります
    • 前世代の ME3400 / ME3800X も、IOS でこの系統の ASIC を搭載していました
      • 当時はメトロ系スイッチで、ルータではありませんでした
    • 小型で奥行きが小さいくせに可用性が重視されるため、ルートスイッチプロセッサ (RSP) が冗長化できます
  • 携帯の基地局と拠点をつなぐ、モバイル バックホールなどにも使用されます
    • 無線 LAN でいうと PoE アクセススイッチの位置づけ
      • RF : 無線 LAN -> L2SW : PoE SW -> ディストリ・コア : L3SW
      • RF : LTE -> モバイル バックホール RT : ASR920 -> 基地局集約ルータ

ASR1000 / -X

  • Cisco 独自 Quantum Flow Processor (QFP) 搭載、IOS-XE が動作します
  • エンタープライズでセンターの VPN 装置や、キャリアの NAT 用途などで使用されます

NCS520 , NCS540

  • マーチャントシリコン搭載、IOS-XE が動作します
  • NCS540 は broadcom Qumran 2A (J2 系)
  • メトロ (都市間) イーサネット系ルータとして MPLS などをサポート
  • ASR9x0 系と被ってます

NCS5500 / NCS5700

  • マーチャントシリコン搭載、IOS-XR が動作します
  • NCS5504 , 5508 , 5516 は Nexus9500 とシャーシを共通化しています
  • ルータにしてはポート数が多いため、ASR9000 よりポート単価は安いはず (グロスで安いとは言っていない)

CRS-1 , 3 , X

  • Cisco Silicon Packet Processor (CRS-1) Cisco QuantumFlow Array Processor を搭載 (CRS-3) し、IOS-XR を採用
  • 日本ではメガキャリアの P ルータで採用例あり
  • IOS-XR は Cisco と Fujitsu で共同開発されました

ASR9000

  • Cisco 独自 Network Processor を搭載し、IOS-XR が動作します
  • 第5世代ラインカードは Lightspeed+ 搭載
  • ラインカードの世代はここ [4] を参照
  • Typhoon, Tomahawk based の場合、FIB は IPv4 4M / IPv6 2M [5] を持つ
  • Cisco でフルルート BGP ルータといえばこいつだったが、今は高価な機種ばかりであまり好きじゃないです

Cisco8000

  • 固定 BOX 型
    • Cisco 8010
    • Cisco 8010 : Silicon One としては低速よりの SKU
      • 8011-4G24Y4H-I  : RJ-45 1G x 4 + 10/25G x 24 + 40/100G x4 = 1Tbps
    • Cisco 8100 , 8200
    • Cisco 8133
    • Cisco 8400 : ASR900 系の見た目なので、メトロイーサネット向きっぽい
    • Cisco 8711 : 800G Box タイプ
    • Cisco 8712 : MPA 搭載タイプ (1U / 2U)
  • 中央処理 + ポートアダプタ型
    • Cisco 8400 : コンパクトシャーシタイプ (ASR920 系と似たタイプ)
    • Cisco 8608 : 縦型 MPA シャーシ タイプ
  • シャーシ + ラインカード型
    • Cisco 8800 : 4 , 8 , 12 , 18 スロット モジュラー シャーシ タイプ
  • Cisco Silicon One を搭載し、IOS-XR が動作します
  • P4 言語に対応するため別の OS も選択でき、SONiC も動作します
  • Juniper の PTX に近いシリーズで、Feature は少なめになりそう ?
  • 2022/10/18 8111-32EH が発表、Silicon One G100 を搭載する 800G x 32 ポート 25.6Tbps の化け物
  • シャーシ型は、おそらく Nexus 9800 とほぼ共通化されていると思われる
  • Interop2023 で、Cisco 8608 が発表された

Juniper ACX / MX / PTX

Juniper のブランチ・ローエンド ルータは、筆者の観測範囲では見てないのでよくわかりません。

  • MX5 / MX150 って売れてたんですかね ?? EoS 後の後継機もよくわからないし・・・

今までは代わりに SRX のブランチ系でカバーしていた気が。今後は SSR を展開していく模様。

あと MX204 / MX10003 は何ですぐ EoS で死んでしまうん・・・

  • MX204 は復活しました。 -> Revoke End of Life Announcement: MX204
  • その後後継機の MX301 がリリースされ、MX204 は 2026/06/15 に EoS (End of Sales) が改めてアナウンスされ、2027/06/15 に EoS が確定しました [6]

