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| == 注意点 == | | == 注意点 == |
| + | すべて無保証なので、検証を行って妥当であるか動作確認が必要です。 |
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| === v4 ARP === | | === v4 ARP === |
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| * 機種によりハードウェア処理できるエントリ数が制限される場合がある (9300B , 9500) | | * 機種によりハードウェア処理できるエントリ数が制限される場合がある (9300B , 9500) |
| + | ** 例) 9500 は IPv4 ホストが 48,000 収容だが、ハードウェアでは 32,000 までしか収容できない |
| + | ** ハードウェアの値を超えた場合、パフォーマンスが落ちると思われる |
| * ARP (ダイレクト) が 24,000 + インダイレクト 8,000 の機種の場合、ARP が 24,000 を超えても即座に TCAM 割当不可とはならない (UADP 系) | | * ARP (ダイレクト) が 24,000 + インダイレクト 8,000 の機種の場合、ARP が 24,000 を超えても即座に TCAM 割当不可とはならない (UADP 系) |
| ** 上記の例で超えた場合、ルート (インダイレクト) から TCAM を借用して、/32 ルートとして TCAM を使用し、合計 32,000 まで使用できる (UADP 系) | | ** 上記の例で超えた場合、ルート (インダイレクト) から TCAM を借用して、/32 ルートとして TCAM を使用し、合計 32,000 まで使用できる (UADP 系) |
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| === v6 Neighbor === | | === v6 Neighbor === |
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− | * リンクローカルとグローバル ユニキャストで 2 つエントリを消費するため、注意が必要 | + | * Catalyst 4500X の場合、リンクローカルとグローバル ユニキャストで 2 つエントリを消費するため、注意が必要 |
| + | * Catalyst 9500 |
| + | ** リンクローカルが IPv6 ネイバーに載っても、TCAM リソースは消費しない |
| + | ** DHCPv6 Relay でホストがアドレスを取得しても、グローバル ユニキャストは IPv6 ネイバーエントリに載らない |
| + | ** グローバル ユニキャストに通信が発生すると IPv6 ネイバーエントリに載って、TCAM が消費される |
| + | ** DHCPv6-PD |
| + | *** TCAM の IPv6 ルートエントリのみ消費するため、IPv4 の使用リソースと競合せず、デュアルスタックで最も使用効率が良い |
| + | **** ただし IAPD のみ有効化し、IANA は無効化した場合の話 |
| + | *** リンクローカルは IPv6 ネイバーエントリに登録されるが、TCAM リソースは消費しない |
| * v4 と比べてヘッダ長が長いため、TCAM エントリは基本的に 2 倍消費すると考える | | * v4 と比べてヘッダ長が長いため、TCAM エントリは基本的に 2 倍消費すると考える |
| + | ** UADP 2.0 までの話で、2 倍消費することをダブルカウントと言う |
| ** UADP 3.0 からは、v4 と v6 のエントリ消費量が同じになった | | ** UADP 3.0 からは、v4 と v6 のエントリ消費量が同じになった |
| + | ** Sillicon One はダブルカウントする模様 |
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− | * v4 ホスト/ルートと v6 ホスト/ルートはリソースを共有しているため、デュアルスタックの環境では半分程度と見積もったほうが安全と言える (UADP , Silicon One 共通) | + | * v4 ホスト/ルートと v6 ホスト/ルートはリソースを共有しているため、デュアルスタックの環境では 3 倍消費すると見積もったほうが安全と言える (UADP , Silicon One 共通) |
− | ** サイジングの精度を上げたい場合は、ルート集約や v4 / v6 のルート数比率を計算に入れる | + | ** UADP 2.0 の場合、IPv4 ホストで 10,000 なら、IPv6 ホストは倍である 20,000 の TCAM リソースを消費 |
| + | *** v4 10,000 + v6 20,000 = 30,000 で v4 10,000 の 3 倍 |
| + | ** UADP 3.0 はダブルカウントされないため、2 倍と考えられる |
| + | ** サイジングの精度を上げたい場合は、ルート集約や v4 / v6 のホスト・ルート数比率を計算に入れる |
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| === SDM テンプレート === | | === SDM テンプレート === |
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| ** PVLAN | | ** PVLAN |
| ** EVPN | | ** EVPN |
− | * Silicon One はもともと Cisco 8000 シリーズという大型ルータに使われる ASIC が初出のため、コアルーティングの機能が充実しているが、LAN 系フィーチャはかなり乏しいと考えられる | + | * Silicon One はもともと Cisco 8000 シリーズという大型ルータに使われる ASIC が初出のため、ルーティングのフィーチャは充実しているが、2021/12 の 9500X 初期出荷 (First Customer Shipment=FCS) 時、LAN 系フィーチャはかなり乏しいと考えられる |
| + | ** Arista / Broadcom でいう DCS-7280R2K / Jericho+ の対抗となる |
| ** Meta (旧 Facebook) に One 搭載機をベアメタル ハードウェアとして出荷している<ref>Cisco and Meta Partner on Wedge400C Data Center Switch | | ** Meta (旧 Facebook) に One 搭載機をベアメタル ハードウェアとして出荷している<ref>Cisco and Meta Partner on Wedge400C Data Center Switch |
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| https://blogs.cisco.com/sp/cisco-and-meta-partner-on-wedge400c-data-center-switch</ref>ため、LAN 系フィーチャを充実させたいのだろうか ? | | https://blogs.cisco.com/sp/cisco-and-meta-partner-on-wedge400c-data-center-switch</ref>ため、LAN 系フィーチャを充実させたいのだろうか ? |
| ** Meta は自前で Network OS (FBOSS) を作っているため、LAN 系フィーチャの問い合わせが来ても、Cisco がろくにサポートできていないのでは、と思える | | ** Meta は自前で Network OS (FBOSS) を作っているため、LAN 系フィーチャの問い合わせが来ても、Cisco がろくにサポートできていないのでは、と思える |
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− | * いずれは UADP をローエンド用として格下げ、ハイエンドを One で置き換えといった棲み分けになりそう | + | * 次期モデルでは UADP をローエンド用として格下げ、ハイエンドを One で置き換えといった棲み分けになりそう |
| + | ** かつての Cat3850 系 UADP (Doppler) ASIC と 3750 系 Sasquatch / Strider ASICの関係 |
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| == 引用 == | | == 引用 == |