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DC で使用する EVPN で、たくさんの機器を GUI から構築・設定・監視できる Juniper Apstra を触ってみました。
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DC で使用する BGP EVPN で、たくさんの機器を GUI から構築・設定・監視できる Juniper Apstra を触ってみました。
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元々は Apstra 社の製品で Juniper に買収されたためにネットワーク機器メーカーに依存しません。
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元々は Apstra 社の製品で Juniper に買収されたために、管理対象は QFX に限らず対応しています。
    
このため Juniper ブランドでありながらマルチベンダーに対応しています。
 
このため Juniper ブランドでありながらマルチベンダーに対応しています。
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== ストーリー ==
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'''Cisco Nexus ACI / Juniper QFX Junos Fusion''' -> ベンダーにロックインされるだろ、いい加減にしろ !
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'''BGP EVPN''' -> 標準技術で構築できるのでロックインされない -> パラメータが多くて構築がめんどいだろ、いい加減 ry)
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'''BGP EVPN + Apstra''' -> Nexus / QFX / Arista / Whitebox 対応、GUI からたくさん管理できてにっこり
    
== できること ==
 
== できること ==
 
メーカーの資料を読む限り、以下の内容が Apstra で実現可能なようです。(できるとは言っていない)
 
メーカーの資料を読む限り、以下の内容が Apstra で実現可能なようです。(できるとは言っていない)
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以下は自分が理解するために、メーカーの製品概要から抜き出した内容です。
    
=== 対応機器 ===
 
=== 対応機器 ===
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==== IBA (Intent Based Analytics) : 運用であるべき姿をもとにして、正常性を保つ ====
 
==== IBA (Intent Based Analytics) : 運用であるべき姿をもとにして、正常性を保つ ====
死活監視のみではなく、手順書でよくあるステータス確認を常時実行して、状態確認を行える
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==== SSOT (Single Source Of Truth) : 死活監視のみではなく、手順書でよくあるステータス確認を常時実行して、状態確認を行える ====
 
* グラフデータベースの情報を元に、あるべき状態 (インテント) と、現在の情報を比較して正常性確認
 
* グラフデータベースの情報を元に、あるべき状態 (インテント) と、現在の情報を比較して正常性確認
 
** 物理ポートは Up か
 
** 物理ポートは Up か
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未対応 : ブラウン フィールドへ Apstra を展開する
 
未対応 : ブラウン フィールドへ Apstra を展開する
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* 構築済みの環境を Apstra のコントロール下に置くことはできない <ref>[https://www.juniper.net/content/dam/www/assets/additional-resources/jp/ja/2022-1/202207-apstra-general-presentation.pdf P.64 Brown Field(未対応) 既存のネットワークを自動化]</ref>
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* 構築済みの環境 (ブラウン フィールド) を Apstra のコントロール下に置くことはできない <ref>[https://www.juniper.net/content/dam/www/assets/additional-resources/jp/ja/2022-1/202207-apstra-general-presentation.pdf P.64 Brown Field(未対応) 既存のネットワークを自動化]</ref>
    
== メーカー資料リンク ==
 
== メーカー資料リンク ==
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* NOS 側のエージェント設定とか
 
* NOS 側のエージェント設定とか
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== インストール ==
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== Apstra インストール ==
 
EVE-NG 公式サイトの手順 <ref>[https://www.eve-ng.net/index.php/documentation/howtos/juniper-apstra-aos-server/ How to create images - Juniper Apstra AOS Server]</ref> でインストールしました。
 
EVE-NG 公式サイトの手順 <ref>[https://www.eve-ng.net/index.php/documentation/howtos/juniper-apstra-aos-server/ How to create images - Juniper Apstra AOS Server]</ref> でインストールしました。
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起動して CLI と GUI のパスワードを設定しておきます。
    
== スクリーンショット ==
 
== スクリーンショット ==
 
てきとうに NX-OS / Junos / EOS で 3 layer 組んでみたの図。
 
てきとうに NX-OS / Junos / EOS で 3 layer 組んでみたの図。
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Apstra とは管理ポートで各機器と通信できるようにします。
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以下の図からは分かりづらいですが、MGMT の雲アイコンはすべて相互に繋がっています。
 
[[ファイル:Apstra at EVE-NG.png|代替文=Apstra_at_EVE-NG|なし|サムネイル|800x800ピクセル|Apstra_at_EVE-NG]]
 
[[ファイル:Apstra at EVE-NG.png|代替文=Apstra_at_EVE-NG|なし|サムネイル|800x800ピクセル|Apstra_at_EVE-NG]]
 
GUI にログインして、
 
GUI にログインして、
 
[[ファイル:Apstra GUI login.png|なし|サムネイル|800x800ピクセル|Apstra_GUI_login]]
 
[[ファイル:Apstra GUI login.png|なし|サムネイル|800x800ピクセル|Apstra_GUI_login]]
 
NOS は固定 IP で設定、Apstra GUI から IP 指定して Offbox として機器を検出。
 
NOS は固定 IP で設定、Apstra GUI から IP 指定して Offbox として機器を検出。
[[ファイル:Apstra GUI node list.png|代替文=Apstra_GUI_node_list|なし|サムネイル|810x810ピクセル|Apstra_GUI_node_list]]
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[[ファイル:Apstra GUI node list.png|代替文=Apstra_GUI_node_list|なし|サムネイル|810x810ピクセル|Apstra_GUI_node_list]]Onbox と Offbox の違いはよくわかっていません。
    
== Apstra エージェント インストール用 NOS 初期コンフィグ ==
 
== Apstra エージェント インストール用 NOS 初期コンフィグ ==
テンプレートコンフィグを流し込み。以下は <> のパラメータを環境に応じて書き換える必要あり。
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今回は ZTP はやらないことにしたので、NOS に固定 IP を設定、Apstra で IP 指定して検出させました。
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検出させるためには、最小限連携用のコンフィグを適用しておく必要があります。
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Apstra の IP と Reachability が取れるように、以下は <> のパラメータを環境に応じて書き換える必要あり。
    
=== Junos ===
 
=== Junos ===
 
Junos は応答プロンプトがあるため、パスワード入力時に停止します。流し込みはできません。
 
Junos は応答プロンプトがあるため、パスワード入力時に停止します。流し込みはできません。
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(load terminal でできるかもですが、未確認)<syntaxhighlight lang="diff">
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(load set terminal でできるかもですが、未確認)<syntaxhighlight lang="diff">
 
root
 
root
 
Juniper
 
Juniper
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2023-08-20 01:02:18,738 ERROR:STDERR:  
 
2023-08-20 01:02:18,738 ERROR:STDERR:  
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</syntaxhighlight>ご丁寧にも "guestshell enable を有効にしろ" 、と出てきますので、<syntaxhighlight lang="diff">
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</syntaxhighlight>ご丁寧にも "guestshell enable を有効にしろ" と出てきますので、<syntaxhighlight lang="diff">
 
# show guestshell
 
# show guestshell
  

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