MX の Trio ASIC と PTX の Express ASIC の違いは、

  • Trio : 複数のパケット処理エンジンを持つ
  • Express : プログラマブル パイプライン [7] を持ち、スループットが高いためポート密度を高くできる

点が異なります。[8]

基本的に

  • MX : Feature リッチで要件が不明確な PE ルータに向く (こいつでできなきゃしょうがない)
  • PTX : 速度重視でポート単価が MX よりも安い [9]

リンク : Juniper’s Express 5: A 28.8Tbps Network Routing ASIC and Variations

ACX

  • マーチャントシリコン (Broadcom) を使ったルータで、Junos が動作します
    • ルータというよりはスイッチのルート スケール版、と言ったほうが正しいと思われます
  • Cisco NCS 5500 , 5700 / ASR900 の対抗馬として、メトロ イーサネット用ルータと捉えるのが良さそう
  • ACX4000 : MX80 のシャーシを改造したような見た目

MX

  • Juniper 独自 Trio チップセットを使ったルータで、Junos が動作します
  • Cisco ASR の対抗馬
  • Juniper のルータで、最も機能が充実しているのは Trio 搭載の MX となります
    • 豊富な機能で PE ルータに必要な様々な回線を収容できるため、PE / CE ルータに向きます
      • 例) IPsec VPN / BNG / QoS
      • Feature Explorer で機能比較をするとよさげ
    • 要件定義で将来使う機能が曖昧なときは、PTX よりも MX を選定します
    • 反面ポート密度と速度は、他の機種と比べて低くなります
  • Trio 4 の MX204 は 100G x 4 を持ち、フルルート収容可能なルータとしては圧倒的なコストパフォーマンスを持っています
  • 2024 年時点の最新は Trio 6 世代の MX304 , MX10004 , MX10k LC9600 ラインカード [10]
  • MX204 の後継機として、MX301 が 2025 年に発売予定 400Gbps -> 1.6Tbps に
  • MX301 は PAYG でライセンス制限をかけて、購入時の価格を低減することも可能なようです

PTX

  • Juniper 独自 Express 系シリコンを使用しており、Junos が動作します
    • Express 4 ASIC : Triton 400G x 36 ポート = 9.6 Tbps
      • PTX10001-36MR に搭載
    • Express 5 ASIC : <コードネーム不明> 800G x 36 ポート = 28.8Tbps
  • Cisco 8000 の対抗馬
  • 機能の充実よりも速度にフォーカス [11] しています
    • 複雑なことをやらせたくない + 速度を重視したい、P ルータ (メガキャリアのコア) に向いています
    • MX と比べると、同じ価格であればより高いポート密度を実現できるのがメリット

SSR (Session Smart Router)

  • IPsec を使わないトンネルレス VPN な SD-WAN ルータ
  • 再暗号化せずオーバーヘッドの少ない VPN
  • App-ID でアプリケーションを識別、音声や動画をローカル ブレイクアウト
  • 専用アプライアンス以外に、汎用ハードウェア上に VM で展開可能
    • Juniper NFX
    • 認定ハードウェア メーカー : Lenovo , Lanner , Silicom
    • クラウド : AWS , Azure , Google
  • QR コードで ZTP

リファレンス

Cisco IOS XR ルータ カタログ

参考になる URL : お勧めの製品と選び方

シリコンアーキテクチャの選択:業務に適したツールの選定が重要

キャンパス スイッチ

L2SW

キャンパス スイッチは、主に 3 つの役割に分かれます。

  • キャンパス スイッチ = 大学の構内 (キャンパス) などの広大な敷地や、企業の入居するビルに導入されるスイッチ

下記の 3 種類で、3 層ネットワークと呼ばれ、上位から下位 (North <-> South) への帯域幅を重視したトポロジーを構成します。

初心者は Cisco の C9200 / C9300 を覚えていくと良いでしょう。

アクセススイッチ - レイヤ 2 スイッチ

  • 島ハブやフロアごとに設置されるスイッチ
  • ユーザから見て一番近い位置に使用されます
  • サーバを収容するスイッチとして使用されることも

ディストリビューション (アグリゲーション) スイッチ - レイヤ 2 / 3 スイッチ

  • アクセス スイッチを複数収容するスイッチ
  • 小規模ネットワークの場合は省略されます
  • 規模が大きいネットワークでは、ディストリビューション スイッチが CPE アドレスを持ちます
L3SW

コア スイッチ - レイヤ 3 スイッチ

  • アクセススイッチ or ディストリビューション スイッチを複数収容する、LAN のボスとなるスイッチ
    • 設計中級者の目指す目標としては、コアスイッチのリプレース案件を統括できるか、というのが良い目標になると思います
  • コアスイッチの設定を簡素に保つのが、トラブルの範囲を小さくするコツ
  • 規模が大きいネットワークや、小規模でも簡易な運用を求められるネットワークでは、シャーシ型スイッチを導入します
  • 小規模ネットワークではコアスイッチが CPE アドレスを持ち、ルーティングでルータへアドレスを広報する場合が多いです
    • CPE アドレス = Customer Premises Equipment アドレス
    • アクセス層配下の、ユーザが持つアドレスのこと
  • 大規模になるに従って、複雑な設定をディストリビューション スイッチへ移植して、負担を減らしていくように設計します
キャンパス スイッチ
役割 アクセス アクセス /

ディストリビューション

ディストリビューション /

コア

ディストリビューション /

コア

レイヤ レイヤ 2 レイヤ 2 / 3 レイヤ 3
セグメント ローエンド1 ローエンド2 ローエンド3 ミッドレンジ ハイエンド
Cisco Catalyst

旧世代

WS-C2960L WS-C2960X

WS-C2960XR

WS-C3560CX (1G)

WS-C3650

WS-C3850

WS-C3850X

WS-C4500-E / -X

C9500 (10G/40G 2024/04 EoS)

WS-C6500

C6800

Cisco Catalyst

現世代

C1000

C1200

C1300

WS-C3560CX(10G)

C9200L C9200

C9200CX

C9300L

C9300LM

C9300

C9300B

C9300X

C9400

C9500H

C9500X

C9600

C9600X

Cisco Catalyst

新世代

C9350 C9550

C9610

Juniper EX

旧世代

- EX2200

EX2300

EX3200

EX3300

EX4200

EX4500

EX6200

EX8200

EX9251

EX9253

Juniper EX

現世代

- EX4000 (New !) EX4100-F

EX3400

EX4100

EX4300

EX4400

EX4400-24X

EX4600 EX4650

EX9200

Cisco Catalyst

2022 年は Catalyst 9300 , 9400 , 9500 , 9600 に X シリーズが登場しました。

ASIC に UADP 3.0 や Silicon One Q200 を積んで、高速化 + 次期モデルの不具合を露払いしたいように見えます。

Catalyst 旧世代 - Sasquatch / Strider ASIC 系

Catalyst 2960 / 2960-Plus
  • 100 Base-TX モデル
Catalyst 2960L
  • 1000 Base-T 最廉価モデル
Catalyst 2960S / 2960X
  • 1000 Base-T モデル
  • モジュール追加でスタックに対応
Catalyst 3560 / 3750
  • 100 Base-TX ローエンド レイヤ 3 スイッチ
  • スタック対応
Catalyst 3560G / 3750G
  • 1000 Base-T ローエンド レイヤ 3 スイッチ
  • スタック対応
Catalyst 3560X / 3750X
  • 1000 Base-T ローエンド レイヤ 3 スイッチ
  • スタック対応
  • アップリンクモジュールで 10G に対応する
  • PAK ライセンスが必要なため、自宅ラボには非推奨
Catalyst 3560CG
  • 1000 Base-T ローエンド コンパクト レイヤ 3 スイッチ
  • Cisco のコンパクト系にしては珍しく、BGP に対応しない

Catalyst 1000

  • 2960L の後継機
  • 一部 SKU で 10G アップリンクが搭載されるようになりました
  • スタックは組めず、Single IP Management という Horizontal Stack ライクな機能にデグレードされています
  • Cross Stack EtherChannel が組めないのは、特に要注意です

Catalyst 3560CX

  • 最上位機種で 1000 Base-T + 10G-T + 10G-SFP ローエンド コンパクト レイヤ 3 スイッチ
  • BGP や UPoE に対応するため、中古で安く手に入れば、自宅ラボにおすすめの一台

Catalyst 旧世代 - UADP ASIC 系

Catalyst 3650 / 3850
  • UADP ASIC + IOS-XE 搭載
  • スタック帯域幅やアップリンクモジュールの有無などで差別化されている

Catalyst 旧世代 - K5 チップセット系

Catalyst 4500
  • ミッドレンジ シャーシ型 レイヤ 3 スイッチ
Catalyst 4948 / 4500X
  • ミッドレンジ レイヤ 3 スイッチ

Catalyst 旧世代 - EARL チップセット系

Catalyst 6500 / 6800
  • ハイエンド シャーシ型 レイヤ 3 スイッチ

Catalyst 現世代 - UADP ASIC 系

Catalyst 9200 / 9200CX
  • ローエンド レイヤ 3 スイッチ
  • Essential ライセンスのルーティングは役割が限定されるため、設計でカバーする必要があります
    • EIGRP Stub : 論理 2 台でルーティング冗長構成にできない
    • OSPF 1000 ルートまで
  • Advantage ライセンスにしても、TCAM のルート数が多く無いため、デフォルトルートのみ受信させるなどの工夫が必要
Catalyst 9300 / 9300L / 9300LM
  • ローエンド レイヤ 3 スイッチ
  • 旧世代の 3850 とほぼ変わらないですが、EVPN など機能追加があります
  • 9300LM が追加された
    • 9300LM : 25G 固定アップリンク + mGig 8 ポート
Catalyst 9300X
  • ミッドレンジ ボックス型 レイヤ 3 スイッチ
  • 9300X は StackWise-1T / 100G アップリンクモジュールに対応
Catalyst 9400
  • ミッドレンジ シャーシ型 レイヤ 3 スイッチ
Catalyst 9500
  • 10G / 40G 対応 ミッドレンジ レイヤ 3 スイッチ
  • 価格と速度のバランスが一番良いモデル
Catalyst 9500H
  • 25G / 100G 対応 ハイエンド レイヤ 3 スイッチ
  • TCAM がかなり大きいため、高集約の環境で使いやすい
Catalyst 9600
  • ハイエンド シャーシ型 レイヤ 3 スイッチ
  • 9500X のシャーシ版
Catalyst 新世代 - Silicon One ASIC 系
C9350
  • ミッドレンジ ボックス型 レイヤ 3 スイッチ
  • UADP ASIC から Silicon One に変更になった
  • Catalyst ブランドが外れて、スマートスイッチに
    • Meraki と IOS-XE の両対応
  • 詳細は C9350 スマートスイッチ 移行設計 を参照
Catalyst 9500X
  • 100G / 400G 対応 ハイエンド レイヤ 3 スイッチ
  • 9500 , 9600 の X 系は ASIC が異なり、Silicon One を搭載している
  • 動作する機能は UADP よりも少なく、これから実装される機能も
  • 最近 StackWise Virtual に対応しました 17.12.x が Extended Maintenance Release になれば、商用導入できそう
    • C9500X-28C8D : 17.10.x-
    • C9500X-60L4D : 17.11.x-
Catalyst 9550
  • 9500X とほとんど一緒のポート構成の SKU を持つ新シリーズ
  • 2026/06 の登場時点では、400G x 4 アップリンク + 1RU 24 or 48 ポート 2RU 96 ポートのモデルがラインナップ
  • 画像からすると、400G x 32 or 64 ポートのモデルも登場予定
Catalyst 9600X
  • ハイエンド シャーシ型 レイヤ 3 スイッチ
  • 9500X のシャーシ版
  • 2025/06 に C9610R は発表になった
C9610R
  • Silicon One + 新型ラインカード対応 10 スロットシャーシ
  • Catalyst 9600 の旧型ラインカードは、アダプタを使うと使用可能
  • エンタープライズ市場初のパッシブ ケーブル バックプレーンを持つ、中央モジュラー アーキテクチャ[12]を採用

Catalyst 現世代 - Linux カスタマイズ OS

Catalyst 1200 / 1300
  • IOS すら動かないスイッチですが、LAG , RSTP , dot1x auth , QoS などそれなりの機能はある模様
    • OS が IOS から Customized Linux になりました
  • Catalyst 1000 の後継機
  • スモール , ミディアムサイズ ビジネス向け [13]、とあることからラージ エンタープライズ市場向けとしては対象外と思われます
  • C1300 10G アップリンク搭載モデルでスタック対応です
    • クロススタック EtherChannel にも対応します
  • CLI と GUI があるらしいですが・・・GUI でも 100% コンフィグできる模様
  • 3rd パーティ トランシーバにも対応しています
  • あと、ライセンス購入が必要ないです
  • Gigabit 8 ポートの SKU に PoE 受電モデルがあって、ちょっとおもしろい
  • 新人さんに Catalyst 9200 との機能差分レポートを書いてもらうと、トレーニングにちょうど良いかも

Juniper EX

筆者は Juniper スイッチのプロダクト ポートフォリオの把握にあまり自信がないです。

数字でどれが旧製品なのか見分けづらい・・・

EX では L2 / L3 でプロダクトの物理的な作り分けをせず、ライセンスで分けています。

L3 機能を使っても commit で warning が出るだけなので、自宅ラボ用ではなかなか良いです。

  • EX2200-C で確認
EX4000
  • 2025/02 発表のアクセス層に位置するスイッチ
  • OSPF / BGP も動作可能
    • ARP やルート数は慎ましい値なため、規模が大きい NW では使えない
  • コンパクト スイッチ モデルあり
EX4100-F
  • 2022/07 発表のアクセス・アグリゲーション層に位置するスイッチ
  • EVPN VXLAN に対応
  • アップリンクは 10G のみ
  • コンパクトスイッチ EX2300-C の後継として、10G x4 のアップリンクを持つ EX4100-F-12P/T があります
    • EX4000 が発売になったため、こちらのコンパクト スイッチは上位版の位置づけに変更
EX4100
  • 2022/07 発表の mGig アクセス・アグリゲーション層に位置するスイッチ
  • EVPN VXLAN に対応
  • アップリンクは 10G / 25G を備えます

データセンター スイッチ

ToR

データセンター スイッチでは、主に以下の 4 種類の役割に分かれます。

トポロジが 3 層ネットワークと異なるため、IP Clos のドキュメント [14] を参照して違いを確認する必要があります。

IP Clos ではサーバ間 (East <-> West) の帯域幅が重視されるのが最大の特徴です。

また、SAN を使用できるストレージ スイッチも存在しますが、筆者に知見が無く、用途が全く異なるため割愛します。


初心者は Nexus9300-FX を覚えていくと良いでしょう。

参考 : 2023-10-05 Broadcom ASIC まとめ

ToR

  • Top of Rack スイッチ
  • ラックの最上部 or 中央部 or 最下部にマウントし、サーバへネットワーク接続を提供します
Leaf

Leaf

  • 下位の ToR を束ねて、上位の Spine へ接続するスイッチ
  • キャンパススイッチとは異なり、速度が重視される場合には 4 台以上 の Spine と接続する場合があります
  • 別のネットワークと接続する Leaf は Border Leaf と呼ばれ、外部接続用にレイヤ 3 の GW を設ける場合があります
Spine

Spine

  • Leaf を束ねる上位スイッチ
  • Leaf <-> Leaf 間で帯域幅が必要な場合、かなり高速なスイッチが選定されます
    • 例) Leaf に 25G x 48 + 100G x 8 ポートの機種、Spine に 100G x 32 ポートの機種
  • Spine 間を接続したいときには、更に上位に Super Spine や Spine of Spine (名称違いなだけで役割は一緒)を構成する場合があります
DCI

DCI / OTV / Boarder Leaf

  • データセンター間を接続するスイッチ
  • 2023 年においては、OTV 対応のルータ・スイッチが高価なため、別の機種で行えないか要件を検討したほうが良いです
  • 最近は DCI でも BGP EVPN + Boarder Leaf が流行りだと思います
データセンター スイッチ
用途 ToR Leaf Spine Super Spine /

ルータ

速度 1G / 25G / 100G 10G / 40G

超低遅延

25G / 100G 100G 特殊シャーシ型 400G 800G 1.6T BOX /

シャーシ型

Cisco Nexus

旧世代

Nexus2000 (FEX モード) Nexus3500

Nexus5000

Nexus3100

Nexus3200

Nexus9300-EX

Nexus3400-S Nexus7000

Nexus7700

Cisco Nexus

現世代

Nexus9200

Nexus9300 (FEX モード)

Nexus3500 Nexus9300-FX Nexus3600 (Jericho+)

Nexus9332C

Nexus9336C

Nexus9400 Nexus9300-GX N9300-SP2R(S1) N9300-SG3(S1) Nexus9500

Nexus9800

Juniper QFX

現世代

- QFX5120

QFX5130

QFX5700 QFX5220

QFX5230

QFX5700

QFX5140

QFX5240

QFX5250 QFX10002

QFX10008

QFX10016

Arista DCS

現世代

DCS-7010X - DCS-7050SX3 DCS-7358X4

DCS-7368X4

DCS-7388X5

DCS-7050X4

DCS-7060X4

DCS-7060X5

DCS-7060X5 7300X3

7280R3

7280R3A

7500R3

7800R3

Cisco Nexus

Nexus は基本的に Cisco 独自 ASIC で作られていて、たまにマーチャントシリコンの Broadcom が混ざります。(Nexus3000 とか)

あと、製品のバリエーションが多すぎて、上記の表は一部でしかないです。最初は Nexus9300 を覚えましょう。

Nexus2000
  • FEX モード : Fabric Extender としてのみ動作する、特殊なスイッチ
  • 単体では動作せず、Nexus5000 や 9000 を親 (ペアレント スイッチ) として接続すると使用できます
    • NX-OS・コンフィグは、親スイッチで管理します
    • オークションで安く売っていても、これ単体では動作しません
  • ローカルシャーシ内で折り返し通信はできない [15] ため、親スイッチを経由して通信します
    • このため同一スイッチ内のトラフィックが多いサーバには向きません

Nexus3500

  • HFT (高頻度取引 / 高速度取引) 用、超低遅延スイッチ

Nexus3600

  • ディープバッファのルータライクスイッチ
Nexus5000 / 7000
  • 旧世代の Nexus BOX 型とシャーシ型
  • 7000 は特殊で、F ラインカードと機能が豊富な M ラインカードが存在します
Nexus9200
  • Nexus9300 の機能を削ったモデルで、VxLAN が使えなかったりする機種がある
    • その分お安い
Nexus9232E
  • Silicon One 搭載期の Nexus で、箱が Cisco 8200 と一緒
Nexus9300
  • 9300-FX が 2022 年現在一番メジャーな機種 まずこれを覚えます
  • Cisco LSE (Leaf Spine Engine) ASIC 搭載
  • 一番売れ筋の型式は以下
    • N9K-C93180YC-EX -> N9K-C93180YC-FX -> N9K-C93180YC-FX3
      • YC-EX は 2022/08 に End of Sale

Nexus9400

  • 縦型ラインカードのシャーシ型
  • Cloud Scale ASIC (GX2A) 搭載 [16]
Nexus9500
  • 9300 のシャーシ版
  • Cloud Scale ASIC 系
Nexus7700
  • Nexus7000 の後継
  • 9000 シリーズでサポートしない機能も、こいつは持っています
    • 例) OTV 機能で DC 間を接続 (DCI = Data Center Interconnect) する
    • 例) VDC でラインカードを論理分割して、複数のシャーシとして扱う
  • 近年は EVPN Border Leaf で DCI するため、お役御免気味
Nexus 400G 800G Family
  • 2022/10/18 Nexus 9232E 発表、Cisco 8111-32EH のように Silicon One G100 搭載で 800G x 32 ポート 2.56Tbps を実現
Nexus9800
  • Cisco 8000 ルータと共通と思われるシャーシを持つ
  • 400G / 800G 世代のシャーシ型スイッチ
  • Cisco Silicon One Q200 搭載 (2023 年の情報)
Cisco N9300
  • AI 対応 空冷 or 水冷 1.6Tbps OSFP x 64 ポート 10.2Tbps スイッチ
  • 2026 年下期登場予定
  • Silicon One G300 搭載

Juniper QFX

基本はマーチャントシリコンを採用する、Juniper の DC 用スイッチ。

採用するなら以下のような観点からとなります。

  • Juniper 独自機能を使いたい
    • バーチャル シャーシ (VC)
    • バーチャル シャーシ ファブリック (VCF)
    • Junos Fusion
  • Apstra で管理したい
  • Junos の知見を持つエンジニアが、導入する企業に多く在籍する

VC / VCF は不具合が起こるとトラシューが難しい + トラフィック片寄せの Verup が困難なため、大規模では避けるケースがあります。

QFX51xx が Leaf (Trident) 向け、QFX52xx が Spine (Tomahawk) 向け、という理解で良さそうです。

Apstra で自動化したり、AI 基盤で機械学習させて自動チューニングとかやらせると良さそうなスイッチです。

QFX5000
  • Broadcom Trident ASIC 搭載
QFX5100
  • QFX5120-48Y は Trident3 搭載で、Arista DCS-7050SX3-48YC8 とほぼ一緒です
  • Leaf 向け
QFX5200
  • Broadcom Tomahawk ASIC 搭載
  • Spine 向け
QFX5230
  • 5200 の 400G 版
  • Spine 向け
QFX5240
  • 5200 の 800G 版
  • Spine 向け
QFX5250
  • 5200 の 1.6T 版
  • Tomahawk 6 ASIC 搭載
  • Spine 向け
QFX10000
  • Juniper Q5 ASIC 搭載

Arista

Arista のスイッチはだいたい Broadcom の ASIC で作られています。他には Intel / Cavium が少し。

スイッチの SX 系とルータよりの R 系がありますが、TCAM のルート数は多くても 5M 程度。

スイッチ系

DCS-7050SX3
  • Nexus9300 の対抗馬 まずはこいつを覚えると良いです
  • Broadcom Trident 3 ASIC を搭載
DCS-7060X4
  • Broadcom Tomahawk 3 ASIC を搭載

ルータ系

DCS-7280R3
  • Broadcom Jericho2 ASIC を搭載
  • FIB は最大 2M 程度 [17]
DCS-7280R3K
  • Broadcom Jericho2C ASIC を搭載
  • FIB は最大 5M 程度 [18] (K 付きだとハイスケール)
DCS-7280R3AK
  • Broadcom Jericho2C+ ASIC を搭載
  • FIB は最大 5M 程度 [19] (K 付きだとハイスケール)
  • 縦型ラインカード シャーシ型

DCS-7800R4 , DCS-7700R4

  • Broadcom Jericho3-AI ASIC を搭載 [20]
  • AI Networking 用
  • 7800 は巨大シャーシ、7700 は分散スケールアウト用

リファレンス


ファイアウォール

FW

ファイアウォールは主に 2 種類に分かれます。

Classic Firewall

  • 主にサーバを防御します
  • 送信元 / 送信先 IP , TCP / UDP ポート番号でフィルタする、昔ながらのファイアウォールです
  • レイヤ 3 / 4 ヘッダをルックアップして転送すれば良いため高速です
  • 最近は様々なアプリが TCP 443 で動作するため、きめ細かい制御には向かなくなってきています

Next Generation Firewall (NGFW)

  • 主にクライアントのアクセス先を見える化・制御します
  • アプリケーション層もコントロールできる、次世代のファイアウォール
  • TCP 443 であってもアプリごとに通信可否や帯域幅を制御できたりします
  • また AD と連携して、IP だけでなくユーザやグループごとに通信可否を決定できます
  • 細かくなった分、設計や構築の費用が増大します

UTM や IPS , VPN という役割もありますが、今回は割愛します。

ファイアウォール
ローエンド1 ローエンド2 ローエンド3 ミッドレンジ

10 - 40Gbps

ハイエンド

40 - 200Gbps

Cisco ASA

旧世代

ASA5505

ASA5506-X

ASA5515

ASA5525-X

ASA5540

ASA5545-X

ASA5550

ASA5555-X

ASA5585-X
Cisco Firepower

現世代

FPR-1010

FPR-1120

FPR-1120

FPR-1140

FPR-2110

FPR-2120

FPR-2130

FPR-2140

FPR-3100

FPR-4100

FPR-9300

Juniper SRX

旧世代

SRX100 SRX210

SRX220

SRX240

SRX550

SRX650 SRX5400
Juniper SRX

現世代

SRX300 SRX320 SRX340

SRX345

SRX380

SRX550 SRX4300

SRX4700 SRX5600 SRX5800

Fortigate
Paloalto
Cisco ASA / Firepower
  • Firepower は FXOS / FTD / ASA が動作します
    • プラットフォーム モード : FX-OS / FTD で IPS エンジンの Snort をメインに使用します
    • アプライアンス モード : 旧来の ASA を OS として使うモード ほとんど ASA と同じように使えます
  • FPR2100 を除いて CPU で動作し、ASIC は搭載しません [21]
    • FPR2100 は ASA の機能を持つ、Lina ASIC を搭載
  • 最近はパケットが RFC に準拠しているか、パケット インスペクションで適合性チェックを行えたり、脅威検出によってホストを自動で隔離できたりします 余計なことしやがって
    • デフォルトで動作してサーバが自動で隔離されたりするので、切替や Verup など再送が多く発生するときには要注意
Juniper SRX
  • NetScreen の Screen OS を搭載していた NS / ISG の後継で、Junos で動作します
  • 2025/06 の Interop で SRX4700 が発表に Trio ASIC を積んで 1.4Tbps を叩き出す化け物
Fortinet Fortigate
  • ハードウェア処理を行う、プロセッサを搭載します
    • Security Processing Unit 5 (SP5)
    • Networking Processing Unit 7 (NP7)
    • Content Processing Unit 9 (CP9)
  • 複数の機能を使用すると、逐次処理を行いパフォーマンスが劣化するため、必要な帯域幅と相談する必要があります
Paloalto Networks PA
  • 並列ハードウェア処理を行うため、複数のプロセッサを搭載します
    • シグネチャーマッチ ハードウェア エンジン
    • マルチコア セキュリティ プロセッサ
    • ネットワーク プロセッサ
  • 各種機能を 1 度に処理するため、パフォーマンスの劣化が起こりにくいアーキテクチャになっています

CGN

ローエンド

-100Gbps

ミッドレンジ

-200 Gbps

ハイエンド

200Gbps-

備考
A10

旧世代

TH3030S

TH3040S TH4440

TH5440

TH5840 TH5840-11 TH5840 TH5840-11 TH5845

TH7440

TH7440-11 TH7445

A10

現世代

TH3350

TH3350-E TH3350S

TH7460S

TH7465

TH7468

TH7650

TH7655S

TH8665S

TH14045

機種により、モジュラーライセンスでスループットを制限することで価格調整が可能
Juniper SRX

旧世代

SRX 旧世代機 (筐体色がグレー) は、(少なくともリリース時の Junos では) CGN の Fullcone NAT (EIM/EIF) に対応していない模様
Juniper SRX

現世代

SRX4300 SRX4700 SRX4700 は Trio ASIC 搭載で、0.7Tbps or 1.4Tbps と非常に高速
Fortigate
F5

更新履歴

2023/05/18 : 初版

2023/07/31 : Catalyst 1200 を追加

2023/09/30 : Catalyst 1300 を追加

2025/07/03 : Cisco 8000 Secure Router / MX301 , C9350 / C9610R , SRX4700 を追加

2025/08/13 : C921J , C1110 を前世代に移動、C1121 を追加

2026/02/05 : 全体的に追記

2026/04/14 : Arista AI 向け製品を追記

2026/06/04 : CGN を追加

2026/06/24 : Nexus 800G , 1.6T を追加

2026/06/26 : MX204 の EoS 情報を追加

引用

  1. ↑ Data plane architecture
  2. ↑ Lead WAN Refresh with Cisco 8000 Series Secure Router Small : ISR1K (C1111/1121/1161 Ethernet SKUs) ----> C8161-G2 C8151-G2 C8140-G2 C8130-G2
  3. ↑ Cisco ASR 920 Series Aggregation Services Routers: High-Port-Density Models Data Sheet Major Differentiators Powered by the Cisco Carrier Ethernet ASIC
  4. ↑ Understand ASR 9000 Series Line Card Types
  5. ↑ ASR 9000 Ethernet Line Cards -TR and -SE Comparison Table and Common Error Messages
  6. ↑ M (M, MX) Series Hardware Dates & Milestones TSB107750 - End of Life Announcement: MX204 Product EOL Announced : 06/15/2026 Last Order : 06/15/2027
  7. ↑ HC34 Juniper Express 5 Packet Forwarding
  8. ↑ HC34 Juniper Express 5 Juniper Routing ASICs
  9. ↑ コアネットワークに最適な性能を提供! 400GEにも対応する最新ルーターは? P.16-17
  10. ↑ Juniper Introduces New Trio 6-based MX Portfolio
  11. ↑ シリコンアーキテクチャの選択:業務に適したツールの選定が重要 Juniper Trio 6 – 未知の要件向け Juniper Express 5:Juniper Express 5は、8 Tという業界最高のノンブロッキングスループットを1つのパッケージで提供します。
  12. ↑ Cisco C9610 Series Smart Switches Architecture Centralized modular architecture with a passive cable backplane.
  13. ↑ The Cisco® Catalyst® 1200 and 1300 Series switches provide simplicity, flexibility, and security for small and medium-sized businesses.
  14. ↑ RFC7938 - 大規模データセンター内でのルーティングのためのBGPの利用方法
  15. ↑ Forwarding Model The Cisco Nexus 2000 Series Fabric Extender does not perform any local switching.
  16. ↑ Classification TCAM with Cisco CloudScale ASICs for Nexus 9000 Series Switches White Paper CloudScale ASIC LS 25600 GX2A LS 12800 GX2B Nexus 9000 Family 9300-GX2A, 9300-GX2B, 9408
  17. ↑ 7280R3 シリーズ データセンター・スイッチ・ルーター データシート FlexRoute IPv4 と IPv6 の 両方のルート・スケールを 140 万ルート以上に拡張するための十分な余裕を備えています。
  18. ↑ 7280R3 シリーズ データセンター・スイッチ・ルーター データシート FlexRoute 大規模な 7280R3K シリーズは、FlexRouteサポー トを 500 万以上のルートに拡張します。
  19. ↑ 7280R3A Modular Data Center Switch Router Data Sheet Routing Table Scale and FlexRoute Scaling to more than 5 million routes in 7280R3AK
  20. ↑ Arista Unveils Etherlink AI Networking Platforms The 7700R4 AI Distributed Etherlink Switch (DES) supports the largest AI clusters, offering customers massively parallel distributed scheduling and congestion-free traffic spraying based on the Jericho3-AI architecture
  21. ↑ Firepower Data Path Troubleshooting: Overview Firepower 2100 Appliances However, there is a major difference in the 2100 series devices compared to the other devices, and that is the presence of the Application-specific integrated circuit (ASIC).